ウマ娘シリーズでも最もトレーナーを魅力的に描いている❗️そう思えてならないスターブロッサム第4話「3ハロン」。トレーナー同士が紡ぐ物語。父:梧郎の視線の先にあるのは娘の成長か?

おはようございます。「フィルム&プレゼンテーション」へようこそ!『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化を夢見るフリープレゼンターの🦉あーさんと申します。スターブロッサムもメディア化して欲しいと切に願っていますとも‼️
『ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム』第4話「3ハロン」を読みました。最近つくづく思うのですが、筆者は自分が思っている以上にスタブロのことが好きなんじゃないかなぁ…と。
その理由を探し求める毎日です。
それでは、まずは筆者のネタバレなしの感想を記しましょう。

「模擬戦の熱量ではないっ‼️」———という感想になりました。通常のレースではあり得ない1on1、つまり一騎打ちが許される模擬戦ならではのレース運び・戦略の組み立て方・ローレルと椿トレーナーの個性……———これらが合わさることでまぁ面白いお話ですこと!
模擬戦でこのクオリティならレース本番ではどのような逸品をお出ししてくれるのか……とワクワクしてしまう。
記事本編ではもう少し踏み込みネタバレをある程度解禁して筆者の素直な感想を綴っていくとしましょう。

しかし、本格的なプレゼンをする前に読者とある程度知識ラインを揃えておきたいとも思うので一旦《レポート》パートを挿入し、簡易的に第4話のキャストとストーリーの流れを解説。
その後《ネタバレ解禁プレゼン》というアプローチでプレゼンしていこうかと思います。《ネタバレプレゼン》パート以降は当ブログ恒例のエミュレートプレゼンversion“杉下右京”で参りますよ。『相棒』の主人公:右京を模倣したテキストで文章を彩っていきますよ。是非、水谷豊さんの声を思い浮かべながら、お楽しみください。
第1部:エピソードレポート

登場キャラクター
- サクラローレル
- 明石椿
- ヨシノプリヴェール
- サクラチヨノオー
- 明石梧郎
- 桃トレーナー
ストーリーライン
大雑把にですが、物語の流れを記していきます。面白さの核となる部分はオミットした要約バージョンですので、より深く知りたい方は本編をご覧あれ!
🔻6バ身差
模擬戦開幕早々、先行し6バ身差をマークするヨシノプリヴェール。ギャラリーが既に勝負あったと判断する中、トレーナー:椿は落ち着いた様子。
🔻椿とローレルのプラン
時間が遡り、模擬戦直前の作戦会議中のローレルと椿。ヨシノプリヴェールと互角に渡り合うための具体的な作戦内容が明かされる。
🔻3ハロン
椿の作戦を信じ、ローレルはラスト3ハロンのタイミングでスパートをかける。当初あった差はみるみる縮まり勝負の行く末はわからなくなっていく。両名がゴールに差し掛かる直前で次回に持ち越す。
第2部:エミュレートプレゼンSTART
サクラローレルVSヨシノプリヴェール。片やメイクデビューに到達できていないビギナー、片やジュニア級の頂上決定戦=GⅠ朝日杯ジュニアステークスにまで上り詰めた有望株。
今回の模擬戦(芝1600m)は戦う前から勝者が決まっていたと目されるほど、出走者の実力差は火を見るより明らか。レース開幕早々、6バ身差をつけられるサクラローレルの姿を見てすでに決着がついたと断じるギャラリーも多く確認できましたねぇ。
ですが、「レースに絶対はない」————という言葉が示す通り何が起こるかわからないのが彼女らが駆ける勝負の世界です。今回のエピソードはまさにその好例とも言える展開が心に響きました。
椿トレーナーの努力が花開く3ハロンの接戦

ジュニア級・クラシック級・シニア級。遅かれ早かれ、ターフに立ち続ける限りウマ娘は自分よりも経験豊富な猛者と相対する運命にあります。経験と実力に勝る傑物たちを相手取り1着を目指す———険しい道のり。
しかし、彼女たちは1人で挑むわけではない。経験と実了を補う方法を見つけウマ娘に活路を拓く相棒=トレーナーと共に勝利を目指す。
第4話「3ハロン」はいわば、上述した競争世界の未来図の縮図ともいうべき構図での対決。
椿トレーナーは深夜遅くまでサクラローレルの過去の模擬レース記録を振り返り、彼女の脚質の強み・課題を精査しました。深夜0時を過ぎてなお真剣に活路を探る椿トレーナーの姿は胸を熱くします。
そして、彼女は答えは辿り着く。
危うくも非凡なるポテンシャルを持つサクラローレルが既にオープンクラスに到達している実力者に肉薄する戦略を携え挑んだ今回の模擬戦。勝負はラスト3ハロン(600m)から一気に変わりました。1on1という稀有なシチュエーションだからこそできるプラン=ペース配分を自分でコントロールできるという競争プランを託されたサクラローレルは、椿トレーナーの信頼に応えるべく3ハロンの標識を起点にスパートをかけ持ち前の脚を発揮し距離を縮めていく。
当初6バ身あった差が徐々に埋まっていきどちらが勝つがわからない状況へと一変。サクラローレルのフィジカルあっての接戦ですが、やはり経験不足を補った椿トレーナーの戦略を褒めないわけにはいきません。
何より椿トレーナーの見えざる努力を目の当たりにできる僕たち読者には、彼女の作戦がハマっていく光景に止めどない興奮が波の押し寄せてくる。
非公式の模擬戦でここまで胸を熱くさせてくれるとは……、天晴れです。
父:明石梧郎の立ち位置に秘められた意図

この興奮をよりエモーショナルにしてくれたのが椿トレーナーの父:明石梧郎の言動。模擬レースを観戦している時に桃トレーナーから「娘の努力を認めては如何?」という趣旨の問いに対して彼はこう応えます。
「レースを走るのはウマ娘です。我々はどこまで行ってもウマ娘にはなれない———努力なんて当然ですよ」
全くもって素直ではない返答ですねえ。
しかし、注目すべきはこのセリフと言い放つ時の🎥カメランアングル。梧郎氏の表情が読者にも質問者である桃トレーナーにもわからないような画角なのですよ。
その表情はどうなっているのか、視線の先はどこなのか、これらについては読者の想像に委ねる演出と見て良いでしょう。
そして、この台詞を放つと同時にカットインされるシーンも極めて重要です。今回の模擬戦のために夜遅くまで戦略を練り寝落ちしてしまった娘=椿の姿を目撃し、そっと毛布をかける明石梧郎———このシーンが挿入されることで自ずと彼の台詞とは異なるであろう心境は察することが可能です。
言葉とは裏腹に父親として、先輩トレーナーとして、影ながら彼女を応援しているというのが伝わってきますねぇ。
これはあくまでも一個人の解釈ですが、きっと梧郎氏は模擬レースを見ると共に娘の姿も目に焼き付けようとしていたのではないかと睨んでおります。彼の立ち位置は椿トレーナーの斜め後方。レースを観戦するなら椿トレーナーと同じ最前列———すなわち隣に立つ方が良いはずです。ですが、そうしていないということは……つまりそういうことなのではないでしょうか?
結びに

如何だったでしょうか?
今回は『ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム』第4話「3ハロン」について、そのインプレッションをプレゼンさせていただきました。
気づけばウマ娘ではなくトレーナーについてばかり語ってしまっています。しかし、全て僕の本心。スターブロッサムはウマ娘シリーズの中でもとりわけトレーナーの描き方が秀逸である———と、解釈していただければ何よりです。
もちろん、ウマ娘の魅力もトレーナーたちに負けず劣らずであることは確かです。天然なサクラローレルとスケバン気質のヨシノプリヴェールのチグハグな掛け合いは非常にユニーク。是非、第4話本編を一読と言わず何度でも味わって見てください。
これにて本プレゼンは終了!ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。また別の記事にてお会いできることを楽しみとしています。

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