
おはようございます。
映画と映画館が好きなブログ管理人のあーさんと申します。
日常と一時的に隔絶された空間に居られる映画館が好きなのですよね。

この記事では2025年4月〜6月に劇場で上映されるタイトルをショートレビュー形式で随時感想を記していこうかと思います。
毎週のように感想を追加投稿して1ヶ月を区切りに小まとめとして映画ランキングも発表していく所存。
6月ごろには記事ボリュームがえげつないことになりそうですが、ブログには目次からジャンプしてアクセスするという便利機能がございます。
この機能を活用すれば案外ボリューム関係なしに読みやすいのかな〜、と思っていたり。
読みやすさを重視してコンパクトに意見を記していく方針なので、気軽に読んでいただければ何より。

それでは前置きはこれくらいにして本編へ参りましょう。
2025年4月
4月は4作品を鑑賞予定。
最注目はマインクラフトかな?
予告の段階では危険な香りを漂わせているが果たしてどうなることやら。。。
毎年恒例の名探偵コナンも楽しみですね。
片思い世界 評価【SS】

この作品はオリジナル映画という立ち位置をうまく活用したミスリードというか真の姿を秘匿し続けたプロモーションに拍手せねばなりません。
開幕30分間。違和感のある描写がてんこ盛りでずっと主人公3名の行動に疑問を感じるのですよね。その疑問に👻答えが提示された瞬間はテンション急上昇してしまいました。
おお〜!そう来たか〜‼️
って感じ
鮮やかな30分間の叙述トリックはお見事でした。
その他に素晴らしかった点として主人公3名が暮らす家の美術セットの豪華さや2時間以上の映画の尺で幾度となく披露される多彩な衣装を纏った主人公3人の姿。
派手な作劇はない作品だが、映画らしく贅沢なお金の使い方をしているな〜と感心感心。
終わり方も良かったですね!妙に爽やか。彼女らの明日がこれからどうなっていくのか想像するだけで心がほっこりしてくる。
アマチュア 評価【SS-】

20世紀スタジオの最新作アマチュア。
予告編の段階では復讐劇ものとしてイメージを植え付けてきましたが、いざ本編を鑑賞してみると意外にも主人公を追い詰める敵陣営の意外性に驚かされた。
そっちがメインの敵だったのか!?
と映画館でなければ膝を打って絶賛していたところ。
ネタバレ回避のために敵については詳細は伏せますが、この勢力がそれはまぁ優秀。かつラミ・マレック演じる主人公チャーリーも頭脳明晰なので有能VS有能という構図が出来上がるわけです。
これは面白くなるに決まっている!!
予想外の敵精力、孤立していく主人公、予想外の助け舟など中盤まで名作たり得るポテンシャルを感じる作劇に溢れています。
ですが、クライマックスが薄味になってしまった点は否めない。
復讐劇の締めというのはやっぱり難しいですね。
名探偵コナン 隻眼の残像 評価【SS+】

毎年春映画の注目株『名探偵コナン』春映画。今回は長野県警のお三方が初めて銀幕デビューを飾るということで大きな話題になりました。
因みに私は原作未読。アニメも未見。映画だけ毎年観に行く変人です。
というわけで、まず原作知らなくても楽しめるかについてコメントすると問題なかったという結論になります。
本作は純粋な👮♀️刑事ドラマものとして完成度が高い!
10ヶ月前に起きた長野での事件と小五郎のおっちゃんの友人となる刑事をターゲットとした事件とが交錯し、長野県警・警視庁・毛利探偵が事件解決に奔走していく様は大人が嗜む刑事ドラマに通じる物がございました。
そこは『相棒』や『科捜研の女』などを執筆してきた脚本家:櫻井武晴の手腕が光ったと言ったところ。
その刑事ドラマらしさに一花添えるのが我らが主人公:江戸川コナン。
堅実な刑事ドラマを構成できるメンバーにコナンという劇薬を投下すると老若男女問わず楽しめるエンタメに化けるのだからコナン映画は辞められない!
クライマックスの総力戦はコナン映画らしさ全開の展開で素晴らしかった。それまでの刑事ドラマ的ストーリテリングも好きだが、やっぱりこの豪快な映像を目の当たりにしないと春を迎えたと言えないのです!
コナンのライディングスキル・長野県警とのコンビネーション・灰原とコナンの連携・小五郎のおっちゃんの射撃スキル。あらゆる要素を集結させたクライマックスはTHEコナンムービーという具合で派手に破壊の限りを尽くしていて最高でした‼️
マインクラフト ザ・ムービー 評価【SS】

超人気ゲーム『マインクラフト』の実写映画化となった本作。
予告で抱いた第1印象は・・・ダメだこりゃ・・・・・・でした。
しかし、蓋開いてみれば本作は非常に楽しい作品であると知り、謝罪をせねばなりませんね。
そうなのですよ。意外にも本作、面白いのですよ!
荒削りでご都合主義的な作劇があるのは間違いない。だが、その荒く雑な部分を補って余りあるほど作品全体のテンポ感・リズムが良い‼️
そのテンポに乗算するかの如く噛み合っているのがキャラクターのテンション。
軽快なキャラ同士の会話劇とゆるい敵キャラの存在感、それらと噛み合う作品のテンポ感がベストマッチし良作としてこの世に爆誕したのが映画『マインクラフト ザ・ムービー』。
私は吹き替え版で鑑賞したのですが、スティーブのボイスキャストを担当した山寺宏一さんの演技力がこれまた凄まじく作品に噛み合い具合が凄まじかった。
痛快な娯楽映画としておすすめできる作品です。
2025年 5月
2025年5月は6作品くらいを鑑賞予定。
サンダーボルツ
爆上戦隊ブンブンジャーVSキングオージャー
パディントン 消えた黄金郷の秘密
かくかくしかじか
ミッションインポッシブル/ファイナルレコニング
呪術廻戦 懐玉・玉折
続編ものがほとんど。そんな中単独作として異彩を放っている『かくかくしかじか』に注目です。
サンダーボルツ 評価【SS】

MCUシリーズの最新作。
全員過去にやらかした経験を持つ異色集団が呉越同舟的な成り行きで共闘し最終的にニューヨークの危機を救う展開は邪道ではなく王道そのもの!
基本的に真面目な作品だが、随所にコミカルな描写=バッキーのメタルアームの洗浄方法などが挿入されるなど硬くなりすぎない作風に仕上げられているのが特徴。
ヒーローから踏み外れた過去を持つ経歴の持ち主だらけだが、前述した描写や仲の悪いキャラ同士が生み出す非飽和状態の関係性が非常に楽しい作品。
そんな彼らだからこそ抽出できるヒーロー性に焦点を当てたクライマックスとタイトルコールへ至るまでの道のりは思わず膝を打ちたくなる。
不満点はタスクマスターの扱いのみ。
タスクマスターの扱いさえもっと優遇されていたら評価SSSは固かった。
爆上戦隊ブンブンジャーVSキングオージャー

映画ではなく正確にはVシネクストというレーベルに属する作品なので評価は意図的にダウンさせていた出しました。尺も比較的短い部類ですしね。
しかし、キングオージャーのアフターエピソードとして見ても、ブンブンジャーの後日譚として見てもクオリティの高い作品であることは間違いない。それぞれの最終回というフィナーレを濁すことなく主要キャラを可能な限り登場させ、尚且つ最適なコラボを決めているのは恐れ入る。
ヤンマとサンシータを組ませるのはお見事!
VSシリーズといえば作品の垣根を超えたキャラクター同士の化学反応が醍醐味。担当カラーでの組み合わせ。類似キャラによる組み合わせ。この組み合わせによる化学反応を見るために劇場に足を運んだと言っても過言ではない。
その意味で求めているものを見せてくれたことに感謝。
庶民的な錠が王様達に高く評価される展開は見ていてほっこりするものがございました。
パディントン 消えた黄金郷の秘密

主観的にはそこそこ良かったという評価になるのだが、客観的にはなかなかの傑作と唸ることができる不思議な作品。
本作のターゲット層はファミリー層を意識しているので、子どもでも楽しめるような味付けにされています。
要するにご都合主義的な展開が多々見受けされる。一時退場したキャラが割と雑に復帰する作劇に思うところがある。ファミリー映画だからと納得できるので良いのですけどね。
しかし、高評価に値するところが後半は増えていくので侮れない作品。
本作の最大のポイントは終始憎めないキャラとして今作の悪役を担当するハンターさん。
彼も家族というパディントン側と同じ命題を抱えているのが作品を面白くするスパイスとして後半に大きく作用してくるのです。
長い歴史に渡る一族の悲願と目の前の娘を天秤にかけられる展開。それを生み出す予想外の人物との関係性も相まって後半戦は非常に楽しめたと断言できる。
かくかくしかじか

本作は不思議な作品。
ジャンルを言語化するのは難しいんだよな〜。決して東村アキコ先生のサクセスストーリーを描いた物語ではない。漫画家として成功していくまでのプロセスを綴った作品であるのは間違いないのだが、そこに詰められているメッセージは恩師への想い。
大泉洋さんが演じるスパルタ時代錯誤先生の味わいが深いのなんの!
とても一言で形容できるキャラクターではない複雑な人物を非常に多層的に表現した大泉洋さんの力量のは拍手しかない。
キャラクターものとしても素晴らしいし、映画的構造の美しさを物語る始まりに配置したメッセージを最後にしっかりと回収するループ構造も絶賛に値する。
様々な角度で褒めちぎることができる作品だが、最終的に行き着く感想としては恩師からのメッセージをしっかりとキャッチすることができた東村アキコの恩返しを目の当たりにする映画といえば良いのかな?
最後に

最後に同時期にTV放送している注目タイトルの紹介をして締めとさせて頂きます。
もしかしたら、この中から未来の映画化タイトルが現れるのかもしれません。
2025年春クール注目TVアニメ

2025年春。私が注目している作品は以上の8タイトル。
『ウマ娘シンデレラグレイ』
『ウィッチウォッチ』
『mono』
『ざつ旅』
『機動戦士ガンダムGQuuuuuuX』
『ロックは淑女の嗜みでして』
『九龍ジェネリックロマンス』
『秘密のアイプリ リング編』
『秘密のアイプリ』は1年間に及ぶ通年放送なのでショートレビューを継続していけるかわからないので感想を述べる予定はないですが、他はできそうなので感想を述べていく所存。
各種リンクを随時貼っていくので、宜しければ他のレビューも一読していただけると嬉しく思います。
もちろん最推しは『ウマ娘シンデレラグレイ』!ここは譲れません!

それでは今回は以上となります。
このブログでは映画レビューや映画化に値する作品(例:ウマ娘シンデレラグレイ)の紹介を行なっております。他の記事に目を通したり、ご家族や友人に紹介やSNSで拡散していただけると励みになります。
ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。またのご縁をお待ちしております。


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