声優の舞台挨拶付き「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:」 レビュー

映画

こんにちは😆「けいおん!」直撃世代なあーさんです。

本日は私の大好きな作品。「ぼっち・ざ・ろっく」のアニメ最新作「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:」の舞台挨拶付きライブビューイングを鑑賞してきましたので、作品の感想・レビューを記事にしていきたいと思います。



私はこの作品大好きで大好きで大好きなんです。(語彙力)

私は14年くらい前かな?高校生の時に初めて日常ものアニメに触れて、いわゆる「きららアニメ」のファンをずっとしています。

ぼっち・ざ・ろっくとの出会いはアニメ化するよりも前。まんがタイムきららMAX2019年の4月号に連載されている時に出会って、脳を焼かれました。
原作コミック2巻の2番目に収録されているエピソードが私にとってのぼっちちゃんや結束バンドのメンバーとのファーストインパクトでした。
このファーストインパクトが強烈でファンになった私は、コミックスを購入するようになり、いつかアニメ化しないかな〜とか考えていたものです。

そんな願望が実現しアニメ化され、劇場にまでぼっち・ざ・ろっくの世界が広がった。

いわゆる原作勢な私にとってこの展開は神展開と言わざるを得ない。感極まるものです。

そして、私の目はそれなりに肥えています。原作を読み、コミックスも周回で読んでる。アニメも2〜3週は見たかな?

大好きなので何度でも読んで、見ている。目は肥えています。

そんな私が改めてアニメの総集編映画を見て新鮮な感情を得ることはできるのか?

そんな疑問を抱きながら見に行った劇場総集編の出来栄えは・・・

最高だったよ!!!!

いや〜素晴らしかった。良かった。エクセレント。

私も語りたくてうずうずしているので何が良かったのか具体的に見ていきましょう。

なるべくネタバレは控えめにいきますが、既にTVアニメで放映済みという内容が映画の9割ほどのメインとなっているのでTVアニメの要素については普通に語っていきますのでご理解よろしくお願いします。

構成が見事!ぼっちちゃんの成長譚として上手くまとめてある

今回の映画はアニメの1話〜8話を編集して1本化されています。

第1話から順を追っての構成でやってくるのかと思っていたら、冒頭のシーンはTVアニメ5話のシーンから導入になっていた。

ぼっちちゃんと虹夏ちゃんが自販機の前に夢・目標についてやり取りするシーンです。

ここで虹夏ちゃんは自分の夢・目標をやんわりとぼっちちゃんに伝える。ぼっちちゃんは自分の夢・目標がイマイチ言語化できていない。

ぼっち・ざ・ろっく TVアニメ5話より


このシーンが映画の幕開け。

そして、映画の幕引きはTVアニメだと8話のシーン

初ライブの成功を祝って打ち上げを行う結束バンドとライブハウスのメンバー+アル中(廣井)。

打ち上げする居酒屋の外に出てぼっちちゃんが虹夏ちゃんに自分の夢・目標を伝え、虹夏ちゃんのセリフ
「見せてよね。ぼっちちゃんのロック・・・、ぼっち・ざ・ろっくを!」

テレビアニメ第8話より

ここで映画が終わり、エンディングに突入します。

映画の幕開けと幕引きが見事に繋がるんです!
すごいでしょ!

映画の冒頭で答えがわからない状態だった後藤ひとりがちゃんと答えを言えるようになっている。

映画の構成は

  • 第5話のシーン
  • 映画専用オープニング
  • テレビアニメ1話〜8話を順に展開
  • 8話、ぼっち&虹夏の夢についての会話
  • エンディング

という順番。

やはり特筆すべきは第5話のシーンを冒頭=導入に採用している点。これが今回の映画の印象を大きく左右しています。

お見事に一言に尽きる!

単なる総集編映画かと思いきや、後藤ひとりの成長譚として構成がパーフェクト!

テレビアニメを1話から順番にやっていたらこのような感想は抱かなかったでしょう。ある種の叙述トリックみたいなものかな?

映画は冒頭でいかに観客に、「この映画はこういう映画ですよ」と説明するのが大切!

あまりに説明っぽくしてしまうと、それはそれで駄作。説明を全くしないとそれも駄作。

今回の映画はテレビシリーズの資産を活用して、冒頭に第5話のシーンを持ってくることで

  • ただの総集編映画ではないことの明示
  • 映画冒頭でぼっちちゃんの未熟さ

を極力説明を省いきつつ描写できいて、粋だな〜と私は感じました。

ぼっちちゃんの変化・成長と導入シーンの役割

ぼっちちゃんはこういう風に変化・成長していってる。

友達のいない女子高生。動画配信サイトで「ギターヒーロー」という名義で活動している。

虹夏ちゃんにスカウトされ、バンド入りを果たす

バンド入りしたことでソロギターは上手いけど、周囲と合わせてギターを弾く技量が異様に低いことに気づいてしまう。

バンドに入ったことでいろんな経験をする。(アルバイトやアー写撮影、作詞)

初めての路上ライブ

正式に4人揃ったライブ

ライブ成功の打ち上げ&虹夏への夢を宣言する

第1話から順を追っていくとこういう感じですね。こうしてみると自宅で引きこもってギターを弾いていた少女の成長っぷりがよくわかります。

しかし、この映画では冒頭で虹夏ちゃんとの夢について会話するシーンがあることでクライマックスのやり取りのシーンがグッとエモ味が増すように作られている。

ただ順番通りならテレビシリーズを見れば良い。しかし、劇場で再編集して届けるなら別の付加価値を届けようという制作サイドの心意気を感じます。

映画追加シーンと新曲について

テレビアニメになくて映画で追加されたシーンについてはわかりやすくオープニング映像があります。

このオープニング、原作勢も初見の内容になっていて大変貴重な

第1話より前のぼっちちゃんや結束バンドの過去がわかる内容でした。

ぼっちちゃんの押し入れにライトが設けらる様子や動画配信サイトのアカウントを設定する様子。山田の過去バンドの姿などファンなら見たかったものが短い時間ながら詰まっています。

もちろん曲も映画のための新曲。

YouTubeでもリリック動画で視聴できるようなのでぜひご覧ください。

オープニングだけでなくエンディングも新曲です。

その他、新規要素だと一部演出及び作画がバージョンアップされたものに差し替えられていたように感じました。
ぼっちちゃんがライブのチケットを誰に売るのかカウントするシーンとか差し替えられた新規のものだったと思います。うろ覚えのところもあるので間違っている可能性もありますのでご容赦を。

おっと、忘れてはならないのが映画が始まる前のよくある注意喚起。今回の映画の注意喚起ではテレビアニメのエンディングでの印象深いデフォルメキャラが注意喚起の挨拶をしてくれました。
ぼっち・虹夏・廣井の3名が登場してキャラクターらしさを散りばめて映画鑑賞に際するマナーを呼びかけていて可愛らしかったです。
週替わりで変わるとのことなので来週は山田・喜多の登場が確定でしょう。どんな感じになるのでしょうかね?

カットされたシーン・エピソード

テレビアニメ1話〜8話の内容を2時間の映画に盛り込んでいるので、当然カットされたシーン・エピソードもあります。

ダイジェストにされた喜多ちゃんの罪滅ぼしアルバイトや結束バンドのアー写撮影のところはダイジェスト気味にされています。ダイジェストになっていましたが、テレビアニメで使用された既存曲をBGMに採用しているシーンにもなっているので映画で聴き馴染んだ曲を聴けるシーンという意味でとても良いシーンに感じました。

完全にカットされたのはぼっちちゃん宅に虹夏ちゃんと喜多ちゃんが遊びにいくところは描写なし。
ストーリー的になくても成立するので致し方なし。

後、アー写で用意した写真をぼっちちゃんが自室にびっしり貼ってニヤニヤするシーンをカットしているのに、その後の自室シーンでびっしりアー写写真がぼっちちゃんの部屋に貼られているシーンが一瞬映るので、この映画初見の人はある種のホラー展開に思えるかも(笑)

テレビアニメで印象的だった実写を用いた演出は今回の映画ではほとんど見受けられなかったですね。
アレは独特な味を出していて好きだったので残念・・・。

舞台挨拶付きライブビューイングについて

今回、機会に恵まれたのでライブビューイングバージョンも体験しました。
映画終了後、声優さんがライブ映像で挨拶してくれるライブビューイング。堪能してきました。

今回登壇されたのメイン4名の声優陣。

後藤ひとり役:青山吉能さん
伊知地虹夏役:鈴代紗弓さん
山田リョウ役:水野朔さん
喜多郁代役:長谷川育美さん


私は初めて声優の方々の姿を拝見したのですが、みなさん美人で煌びやかでした。

青山さんの見た目がなかなかに印象的。金髪だったのかな?陰キャのぼっちちゃんとはだいぶ印象の異なる明るくおしゃべりな方。

鈴代さんはキュートな印象で、見た目も声のトーンも明るくて虹夏ちゃんとイメージが合います。

水野さんはおそらくこのメンバーの中で最年少なのかな?今回の声優陣の中で1番しっかり者のようにお見受けしました。リョウと違い真面目で誠実な印象を受けて、作中のダメなバンドマンムーブをかますリョウとのギャップがあって面白かった。

長谷川さんはサバサバしたお姉さんみたいな感じ。喜多ちゃんとは全然印象異なる。この人があんな陽キャMAXの喜多ちゃんを演じているのはびっくり。どちらかというと姉御って言いたくなる風貌です。

4名の関係の素敵でアフレコでの座席ポジションとかのレア情報が聞けたのが嬉しかったですね。キャスト陣のキャリアで座席の位置が決まるのか・・・。じゃがりこを食いまくるのか青山さん・・・。

入場者特典の書き下ろしコミック

中身は見せられませんので、私の説明だけお届けします。

内容は完全新規!

高校入学式、当日のぼっちちゃんのおどおどした可愛らしい姿を拝見できます。

ぼっちちゃんの最初期のコミュ障っぷり(今も大差ないって?)が目立つ内容。

特筆すべきは制服姿の後藤ひとりががっつり読めること。ジャージ姿が板につきすぎて忘れていましたが、しっかり制服持っているんだと再認識させられました。

普段のジャージも可愛いけど、制服姿も素敵なので本編でもどんどん見せて欲しいですね!

しかし、はまじ先生の画力すごいなぁ〜と感心します。やはりコミックス初期の頃と比べて画力の向上が目覚ましい!

総評

今回の映画、とても楽しく鑑賞できました。

総集編と侮って見にいったら、あきまへん!

テレビシリーズ履修者ほど違った感想になるかと。実際に私がそうでした。
ここまで見にいってよかったと思える総集編映画は久々。もしかしたら初めてかも?

映画に点数つけるなら100点満点中84点!総集編映画で80点オーバーはすごいことですよ!

もう少し新規シーンとかあったらな〜と思いますが、まだ後編も控えていますからね。そちらに期待するとしましょう。

それでは今回はこの辺で。(^^)/~~~




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