今回はコミックス『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』の第5巻の感想記事となります。
私は割と真剣に「100カノ」は映画化に値すると思っています。
個別ヒロインに焦点を当てて、1本の劇場公開作を制作していくというスタイルなら映画化可能だろうと思っています。それくらいのポテンシャルを今作は秘めている。
というわけで、可能な限り多くの方に作品の魅力を伝えるのがこのブログのミッション!
映画化の可能性をこじ開けるためにコミックス『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』の第5巻の魅力をお伝えしていこうと思います。
コンテンツのは上記のようなラインナップ!
簡易的なストーリー解説。作品レビュー。最後に作品の面白さをまとめる形でプレゼン。
それでは本編スタート!
ストーリー解説
チャプター1。ストーリー解説。
ここではネタバレ成分は控えめに、新登場したキャラのご紹介に留めます。
目次再現
目次はこんな感じ。
keynoteを活用して再現できる範囲で再現。実際の紙面では各エピソードのタイトルも載っています。
今回のビビーン!!は2名
100人の彼女が登場すると宣言しているので、毎巻のように新彼女が登場します。
ストイック?弩級のM?須藤育
恋太郎と同学年の女子野球部所属の少女:須藤育。アニメ2期でも登場が確定しており、CVは高橋李依さん。上記画像の右側の少女ですね。
ボーイッシュな見た目と、努力と根性という言葉が常に行動に付き纏う。マイルドに表現すると。そんな感じのキャラ。
マイルドに表現しないとどうなるかというと・・・。
それはレビューで触れていきます。
美しさと可愛い発言が魅力的な美杉美々美
続いて登場する彼女は美杉美々美。画像の右側の女性ですね。2年生ということで、恋太郎の1つ年上。
この方は、兎にも角にも美しさに磨きをかけることを最優先としてきた人物。日々のルーティン。発言の全てに美を意識している。
今シリーズ屈指の上品なキャラクター。
ここだけ説明文だとコメディ成分は?
と疑問を抱くかもしれませんが、ご安心を。美々美先輩も恋太郎ファミリーの一員らしく天然可愛い発言で作品の面白さをブーストしてくれるので。
作品レビュー(⚠️ネタバレあり)
それではチャプター2です。作品の本格的なレビューと参りましょう。
ここから先はネタバレ成分がパワーアップしていくのでご注意ください。
作品評価【SSSS】
まずはネタバレなしのレビューを。
作品評価は【SSSS】。当ブログ最高ランクの評価とさせていただきました。今回の収録エピソードの切れ味は素晴らしい限りで、終始ニコニコしながら読み進めることができる。
コメディセンスが抜群に良い。登場彼女の人数が増えたことによる化学反応の進化も加速的に飛躍しており、大人数になるほど作品のポテンシャルが拡張していくことを強く実感します!
須藤育メインエピソード
まずは新彼女の1人。須藤育のエピソードの感想を挙げていきます。彼女がメイン級の扱いを受けたのは第33〜36話と番外編。このレビューでは番外編を除くエピソードの感想を記していきます。
やはり彼女は発言の切れ味が凄い!
「キッツぅぅぅ〜〜〜〜!!💖」
ことあるたびに可憐でボーイッシュな容姿からミスマッチな快に浸った言葉が飛び出す!巻数を重ねるごとに進化している疑惑もあります。
身体に負荷がかかることに喜びと興奮を覚えてしまう。それが育。恋太郎ファミリーの中でも屈指の奇人。
育と親交を深める第34〜36話は野球回。
このマンガが真剣に野球をするだけで済むわけなく、随所にパロディが挟まれる。「ドラゴンボール」や「少林サッカー」などのネタが炸裂。
これが面白い。腹を抱えて笑うという方向ではなく、心にくる熱いものがある。もちろん、コメディらしさは損なわれていないし、いつもと同じ笑えるネタが満載。しかし、「100カノ」の魅力の一つであるファミリーの絆がフルパフォーマンスするエピソードでもあるのが心に刺さる!
ロゼッタ・ストーン
やはり第5巻ではこれに触れなくてはならない。
ロゼッタ・ストーンと揶揄される伝説の見開き。上記画像がそれの再現。第37話にて恋太郎ファミリーの日常回が披露されるのですけど、それのクライマックスに放たれたのが吹き出し💬。
なんという情報量!これはアニメで読み上げることになる加藤渉さんの技量が試される。
彼女9人分の魅力を一息で語っている。しかもノーシンキングタイムで。
恋太郎のヤバさがよくわかるコマ・見開きです。
美杉美々美
お次は美杉美々美先輩のエピソードの感想です。
美々美先輩のメインエピソードは39〜41話。ちょいと少なめですかね。
まずは美々美先輩の奇人成分をご紹介しなくては!
この人、発言が結構天然寄りなのですよね。恋太郎に一目惚れして告白するまでのスピードも凄まじいが、凄いのその後!告白後に恋太郎に彼女が9人いると知る。その事実に動揺するのだが、自分が記念すべき10人目であると気づくと満更でもないご様子。
普通、そうはならないでしょ!?
と、読者がツッコミを入れたくなる。
この発言に留まらず、美々美先輩はところどころ一般的とは異なるリアクションをするのが面白い。彼女も生粋の恋太郎ファミリーですね。
美々美先輩は凪乃と過去に因縁があり、ファミリー加入にあたって他作品では定番とも言えるバトル展開に発展する。
そこで行われたのが「美しさ探し」という読者を置いてけぼりにするバトル。
なぜか恋太郎は1日でルールは完全マスターし、審判を務めている。
ツッコミが追いつかない。唐音が全力で突っ込んでくれるが、それでも足りない。
この「美しさ探し」対決。その場に居合わせる恋太郎ファミリー11人のうち対決をする美々美先輩は凪乃を除く9名の美しさをより多く列挙できた側に軍配が上がるという非常にシンプル?なバトル。
上記画像はその決戦の末に恋太郎がたどり着いた姿。
何があったのかはこの記事を読んでいる読者のご想像に任せたい。アニメを見たり、コミックスを読めば答えはわかります。
恋太郎がファミリーを想い、身を張ってたどり着いた姿。美しいですよね?
その他パロディ要素
第5巻はとにかくパロディ要素がてんこ盛りなので、レビューの締めとしてその一部を抜粋。
『アルプスの少女ハイジ』『天空の城ラピュタ』『ベルサイユのばら』
誰もが知る名作をパロっているので元ネタがよくわかるのが重要!パロディネタは元ネタがわかってこそ真価を発揮します。
極め付けは美術品までパロっている点。ダビデ像をパロった描写が登場します!
本作の引き出しの多彩さには驚かされる限り!
まとめ&プレゼン
それでは最終チャプターです。ここまでレビューで綴った魅力を総括し、一言にまとめていきましょう。
まとめる前にあらためてレビュータイトルをご紹介。今回はコミックス『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』の第5巻をレビューしました。
この第5巻の魅力を一つに絞るのならば、ブレーキが壊れているのではないかと確信せざるを得ないパロディーのラッシュ!
読者の誰もが知る名作を全力全開でパロディしているので、こちらは防御不能。
『ドラゴンボール』・『少林サッカー』。
『アルプスの少女ハイジ』・『天空の城ラピュタ』・『ベルサイユのばら』
ダビデ像
ロゼッタストーンを彷彿とさせるコマ。
作品のコメディ性が限界突破し読者を終始笑顔に、抱腹絶倒させてくれる素晴らしい巻でした!
それでは今回は以上となります。お時間いただきありがとうございました。
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