史実の競走馬サッカーボーイをモチーフとするウマ娘ディクタストライカ。
その戦績は短く、最後の着順も決して有終の美を呼べるものではない。
だが、たとえ最後が有終の美でなくてもキャラクターの挫折体験とそれを乗り越えるプロセスで彩ることでエンタメとして昇華できる!

おはようございます。『ウマ娘シンデレラグレイ』の🎞️映画化を心から夢見ています!
ブログ管理人のあーさんです。

今回は『ウマ娘シンデレラグレイ』のメインキャラクターの1人、ディクタストライカの戦績をまとめました。
実在した競走馬サッカーボーイをモデルとするディクタストライカの戦績を『シンデレラグレイ』での活躍と共に振り返って参りましょう。

サッカーボーイの出走期間は2年と短い。本編でもディクタストライカの出走描写は多くはないです。
しかし、あの手この手で強く印象に残るウマ娘として読者にお出しされた事実をこの記事でご紹介していきます。

それでは本編スタート!
1987年 デビューからGⅠ勝利へ

ディクタストライカのモチーフとなったサッカーボーイのデビューは1987年。
8月9日のデビューから勝ち星をあげ、早々にGⅢへ挑戦。重賞初戦は4着と惜しい結果に終わるが、続くもみじ賞で1着。年末のGⅠ:阪神3歳ステークスでも1着を掴み、デビュー初年からGⅠの栄光を掴む。
同世代最強と言われるのも納得の戦績を記録する。
注目すべき点はもう一つ。出走レース全ての距離が短距離となっている点。これが後の挫折、そして最後への伏線へと繋がっていく。
1988年 挫折と復活と引退

1988年。日本ダービー(2400M =中長距離)で大きな挫折を経験する。
世代最強とまで謳われていたのに15着という惨敗を記録してしまう。
日本ダービー惨敗を取り上げるメディア

史実での🗞️メディアがこれをどう取り扱ったのかは当事者世代でないのでわからないが、『シンデレラグレイ』では多くのメディアが大きく取り上げ彼女のことを叩いた。
そのことに憤るディクタストライカの姿は見ていて辛いものがあった。
完全復活を遂げる函館記念

だが、憤るだけで終わるディクタストライカではなかった。
地方、函館で行われるGⅢ函館記念。地方といえどメリービューティー・シリウスシンボリといったダービーを制した猛者が揃う決戦の舞台。
ここでディクタストライカは殻を破り、ダービーウマ娘2名に背中を見せつけ勝利を掴む。
日本ダービーでの惨敗を執拗に攻撃する📰メディアへの怒り。何より自分に対する怒りが彼女を次のステージへと押し上げダービーウマ娘をも凌駕する実力者へと覚醒させたのであった。
記録にはないコミックオリジナルレース

コミックでは史実に記録されていないレースも行われた。
天皇賞・秋。ジャパンカップで惜敗を繰り返したオグリキャップに模擬戦を「遊ぼうぜぇ」と申し込み、強引に勝負の場に引き摺り込む。

ディクタストライカはオグリキャップを挑発するような言葉を次々と飛ばし煽る。
それは全て親切心から行われているので不器用という他ない。
時代を作るウマ娘が必ず到達する境地“領域”。
ディクタストライカ自身も函館記念で辿り着いた“領域”にオグリキャップも踏み込めると信じたからこそ、わざわざ🌃夜間トレーニング中のオグリに模擬戦を申し込むのだから。
この模擬戦はディクタが途中で走るのをやめたので決着はお預けとなる。
中断したのはオグリが殻を破る確信を得たから。そして、万全の状態で勝負ができる有マ記念でこそ決着をつけるべきと判断したからであった。
有マ記念 中長距離への挑戦

タマモクロス・オグリキャップ・スーパークリークといった時代を代表する傑物が揃う有マ記念。
ディクタストライカは出走時のアクシデントで頭部を負傷、流血しながら走行することとなる。

だが、その状態でもベストを尽くす。
領域:弾丸蹴脚を披露し同世代最強の座をかけてゴールへと邁進する!
結果はすでに表で伝えた通り3着。やはり流血トラブルが与えた影響は大きかった・・・。
しかし、スーパークリークの失格判定を受けての繰り上がる順序ではあるが、かつて惨敗した日本ダービーよりも長い2500M となる有マ記念で3着を掴んだ事実を叩くメディアはいないことであろう。
このレースを最後にモデルとなった競走馬サッカーボーイはターフを後にする。ディクタストライカもその後の出走描写はなし。
だが、キャラクターとしての出番は続き作品を彩り続けてくれている。
まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は『ウマ娘シンデレラグレイ』のメインキャラクターの1人、ディクタストライカの戦績を紹介しました。
最後に軽くまとめといきましょう。

戦績を一覧できる状態にまでダイエットしました。
引退試合となった有マ記念。ディクタストライカの口からこのレースは中長距離へに挑戦と表現していた点が強く印象に残りました。
たとえ最後が有終の美と言える結果にならなくてもキャラクターの挫折体験=日本ダービーとそれを乗り越えるプロセス=函館記念での領域覚醒と有マ記念への挑戦で彩ることでこうもエンタメとして昇華できることに天晴れと呼ばざるを得ません!

それでは今回は以上となります。
当ブログではウマ娘シンデレラグレイの魅力を中心に発信・投稿しております。加えて史実を彩ってきた名馬たちの武勇・物語もご紹介しています。よければ他の記事にも目を通していただければ励みになります。
また別の記事でお会いできることを心よりお待ちしております。
お時間いただきありがとうございました。


コメント