【映画レビュー】魔法少女リリカルなのはReflection 感想

魔法少女リリカルなのはReflection U-NEXT

今回はU-NEXTにて配信中、映画『魔法少女リリカルなのはReflection』を鑑賞しましたので、その感想記事となります。

2017年7月22日に劇場公開された作品ですね。

劇場公開時に観るチャンスを逃していたので今回が初鑑賞となりました。

それで率直な感想としましたては、非常に面白かった。2部作の前編だが、単作としてみても問題ない物語。それでいてしっかりと後編へとバトンを繋ぐ幕引き。

何より、リリカルなのはシリーズの集大成と言っても良いのではないかレベルで派生シリーズの要素を取り入れているのが嬉しかった!こんなものを見せられたらファンは興奮するに決まっている!!

今回は絶賛記事になりそうです。簡単なストーリー解説。具体的な感想。感想を抜粋して魅力の抽出してのまとめ&プレゼンという流れで進行していきます。

それでは短い時間ですがお付き合いのほど、よろしくお願いします。

ストーリー解説

それでは作品のストーリー解説といきましょう。

魔法少女リリカルなのはReflection公式のイントロダクションが一番わかりやすいということでお力を拝借。何気に重要なのが、フェイト・T・ハラオウン表記。

Tが加わっているのです。Tが!
遂にこの時が映画でも訪れたということですね!

おさらい『MOVIE 1st』

軽く『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』の物語を振り返っておきましょう。

なのはとフェイトの出会いを描き、2人の友情が育まれていく物語でした。なのはと魔法との出会い、フェイトと母親との別れ、などがエモーショナルに描かれていていました。

おさらい『MOVIE2nd A’s』

『魔法少女リリカルなのはThe MOVIE 2nd A’s』は八神はやてとその騎士ヴォルケンリッターの物語。闇の書に蝕まれ命の危機に瀕するはやてを救うべくはやての意思を無視してでも闇の書完成を果たすべく戦うヴォルケンリッター。ヴォルケンリッターに狙われたことで事件に巻き込まれ、最善の道を目指すべく奮闘するなのはとフェイトの物語。

感想(⚠️ ネタバレ注意)

それではお次のチャプター。感想のターンへと移りましょう。

作品評価【SS+】

まずは簡潔に作品の面白さをランク付け。評価【SS+】
『MOVIE1st』がS。『MOVIE2nd A’s』がSS。という具合でシリーズを重ねるごとに面白さが増している。何より本作は完全新規ストーリーと言っても差し支えないので新鮮な感覚でストーリーを味わえたのが素晴らしいの一言に尽きる。

フェイバリットシーン3選

あれやこれやと感想を述べても散漫なので絞っていきましょう。今作で心に残ったシーンを3つご紹介。

まずは第3位ということで、リンディ提督とフェイトの関係性が固まる名シーン。レヴィに追い詰められ絶体絶命の状況のフェイトを救ったリンディ提督。しかし背中に重傷を負ってしまう。『MOVIE2nd A’s』の回想を挟みつつ無茶してでもフェイトと救ったリンディの想いを受けたフェイトが遂に「母さん」と言う。

このシーンが見たかった。作品を重ねるごとにフェイトの家族の物語が積み重なっていくのはずるいですよ全く。

第2位は高速道路にてはやてがキリエと単独で戦闘をするシーン。はやての戦闘描写ってシリーズでも結構レアなのですよね。『StrikerS』では司令官だし『A`s』はTV・映画ともに終盤の戦闘のみで戦う描写が少ない。今回はそんなはやての単独戦闘がしっかり描かれていたのが嬉しくて仕方なかった。

そして、第1位はワイヤーをぶん回すなのはさん。作画の気合いの入れようと言いますか視覚的快感が素晴らしいことになっていたので、ここは絶賛しなくてはいけません。重機に押しつぶされそうになっている機器的状況をバリアジャケットパージという機転でチャンスに変える。重機を跳ね除けたイレギュラーな事態に動揺するキリエをワイヤーをぶん回して捉え叩きつける。ストロングスタイル過ぎて魔法とは・・・となりますが、この質量に物言わせる戦闘こそ『リリカルなのは』なのです。

その他感想あれこれ

やはりお気に入りシーン3選だけでは伝えきれない想いがあるので他の感想も掻い摘んでリストアップ。

完全新作シナリオということで過去の映画2作よりもアリサとすずかの出番が多く、配慮が届いているなと感心。

やはりGAME『魔法少女リリカルなのはA’s PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY』を逆輸入した作風について触れねばなりません。私、このゲーム遊び込んでいたので思い入れも深いので。

まさか、ゲーム出身のアミタ・キリエ・ディアーチェ・シュテル・レヴィ・そして阿澄さんのあのキャラまで参画。一ゲームをプレイした身としてこの展開に驚きは隠せない。正史に採用されるのだから嬉しくて仕方ないというもの。

フローリアン姉妹が本作の主人公と言っても過言ではないくらいに大活躍もしているしつくづくゲームをプレイして良かったと思う次第です。

そして、更にびっくりなのが『StrikerS』と『Force』の要素もちゃんと入っている。まさかシャリオ(CV:伊藤静)が登場するとは思いませんでした。『Force』の要素として魔導士の戦力を底上げする武装の数々が全面的に導入されていてコミックスファンにも嬉しい限り。

『Force』の連載再開、待ってます(切実)

終わり方も最高でしたね。映画の導入時に“魔法使いはいない”と諦めていたカウンターを最後に持ってくる。それをキリエに伝えたアミタの台詞が心にクリティカルヒットしました。
物語の円環構造に美しさを感じてならないし、主人公級のキャラクターが多数いる中なのはがセンター・オブ・センターである事実が最高でした。

まとめ&プレゼン

それではまとめといきましょう。

今回レビューしたタイトルはこちら。映画『魔法少女リリカルなのはReflection』。

本作品の魅力は多数あります。その中でも私の心に刺さった要素を3つ厳選するならば

1:新主人公2名を迎えたそうかする物語

2:派生作品全部乗せ!“集大成”的作風

3:これぞ!主人公!!高町なのは!!!

以上の3つとなります。

シリーズを重ねるごとに主人公クラスのキャラが増えている『リリカルなのは』。本作に登場する新キャラクター:アミティエ・フローリアン&キリエ・フローリアン。疑う余地など塵一つもないレベルで主人公級の役回りを担っています。

今回の騒動を引き起こすキリエですが、その想いは善。特定の誰かに向けられた善意が周囲に、世界に迷惑をかけてしまうと知りながらも踏みとどまることができないキリエ。そんな彼女の姉としてキリエの暴走を止めるべき奮闘するアミティエ。彼女ら2人の物語が本作の中核を担っている。

それに巻き込まれる形で既存キャラも新たな物語は紡がれていく。誰1人見劣りしないドラマが本作にはございます。

主人公級のキャラが渋滞している本作ですが、要素はそれだけに止まらない。TV・GAME・COMICで展開されてきた様々な要素が本作に集結しているのです。シリーズファンにはご褒美のような作品と言って良いでしょう。

そんな情報量満載の本作で主人公として君臨するのはやはりこの人。高町なのは。彼女の進む最善最高のゴールを目指す物語は心に強く焼きつく!

決して諦めない。決して挫けない。決して手を伸ばすことをやめない。これぞ高町なのは。

それでは今回は以上となります。お時間いただきありがとうございました。

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