【コミックレビュー】君のことが大大大大大好きな100人の彼女 第4巻

君のことが大大大大大好きな100人の彼女 第4巻 COMIC

今回は私が映画化を切望するコミックス『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』第4巻のレビュー&プレゼン記事となります。

過去記事
【アニメレビュー】君のことが大大大大大好きな100人の彼女 感想 にて、コミックス3巻までのレビュー&プレゼンは実施済みなので、その続きをしていこうという趣旨もありますが、本命はそちらではございません。

私は100カノを映画館で堪能したいと心から切望している奇人なのです。
その想いをタイピングに乗せて現在、執筆しています。

世の中に、この想いに同調してくれる方がどれほどいるか分かりませんが、きっと0ではないはず。アニメ制作に携わっている監督を始めとしたスタッフの皆様方ならご理解いただけると信じています。

映画館で100カノ観たいよね?

このブログはレビューとプレゼンを融合させている奇妙なブログです。
そんな奇妙なブログを運営している私が100カノの映画化を願うのは自然の摂理なのです。

微々たる影響力しかないかもしれませんが、可能な限り100カノの魅力を世の中に広める努力をして映画化への道を1mmでも広くしていこうかと思います。

簡易的な収録エピソードの紹介。お気に入りエピソードを3つレビュー。最後にまとめとしてコミックス全体の魅力を総括しお届けしたいと思います。

それでは行きましょう。

収録エピソード

それでは第一章スタート。テンポよく行きましょう。
ここではあまりネタバレに触れないように心がけていきます。

目次再現(再現率30%くらい?)

私の技術の及ぶ範囲内で目次を再現致しました。
本誌ではここに愛くるしいデフォルメされたヒロインたちが集合しています。そのヒロインたちの姿はコミックスを直接手に取って御確認いただければ何よりです。

基本的に1話完結な傾向な作品ですが、珍しく25〜27話が連続エピソード構成となっています。
詳しいエピソード中身についてはレビューの方で述べていきます。

今回のビビーンは2名

3巻までで6名の恋太郎ファミリーが加入しました。(恋太郎を含めると7名)

今回新たなメンバーが2名加わります。

まずは4巻表紙を飾っている右側の少女。原賀胡桃。中等部3年生の生徒ということで恋太郎ファミリーについに中学生が加入です。
手に抱えたパンがキャラクター性を象徴しています。超食いしん坊キャラであり、唐音に次ぐツンデレ枠として貴重なツッコみポジションとして活躍してくれます。

もう1人は次巻=5巻の表紙を飾っている左側の女性。銘戸芽衣さん。年齢は19歳と高校生組よりも上です。大学生ではなく既に社会人に属します。花園羽々里のメイドとして人生を捧げている人物。

恋太郎ファミリーの加入は胡桃よりも後ですが、登場自体はコミックス3巻18話が初出。TVアニメ1期だとより明確に出番が描写されているのも印象深かった。CVは三森すずこさんだったので、察しが良い方はアニメだけでもこの方が重要キャラだと分かったのではないでしょうか?

5巻表紙の右側の少女4巻には未登場なので今回触れることができないのが残念。
こちらのPVにあるようにとっても個性的な少女ですので、後続記事で彼女の魅力を紹介できればと思います。

作品レビュー お気に入りエピソード3選(⚠️ネタバレあり)

さて収録エピソードと新キャラ2名のご紹介を済ませたところで、本格的なレビューと参りましょう。
ここから先はネタバレ成分を多分に含んでおりますのでご注意ください。

作品評価【SS+】

まずはネタバレ抜きでお届けできる作品評価について。
こちらは今回SS+とさせていただきました。安定してユニークなエピソードが跋扈する作品スタイルは1話1話の満足度が大変高くて素晴らしい。

後続エピソードを読み進めた上で改めて読み返すと恋太郎ファミリーが不思議と小規模に見えてしまう現象に陥っていて、多少評価を控えめにしているところがございます。

まだ1桁台なのですよね。。。

お気に入りエピソード1:原賀胡桃編

胡桃が中心となるエピソードは上記4話。今回ピックアップするのは第24話となります。

第4巻のトップバッターを飾る24話は恋太郎と胡桃の出会いが描かれるわけですが、胡桃はこれまでの彼女と異なり少々刺々しい印象を受ける。

空腹になるとイライラしてしまう性分故にビビーンときたはずの恋太郎にも強く当たってしまう。

しかし、そんな自分い最も腹を立てていることが確認できて読者として彼女に強く共感というか応援したくなる気持ちが湧いてきます。

燃費の悪さゆえのイライラという欠点を抱え、求める食事にありつけない胡桃に最善の対処をするのが我らが主人公:恋太郎。

メンチカツを所望する彼女は学校の購買で売り切れているそれを求めて学校外に飛び出そうとするが、恋太郎がそれをしなくても良い状況を作る。なんと自分でメンチカツを自作するのです。学校の調理室で。

あって間もない少女のためにここまで献身的なフォローができる恋太郎の彼氏っぷりが炸裂し、予想外に胡桃の方から告白する展開に突入する。この時の胡桃の表情が素晴らしい限りで野沢先生には感謝しかございません。

お気に入りエピソード2:花園羽々里編

花園羽々里。TVアニメでもラスボス的ポジションに君臨し、特殊エンディングまで披露してアニメ視聴者に強烈なインパクトを残した人物。

第4巻の表紙を飾るということもあって、TVアニメ1期と甲乙つけ難い爪痕を残しております。

おしめ発言。
実は羽香里メイン回での発言なのですが、羽々里の印象の方が尾を引く。後の恒例行事となる赤ちゃん化の薬(メイドイン薬莉)を誤って飲んでしまった羽香里と恋太郎を除くファミリーのお世話をするというエピソードの最後に放たれた台詞。インパクト絶大すぎて意外と良いエピソードの余韻が台無しです。

お気に入りエピソード3:銘戸芽衣編

芽衣さんが中心となるのは上記4わ。やはり恋太郎ファミリー加入となるファーストエピソード第30話が最も印象に残ります。

瞳が虹色🌈という衝撃的な設定の持ち主の芽衣さん。
5巻表紙にあるように基本瞼を閉じたスタイルの彼女の瞼をなんとかこじ開けようとあの手この手で恋太郎ファミチーが立ち回る第30話。とても愉快な展開のラッシュが繰り出されます。

静ちゃんが[わっ]っと突然発したり、凪乃が突然カッター(刃は閉まったまま)を押し当てたり、薬莉がやべー薬品を使おうとしたり(未遂)、胡桃があんぱんをプレゼントしたり、羽香里が唐音と羽々里を接吻させようとしたり・・・っとあの手この手が繰り出されてユニーク極まりない!

しかし、彼女たちが手を尽くすも芽衣さんの瞼は閉ざされたまま。

しかし、我らが主人公:恋太郎はやってくれました。ここでその手法を紹介するのは野暮というものなので控えさせていただきます。

瞼が開いたら、印象的な虹の瞳が出現。それは同時に恋太郎とのアイコンタクトが成立する瞬間であり、印象的なコマ割りでビビーンが訪れます。漫画のコマ割りというものは変幻自在に作品を盛り上げるのに貢献してくれますね。

そこから恋太郎ファミリー加入までのテンポの良さを素晴らしい限りで、ツッコミ不在で超特急で辿り着くので、読者である自分自身が作品に介入せんとばかりにツッコミを入れようとしてしまう辺り作品に自分が染まっている感覚すら味わえる。

まとめ&プレゼン

それでは感想も述べ終えたので、最終章と行きましょう。
ここまで述べた感想を削いで作品の魅力をよりシンプルにコンパクトに仕上げていきましょう。

今回レビューしたタイトルはこちら。『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』第4巻!

TVアニメ1期を視聴していると、既存6名の彼女だけでファミリーは完成していると思い込んでしまいますが、恋太郎ファミリーに限界などございません。

新ヒロイン2名が加入することで魅力の再発見や新たな化学反応に出会うことができます。

再発見という意味では胡桃の存在は非常に大きい。空腹ゆえに気性の荒さを抱える彼女。

その尖った性質故に自分を非難してしまう。

しかし、このコミックスのジャンルは新感覚ファミリーコメディ!
誰にだってその存在を肯定してもらえる居場所と巡り会えると証明するのが、『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』。

恋太郎と恋太郎ファミリーとの出会いが胡桃与えたものは計り知れない。

芽衣さんの加入は恋太郎ファミリーの新たな化学反応を見せるという意味で非常にエキサイティングでした。

あの手この手で芽衣さんの瞳を見ようとアプローチをする恋太郎ファミリーのレパートーリーはユーモアに溢れています。

新加入したばかりの胡桃も馴染んでおり、既存彼女の新たなやりとり・関係性が進展しているからこそ繰り出されるやりとりに微笑ましさもあって素晴らしい限り!

本作は個性的すぎる個性を持った少女たちを受け入れる恋太郎の懐の広さに感服します。

故にこんな台詞が飛び出してくることもOKなのです!

(いい感じに締めようとしていたのですが、なんか台無しでしょうか?)

それでは今回は以上となります。お時間いただきありがとうございました。

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