クラシック王道路線を捨て、マイルに進路を取ったことで切り拓かれた最強への道。シンデレラグレイ本編では語られないアキツテイオーの過去に迫る。

おはようございます。
『ウマ娘シンデレラグレイ』映画化を夢見るブログ管理人であり、フリープレゼンターのあーさんと申します。
今回はアキツテイオーについてモデルとなった競走馬の歴史と共にご紹介しよう。

出番はかなり少ないウマ娘だが、第12巻のアナザー表紙に抜擢されるほどの人気の持ち主。彼女が劇中で出走したレースはモデルとなった競走馬:ニッポーテイオーの引退試合。
故にシングレ本編でこれ以上の活躍を期待するのは難しいかもしれないのでこの記事を通じて多くの方にアキツテイオーことニッポーテイオーの蹄跡を知って頂きたい。
表題にある通り、王道を捨てて路線変更を選択したことが馬生を決定づけたドラマチックな経歴の持ち主。
個人的には単独主演も狙えるお方であると踏んでいます。

前置きはこのくらいにして本編へと参りましょう。
名マイラー:ニッポーテイオー

ウマ娘:アキツテイオーのモデルとなった競走馬。その名は──🐎 ニッポーテイオー。
昭和末期に名レースを生み出した最強のマイラー。

父はリイフォー(米ブリーダーズCマイルの名父)、祖父は快速馬を輩出したリファール(欧州スピード系の王者)。
その血脈に違わぬ実力をマイル~中距離路線で発揮した名馬である。
クラシック王道路線での苦戦

初陣となるデビュー戦で2着に2秒差の圧勝。しかし、クラシックに移行してから苦戦が続く。

弥生賞は3着。何とかクラシック最初の栄冠への挑戦権を手に入れる。だが皐月賞の結果は8着。戴冠も着入りも果たせず、ダービーへの道のりを拓けない。

逃した日本ダービーへの優先出走権が手に入るNHK杯に挑むもこちらも8着──🌋 日本ダービーへの切符を手にすることはできなかった。
契機:ニュージランドT4歳S

ここでニッポーテイオー陣営は路線変更という道を選択をする。
クラシック王道路線=菊花賞へ進む道は捨て、マイルという「フィールド」を選ぶ。

──ニュージランドT4歳S
路線変更を選択した初戦。3馬身半差をつけての圧勝だ。この勝利が呼び水となったのかニッポーテイオーは最強と呼ばれる相応しい才覚に目覚めていく。
選択がもたらした答え:優駿賞の授与

NZT4歳Sの勝利後、函館記念(芝2000m)を🕐 レコード勝ち。スワンS(T1400m)も1番人気というファンの想いに応え1着。順当に勝利を積み重ねる。

そして、マイルの覇者を決めるマイルCS(1986)に挑む。結果は2着と惜敗。タカラスチールにハナ差で敗れる。
だが、この年の🏆 最優秀スプリンターに選出され、クラシック王道路線を捨てた選択が間違っていなかったことを最高の形で証明されたのであった。
初のGⅠ制覇:天皇賞(秋)

1987年。古馬となり安田記念、宝塚記念といったGⅠに挑み続けるも結果はどちらも2着。あと一歩届かない勝負が続く。
季節は巡り🍂 秋。その時は訪れる。
11月1日、天皇賞(秋)。施行50周年の記念レース。彼は重馬場をものともせず、先頭を譲らず、そして──5馬身差の圧勝。

タイムは1分59秒7。
唯一の「2分切り」。誰よりも、誰よりも速かった。
GⅠ3勝へ

GⅠ勝利という栄冠は天皇賞(秋)だけでは終わりません。
1987年マイルチャンピオンシップ。1988年安田記念。
どちらも過去に出走し🥈 2着に敗れたGⅠレース。ニッポーテイオーはこの2つのレースに再度挑戦し堂々の1着を掴みとる。
名実ともに最優秀スプリンターであると証明した結果か、この年の最優秀5歳以上牡馬、最優秀スプリンターに選出されるのでした。
種牡馬としての活躍:ハルウララの輩出

種牡馬としてのニッポーテイオーの活躍についても触れておこう。
彼が輩出した競走馬で1番有名なのはハルウララ。

全戦全敗。113戦0勝という異質な記録の持ち主。
戦績だけ見れば悲惨だが、その人気は今やニッポーテイオーを上回っていると言っても良いかもしれない。
ハルウララはウマ娘として多くのファン=トレーナーを魅了していますからね。
そしてウマ娘シンデレラグレイへ

昭和末期に活躍した名馬ニッポーテイオー。彼の活躍を知るのは今や競馬史を嗜む層に限られていました。
だが、令和となった現在。状況は変化する。
ニッポーテイオーをモデルとするウマ娘:アキツテイオーが『ウマ娘シンデレラグレイ』に現れたからだ。

「マイルの帝王」──そう呼ばれ、圧倒的風格を携えた彼女は少ない出番ながら痛烈に読者に印象を焼き付けた。
ウマ娘としての活躍はまだ始まったばかり
彼女が劇中で披露したレースはニッポーテイオーの引退試合となった宝塚記念。
シングレで再びアキツテイオーが出走する姿が描かれる可能性は薄い。だが、何が起きるか未知数なのも事実。

第4巻での宝塚記念1回きりに登場に止まらず📕11巻・12巻にも出演し着々と出番を増やしているアキツテイオー。
日本を代表する🦸♀️特撮ヒーローを彷彿とさせるポーズを披露するなど意外とノリの良い一面?があることも窺え、キャラクターとしてのポテンシャルを強く感じる読者は私だけではないはず。
いつの日かアキツテイオーとして新たな歴史の📖1ページを刻む日やハルウララとの🧑🧑🧒親子共演を果たす日が訪れると私は信じたい。
終わりに

如何でしたか?
今回はウマ娘:アキツテイオー及びニッポーテイオーについて理解が深まったのならば嬉しく思います。

個人的にも好きなキャラクターなので過去編等で傑物っぷりを発揮するエピソードに出会いたいと深く願っています。
皆さんだってマイルの帝王の活躍、もっと観たいでしょ?

それでは今回は以上となります。
このブログではプレゼンノウハウの提供や映画化に値する作品(例:ウマ娘シンデレラグレイ)の紹介を行なっております。他の記事に目を通したり、ご家族や友人に紹介やSNSで拡散していただけると励みになります。
ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。またのご縁をお待ちしております。

おまけ:メイキングコーナー
この記事のカテゴリーは「プレゼンRemake」。
過去に投稿した素案記事を下敷に大々的にリメイクしたものとなります。下記記事にアクセスすれば種となったプレゼンがどのようなものであったか分かりますので興味ある方は気軽にどうぞ。
ベースプレゼン
文章とスライドの種となったのは全て下記記事に載せています。
文章は生成AI作ということで真偽に疑問符を浮かべるところが多々あり、リメイクの必要性を感じました。
用いているスライドは自作。
極力低コストに抑える方針で作成したのでテキストオンリーとなっております。
スライドメイキング
今回のプレゼンで活用したスライドのメイキング講座記事が下記のもの。
この記事で活用した2つだけしか登場していませんが、発想法等の何かのヒントになるかもしれません。

コメント