
おはようございます。
ブログ管理人のあーさんと申します。

2025年4月よりTV放送されたアニメ『九龍ジェネリックロマンス』の視聴をスタートしました。
2025年8月には実写映画の公開を控えているタイトル。
映画好きとしてこれはレビューしないわけにはいかない!と思い立ちTVアニメの各話感想と映画が公開された時にはその感想も綴っていこうかと思います。
各話レビューということで最終的には記事ボリュームが長大になってしまうことが予想されます。
なのでテンポを重視して1話ごとのショートレビューを積み重ね、カロリーを最適化していく方針。
各話レビューをサクッと読めるという意味ではX(旧Twitter)やYouTubeのshorts動画みたいな記事になるのかな?

それでは本編へと参りましょう。
第1話感想:冒頭の演出が実に映画的

記念すべき第1話。
冒頭のBGM OFFかつ主人公が台詞を発しない演出が素晴らしい限り。あの世界観を構成する人・物が生み出す日常を音響と視覚情報だけで味わう時間。日常に付随する足音や動作の音響を浴びる時間が心を掴んでくる!
こういうの好きなんですよ!
ストーリーに関してはラブロマンスとミステリーの要素を孕んでいる模様。謎の解決とヒロインの恋の成就。この2つを作品のゴールラインに設定しているのかな?
ヤングジャンプに掲載されている作品ということで、ターゲット年齢層高めの色っぽい描写もありましたね。
第1話でこの作品の武器となる3つの要素=世界観・ストーリーの方向性・キャラの魅せ方を一気にお届けして視聴者の心を掴む手腕はお見事!
第2話:作品テーマは過去との決別?

陽気な楊明さんと蛇沼といういかにも怪しいキャラが登場する第2話。
この2名。物語を展開していく上で非常に重要な人物なのだと推測。片方は整形で過去を捨てた女性。もう片方の蛇沼は・・・まだよくわからない男だが、鯨井に興味津々なので重要人物なのは間違い無いでしょう。
とりあえず今回は楊明さんのお話にレビューの焦点を合わせていきましょう。
本作はジャンルとしてはラブロマンスもの。内包しているテーマは過去とどう付き合っていくのか・・・であると個人的に睨んでいる。
過去を持たない鯨井。過去に何かあったが整形して全て振り払った楊明さん。
楊明さんの存在が鯨井Bを強く意識する鯨井の助け舟として機能していく展開がこれからも頻発していくことは容易に予測できる。
果たして、過去を持たない鯨井はどのようにして未来を歩んでいくのでしょうか?
工藤とのラブロマンスも見逃せないが、楊明さんと鯨井の関係性がどのように発展していくのか期待ですね!
第3話:映画的なロケーションの活用が上手い

第3話、不動産屋に勤めるキャラ設定を活かした作劇に唸る。
冒頭で鯨井Bと工藤の交友を描いたのちに鯨井邸に訪れる工藤のリアクションときたら表情とわずかなセリフだけで心境を視聴者に伝えるのが巧みの技と感じた。
部屋に人形があるかないかだけで異なる人物だと裏付ける描写に膝を打ってしまう。
ひまわりの件(くだり)も良かったですね!
花一つだけで花言葉・まっすぐ見据える眼差しの先という意味を抽出することだけできるのだもの。
今作はロケーションやアイテムを用いた心理表現が実に映画的でグッと来ますね!
第4話:偽物にも価値があるに強く共感

第4話。やっぱり私の心を大きく刺激してくれるのは楊明さんのようです。
この人の言葉は心にグッと入り込んでくる。
肌に合うというべきだろうか?
偽物でもそこに価値を見出す人というのは世の中に少数ながらいるのは間違いないと思います。
世の中には大きく分けて1次創作物と2次創作物が存在する。
1次創作物がなければ2次創作物が存在することはなく、1次創作物の価値は計り知れない。だが、2次創作物がそれに劣るかというと・・・「それは違うよ」と私の中の苗木くんが声を大にして反論してくれる。
オリジナルを再現するそれには、独自の魅力が宿る。
例えるならばモノマネ芸人だからこそ出せる本物には出せない味わいといえばわかりやすいだろうか。
他にも特撮や模型の世界でも欠かせないミニチュアもまた然り!
見た目こそ瓜二つに再現できてもサイズ感などは到底及ばないミニチュア。だからこそ、特撮作品や模型の画面作りを支えるピースとなり得るわけで。
やはりどう考えても偽物だからといって魅力負けするわけでないと声を大に宣言できる。
こうやって自分の価値観を言語化してくれるキャラクターとの出会いは嬉しくて堪らないですね。
第5話:実に映画的な小道具の使い方に拍手!

第5話。お話のメインを飾るは楊明さん!
やったね!私の推しが大きく報われる回だ!
今まで鯨井を支えてきてくれた楊明さん。今回はその関係性が逆転する展開にグッと来る。
これが自分の絶対だと断言していく生き方。
これは私も倣っていきたい。
しかしながら、今作はアイテムの使い方が絶妙に上手い!
エッグタルト(新しい門出)にもイヤリング(私の好き)にも意味が込めていて実に映画的ではありませんか!
それぞれの役割を結構わかりやすく解説してある点は好みが分かれるところではあるが、個人的には親切設計は大いに歓迎!
映画を愛好するプロの批評家は説明的な台詞を嫌いそうですが、わかりやすさはやはり正義!
といっても本作は謎を多く配置するストーリー展開を採用しているので、作品全体を通して見るとわかりやすさとは遠く離れているのでバランスは取れているのかもしれません。
第6話 謎について言及されていくのに謎が深まっていく

第6話にて九龍について色々な情報が明かされましたが、私は正直よくわからなかった。
つまりどういうことだ?
と理解が追いつかない。
なんとなくだが、分かったことを綴っていくと・・・
元々あった九龍は廃墟となってしまった。そして第2九龍が存在するが、こちらが認識できる人とできない人がいる。さらに第2九龍の中に在住しているイレギュラーな人間がいる。外部から移住してきた人もいる。
みたいな感じか。
あっているかどうかは不明。
正直よくわからない、だが面白いと思うの事実で頭で理解は追いつかないが心が面白いと認めているからまぁいっか。という着地点にたどり着く。
とりあえず鯨井が九龍の外に出るような展開が来ないことを祈ろう。なんだか嫌な予感がするので。
第7話以降

第7話以降の感想はしばしお待ちください。最新話放送後なる早で執筆致します。
最後に

いかがだったでしょうか?
今回はTVアニメ『九龍ジェネリックロマンス』のレビューを行いました。
最後にちょっとしたプレゼンのターンを設けて締めとしたいと思います。
名作ラブストーリー紹介

『九龍ジェネリックロマンス』がラブロマンス作品ということで、私が実際に鑑賞して心動かされた名作ラブストーリー映画を2つご紹介させて頂きます。
『ローマの休日』。
言わずと知れたラブストーリー界の金字塔。私はこれほど台詞の配置が秀逸な作品は他には知らない。無駄のない構成・魅力的なキャラ・引き込まれる演出・ラストの台詞の衝撃。どれをとっても時代の潮流に負けないパワーがある!
『たまこラブストーリー』。
TVアニメ『たまこまーけっと』の続編であり、作品ジャンル日常ものからラブストーリーへとをガラッと変更した怪作。
少女の恋心の発芽に焦点を当てた2時間の物語として非常に真摯であり、TVアニメとのギャップがもたらす破壊力が測定不能な作品です。
どちらも化け物級の名作なので是非とも多くの方に知って頂きたい。
2025年春アニメ注目タイトル

2025年春。私が注目している作品は以上の8タイトル。
『ウマ娘シンデレラグレイ』
『ウィッチウォッチ』
『mono』
『ざつ旅』
『機動戦士ガンダムGQuuuuuuX』
『ロックは淑女の嗜みでして』
『九龍ジェネリックロマンス』
『秘密のアイプリ リング編』
秘密のアイプリは1年間に及ぶ通年放送なのでショートレビューを継続していけるかわからないので感想を述べる予定はないですが、他はできそうなので感想を述べていく所存。
宜しければ他のレビューも一読していただけると嬉しく思います。

それでは今回は以上となります。
このブログでは映画レビューや映画化に値する作品(例:ウマ娘シンデレラグレイ)の紹介を行なっております。他の記事に目を通したり、ご家族や友人に紹介やSNSで拡散していただけると励みになります。
ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。またのご縁をお待ちしております。


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