【海外遠征の開拓者】シリウスシンボリの軌跡

海外遠征の開拓者シリウスシンボリ ウマ娘

🌍海外遠征で日本競走馬の実力を証明したタイキシャトル・エルコンドルパサー・サトノクラウンetc

その土台となる礎を作り上げた名馬(バ)シリウスシンボリの偉大な物語を知っていますか?

おはようございます。『ウマ娘シンデレラグレイ』の映画化を心から夢見る!ブログ管理人のあーさんです。

イメージイラスト作成アプリ:Sea Art

本記事の主役はこの方。シリウスシンボリ!

コミックス4巻で繰り広げられたスーパーGⅡこと“毎日王冠”から姿を現したウマ娘ですね。

コミックスでの出番は控えめな部類でメイン級のキャラクターではございません。

しかし!

この方の偉業なくして語れない物語が無数にあるので、微々たる出番でも記事一つや二つの主役は余裕でこなせてしまいます。

Webサイト優駿たちの蹄跡から引用

この表は史実の競走馬シリウスシンボリが出走した海外レースをリストアップしたもの。
Webサイト優駿たちの蹄跡からの引用となります。スペースの都合上、情報のスリム化という方向でアレンジしています。原本に載っていた貴重な情報をある程度オミットしていますので、上記サイトと併せてご覧いただければ嬉しく思います。

1985年。まだ日本競走馬が海外遠征をするには向かい風が吹いていた時代。
その逆風を突き進み後世への活路を切り拓いたお方であることをお伝えするのが本記事のメインテーマとなります。


ゲームソフト『ウイニングポスト10 2024』で学んだシリウスシンボリの物語を読者の皆様にご紹介していきたいと思います。

それでは本編へGO!

シリウスシンボリのデビューから引退までの軌跡を辿っていきましょう。

シンボリルドルフと同じシンボリ牧場で育ったシリウスシンボリ。
2歳の時からルドルフと共に調教を受け早い段階で大物になることを有望しれていました。

実際に下記表の通り、シリウスシンボリは目覚ましい成果を上げていく。デビューから国内で出走したレースでは1着4回。2着は1回。

1回だけ失格扱いとなっているが、初のGⅠとなる東京優駿こと🏇日本ダービーを制した実力は本物。

だが、実力以上に世間に取り沙汰されてしまったのは「お家騒動」の方であった。

Webサイト優駿たちの蹄跡からの引用

この騒動から遠ざける意味もあったのか🏇日本ダービーを制した後に丸2年間に及ぶヨーロッパ遠征に進む運びとなる。

お家騒動が根にあることを考えると積極策とは言い難いが、それでもこの決断が後の日本競馬界を発展させる礎となっていくのであった。

ヨーロッパ現地で本格的な競争生活を始めてシリウスシンボリ。述べ14ものレースに出走する。その中にはあの世界最高峰のレース“凱旋門賞”も含まれる。

Webサイト優駿たちの蹄跡からの引用

結果だけ見れば1着を掴んだレースはなし。最高成績はフォワ賞の2着。

人によってはしょっぱい結果だと断じるかもしれない。

だがしかし!

まだ日本競走馬の海外遠征が定着していなかったこの1985〜1987年。

海外遠征に必要な知識・ノウハウといった環境不十分な中で14ものレースに出走したのは偉業と言わざるを得ない!

シリウスシンボリが培った経験が後続する海外遠征の大きな資金石となったのは揺るがぬ事実であろう。

Webサイト優駿たちの蹄跡からの引用

2年間の遠征期間を終え、日本へ帰国したシリウスシンボリ。

海外で揉まれた成果を発揮することなく、一度も1着を取れずじまいのままタマモクロスが芦毛対決を制した天皇賞・秋を最後に引退。

🏇日本ダービーの栄光を掴んだのが最後の1着となってしまったことに切なさを感じてしまうが、シリウスシンボリが日本を離れていた2年の間に日本競走馬のレベルが向上してきた事実であると前向きに捉えたい。

いかがだったでしょうか?
今回は日本競走馬の海外遠征の礎を切り拓いたシリウスシンボリの物語をご紹介しました。

コミックスでも日本ダービーを制したことと海外遠征について強調されていて、凄い名バであることはなんとなく察していましたが、実際に歴史を追ってみると一言で表現できないドラマがありますね。

Webサイト優駿たちの蹄跡からの引用

シリウスシンボリはレギュラーキャラではない。なので『シンデレラグレイ』で展開されたレースでの出走描写は2回だけとなっています。

毎日王冠天皇賞・秋がそれにあたります。

函館記念もコミックスでチラッと描かれましたが、回想形式だったので本格的なレースシーンはなし。今回のリサーチで始めて函館記念にシリウスシンボリも出走していたのだと知りました。

そして一番驚いたのが、天皇賞・秋が引退試合であったこと。
その辺の描写は一切コミックスで描かれていなかったので、またどこかで再登場するのかと思っていたのですがここが最後だったのですね。

調べれば調べるほど深い世界です。

それでは今回は以上となります。ここまで読んでいただいたこと及びお時間いただきありがとうございました。

別の記事も読んでくれたら嬉しく思い、とても励みになります。

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