【もう一つのシンデレラストーリー】ウマ娘シンデレラグレイ5巻 菊花賞

ウマ娘シンデレラグレイ 5巻 菊花賞 ウマ娘

地方カサマツから中央へと招かれたオグリキャップ。
そのシンデレラストーリーとは別のもう一つの奇跡のような物語が幕を開ける!

後に永世三強と呼ばれるウマ娘の1人:スーパークリーク。そのファーストエピソードをご覧あれ!

おはようございます。『ウマ娘シンデレラグレイ』の🎞️映画化を心から夢見ています!
ブログ管理人のあーさんです。

TVアニメ化が決定していますので、総集編という形でも良いので銀幕で作品を堪能したい!

今回は『ウマ娘シンデレラグレイ』第5巻で繰り広げられたレース:菊花賞にスポットを当てていきたいと思います。

第5巻では秋天こと天皇賞・秋という凄まじい名レースが繰り広げられました。菊花賞は話数こそ少ないですけど秋天に負けず劣らず🔥熱いレースであったと強い感じました。

本記事ではその菊花賞の魅力をご紹介できればと思います。

菊花賞。
このレースは本作の主役オグリキャップが歩んできたシンデレラストーリーと甲乙つけ難いもう一つのシンデレラストーリーの開幕を告げたレースです。

そのもう一名のシンデレラとはスーパークリーク。

後に永世三強と呼ばれるに至るウマ娘の1人。

彼女の最初の一歩を見ていきましょう。

まず菊花賞がどんなレースかざっくり解説。
格はGⅠ。最高格位のレースですね。
そして、特筆すべきは3000mの長距離レースであるという点。これまでオグリが走ってきたレース距離は2000mが主でした。

1.5倍も違うということです。

この差が与える影響は想像以上に大きく、レースに求められる素質が異なってきます。(詳しくは後述)

長距離レースですが、コミックスで割かれた尺は4話分。
オグリキャップが出走しないレースですので尺は控えめに調整されています。それでも面白すぎるのだから凄いですよね。

菊花賞に関わる重要キャラを3名ご紹介。

まずはこの方。スーパークリーク。
第3巻の時に顔出し済みですが、5巻でようやく物語に本格参入となります。

ここまで出番がなかったのは実績の薄さ故。直近の10月6日に行われた京都新聞杯(GⅡ)では6着。総合的な戦績は7戦2勝というパッとしない。

しかしそれはこれまでのお話。

ここから快進撃を進めていくこととなるスーパークリークに要注目!

スーパークリークのトレーナーさんです。
端正な顔立ちで王子さまと呼ぶファンも多い人物。

クールな言動が目立ちますが、担当ウマ娘に対する真摯な姿勢は温かさに溢れています。

菊花賞に出走し優勝候補筆頭となっているウマ娘:ヤエノムテキ。
皐月賞を制した実力者。日本ダービーにも出走経験があります。今回の菊花賞に出走しているメンツの中では名も実力も格が違うと言えるでしょう。

ここで一旦小まとめです。

今回の菊花賞。皐月賞(GⅠ T2000m)を制した実力者であるヤエノムテキが間違いなく頭ひとつ抜きん出ている。

レースを外から見る誰もがヤエノムテキが勝つと信じていることでしょう。

日本ダービー(GⅠ T2400m)という長距離レースの経験もありますからね。

唯一違うのは奈瀬トレーナーだけが異なる想いを抱えている。
スーパークリーク&奈瀬トレーナーコンビがどのような戦略で挑むかに注目!

菊花賞 京都レース場 芝3000m
この超長距離レースは総合力が要求されるタフなレース。

3000mという距離を走り続けることで肉体は当然のことだが、脳にも負荷がかかり続ける。

レース距離の長さは全力で疾走する時間の増加も意味する。

レースはただ走るだけでななく位置どり・スパートのタイミングといった駆け引きの要素が勝敗を左右する。

走りながらそのための判断力を行う脳のリソースを確保するには3000mという距離は大きなハードルとなる。

レース終盤。ヤエノムテキの前方には数名のウマ娘が固まっていた。
それを突破するにはしかない。

そう判断したヤエノムテキは迷わず大外に進路を切り替えてバ群を抜く道を選ぶ。

だがしかし!

同じ状況で全く逆の選択肢を選んだウマ娘がいた。スーパークリークだ!!

外ではなく内側。

ヤエノムテキがないと思っていた活路をスーパークリークは見逃さなかった!

3000mに及ぶレース終盤でも冷静な判断を保てたスーパクリークはそのまま1着となり、GⅠ初制覇を達成するのでした。

スーパークリークの勝因となったのは京都レース場には外回りと内回りの合流地点にラチ=柵がないという特徴でした。

ラチがない分、他のレース場にはない道がわずかに生じる。そこを選択できたスーパークリークに軍配が上がった。

だが、それはレースを外から見ている観客の視点でこその判断。

実際に出走するウマ娘が疲労も積み重ねてきたレース終盤で大勢のバ群の駆け引きを繰り広げ肉体・精神・頭脳すべての負荷がピークに近づいている状況で最適解を選択するのは至難の業。

しかしクリークはやってのけた。

このレースに至るまで地道な積み重ねをしてきたスーパークリーク&奈瀬トレーナーの努力の賜物と言える勝利でしょう。

最後にまとめと行きましょう!

今回は『ウマ娘シンデレラグレイ』第5巻で繰り広げられたレース:菊花賞をご紹介しました。
菊花賞はもう一つのシンデレラストーリの開幕を告げました。

菊花賞で多くの予想を覆し1着をもぎ取ったスーパークリーク。
直近の戦績は10月6日に行われた京都新聞杯(GⅡ)で6着。総合的な戦績は7戦2勝というパッとしない。

菊花賞に出走する条件をクリアしておらず補欠ポジションで名前が登録されている状態でした。

奇跡でも起こらなれけば出走はあり得ない。

しかし、登録ウマ娘の1人欠場することとなり奇跡の繰り上がり出走を手にする。

このドラマは多くの人に注目されスーパークリークは菊花賞の注目株となる。

しかし、皐月賞ウマ娘のヤエノムテキも出走する菊花賞。多くの人が勝ち星を攫うのはヤエノムテキであると疑わなかった。

加えて京都競馬場の距離は3000m。肉体的にも精神的にも頭脳的にも負担が計り知れない超長距離戦。

多くの人がヤエノムテキが勝利すると信じる中、奈瀬トレーナーが送り出したシンデレラ:スーパークリークは勝利を掴んだ!

ラチがない。

レース終盤の最終局面で最適解を選択する余力を残すほどの実力を身につけていたスーパークリークに軍配が上がったのだ!

この勝利を掴むまでの道のりは平坦ではなく過酷であったことでしょう。

しかしウマ娘とトレーナー。

互いが信頼し必ず栄光を掴む時が訪れるとめげず挫けず進み続けてきた努力が実った瞬間です。

この勝利は奇跡ではない!

彼女たちの実力が掴んだ必然である!

それでは今回は以上となります。

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是非ともコミックスの魅力を味わっていただきたく存じます。

お時間いただきありがとうございました。


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