【映画レビュー】怪盗グルーのミニオン超変身 感想

映画

おはようございます😀ブログ管理人のあーさんです。

今回は2024年7月19日公開の映画**怪盗グルーのミニオン超変身**を鑑賞して参りましたので、その感想を綴っていきたいと思います。


前提として私のミニオンズシリーズ並びに怪盗グルーシリーズの視聴状況を記します。

2010年公開『怪盗グルーの月泥棒』未視聴
2013年公開『怪盗グルーのミニオン危機一発』未視聴
2015年公開『ミニオンズ』未視聴
2017年公開『怪盗グルーのミニオン大脱走』未視聴
2022年公開『ミニオンズ フィーバー』未視聴

この通り、全く過去作を履修していない状況です。つまりど素人ということですね!(ドヤ顔)

果たして、予備知識ゼロに等しい状況で鑑賞した結果どうなったのか。結論を述べていくとしましょう。

過去作知らなくても**そこそこ**楽しめるアトラクションムービー

過去5シリーズの映画本編を見たことない私ですが、それなりに予告編などで作品の雰囲気は察知していたので特に高い期待を持たず、それなりに楽しませてもらったというのが率直な感想となります。

  • 笑福亭鶴瓶のアフレコはやはり独特で違和感を覚える
  • ミニオンズが一体なんなのか全く理解できないけど、物語において重要ではないので気にしないが正義
  • 怪盗グルーって捜査官だったのか!
  • 意外とスケールの小さい物語
  • グルーの真骨頂!ありあわせのベビーグッズで怪盗を働く姿は愉快痛快
  • ポピーとは結局何だったのか・・・

以上が私が映画を鑑賞して抱いた素直な感想です。

笑福亭鶴瓶のアフレコはやはり独特で違和感を覚える

やはり一番最初に感じたのは主人公グルーに吹き替えをする笑福亭鶴瓶さんの声。

どうしても吹き替えをしている本人の顔がチラついてくる。

あの独特なしゃがれ声というかハスキーボイスは笑福亭鶴瓶の顔と結びつき過ぎている。

終盤は違和感なく見れるようになりましたけど、序盤は

似合ってね〜!

とずっと思っていました。だって笑福亭鶴瓶の声にしか聞こえないし、作中の舞台はどう見てもアメリカなのに関西弁を放つんですよ。

何故、キャスティングされたのか製作陣に問いただしてみたいですね。もっと他に適任がいたでしょ。

ミニオンズが一体なんなのか全く理解できないけど、物語において重要ではないので気にしないが正義

謎の生物ミニオン。過去作を見れば正体がわかるのかな?

少なくとも今回の映画本編だけを視聴した身としては一体どういう存在なのかよくわからないというのが正直な印象。

なぜグルーと行動しているのか。

なぜメガミニオンに進化・・・いや新化できるのか。

初見の私には珍紛漢紛。

基本的に画面の賑やかし要因にしかなっておらず、トラブルメイカーとしての活躍が目立つ存在で私としてはあまり好感を抱く対象にならなかった。

映画のタイトルに毎回採用されるキャラクターなんですけどね・・・。

過去作を見ている人の目には違って映るのかもしれないですが、私個人としてはシリーズもの映画にはある程度新規に配慮して欲しいと思う気持ちも多分に持ち合わせているので、もう少しミニオンズに良い印象を与えるような作劇を心がけて欲しかったと思います。

こういうトラブルメイカー気質なキャラを好む人も多いだろうし、作品のメインターゲットとなる児童層に受け入れられているのであれば私のような大人の意見を汲む必要ないかもですけどね。

怪盗グルーって捜査官だったのか!

ずっと怪盗=悪役の物語だと思っていたので、グルーが捜査官だという事実にはビックリしました。

過去作のどこかで転職したとかなんとか。

映画本編では捜査官としての活躍は今ひとつ他人任せな印象でしたので、まだまだ未熟な新米ものなのですかね。

意外とスケールの小さい物語

今回の物語。言ってしまえばグルー個人を標的にしたドタバタ騒動でしかなく、世界の危機とかそういう類の話ではなかった。

物語性も薄くグルーの心境的成長とかも一切なく味気ないと率直にコメントします。

  • グルーが旧知の悪党を捕まえる
  • 捕まえた悪党がグルーへの報復宣言を残し脱獄
  • グルーファミリー、身元を隠すために組織に用意された新居のある新しい街へと引っ越す
  • 新居のお隣さんポピーに何故かグルーの怪盗である過去がバレていて、怪盗に憧れる彼女に強引に協力させられる
  • ポピーの協力を達成したことで敵を増やし、その敵によって自分の新居が脱獄した悪党にもバレることとなる
  • 敵と悪党がグルーファミリーに襲来し、グルーはこれを何やかんや撃退する。

大体こんな流れ。

この流れの中にグルーと奥さんの子供**グルーJr.**がグルーのことを父親として認めるという物語性はあるのだけど、そこまで深く語るドラマ性のようなものがないのが惜しい。

映画に物語性=ドラマチックな感情の琴線を期待している人には期待はずれに感じてしまうのも否めない作品です。

グルーの真骨頂!ありあわせのベビーグッズで怪盗を働く姿は愉快痛快

本作最大の見どころと感じたのはポピーに脅迫されてグルーが通っていた学舎から学園長のペットを盗みに向かうくだり。

ここは素直にエンターテイメントしていて太鼓判を押せる一幕でした。

赤ちゃんを連れて学舎に侵入するというツッコミ所はあるものの、その赤ちゃんがファインプレーを起こすというお約束を回収してペットを盗む一連の流れは見事。

怪盗道具を詰め込んだバックと間違えてベビーグッズを詰め込んだバックを持参してしまうという致命的なミスをものともせず、

ピンセットの針で窓を円形にカットし哺乳瓶の吸盤でカットした窓を抜き取る

という一体どんな思考回路をしていたら発想するんだ!?と賛辞の言葉を送りたくなるグルーの回答としての手腕は見ていて心が躍りました。

ポピーとは結局何だったのか・・・

最後にこの映画の物語を動かす要因となったポピーについて。

まじで物語を終幕に向かわせるための役割しか果たしていないといのが私には残念で仕方なかった。

ただの怪盗マニア!?

なぜ、グルーの正体を知っているのか特に語られることもない。過去の怪盗・悪党に精通している様子なのでネットとかで調べ漁って知識を身につけていたという憶測は立てられるのですが、そんな彼女の元に都合よくグルーが引っ越すというのは神様のいたずらか何かだったのかな?

ダンシングゲームでパーフェクトスコアを叩き出すフィジカル持ち。なお劇中で特に活かす機会なし

身体能力が優れているというのは随所に描写され、平成初期生まれには馴染み深いダンシングゲームをパーフェクトスコアでクリアする(猫とタッグを組んでいる)という常人離れしたスペックの持ち主。

しかし、そのスペックが確認された後イマイチ役立てることなく物語が進行していくので、彼女の設定は必要だったのか疑問に思ってしまう。

彼女の最大の見せ場はグルーJr.が誘拐され空中へと攫われてしまった時に、飛行機能搭載の車でグルーの下に駆けつけて共に追跡するというドライバーとしての活躍

うん。フィジカル関係ないよね!

結局、グルーの新居を敵に教えるきっかけをもたらし物語を終わらせるための舞台装置という印象が拭えない

ポピーの誘い改め脅迫がなければグルーの新居が敵にバレることはなかった。

彼女の個人的要望を叶えるためにグルーが怪盗に復帰しペットを盗んだことで、ペットに仕込まれていたGPS情報とペットを盗まれた飼い主の怒りを買ったことがグルーの居場所が判明する原因となったので、ポピー大戦犯じゃんっ!と思わなくもない。

しかし、物事を別の側面から見ると早期に敵と決着をつける機会を設けたとも言えるので結果オーライだよね〜という感想も持ってしまう。

実際、グルーファミリーの少女らは新居に越していたことで不慣れな環境となり友人はいないは偽名は名乗らないといけないはペットの山羊と離れ離れにさせられるわとポジティブな変化よりもネガティブな変化の方が勝っていた。

そんな少女らを元の環境にいち早く戻すイベントを引き起こしたと見ればポピーの存在も物語において重要だったと言えるのかもしれない。

結局舞台装置以上の役割は感じ得ないのが残念なのですけどね。

もう少しグルーとの師弟関係的なものに発展していれば違った印象になったと思うのだけどな〜。

終わりに

今回は**怪盗グルーのミニオン超変身**を鑑賞した率直な感想を記事としました。

個人的にはまぁまぁ楽しめた。

過去作を全く知らない状況だったので、こんなもんかな〜と納得しています。

機会があれば過去作を見て評価を改めてみたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました