最終章-3。登場キャラの3/4が60代。キャスティングがなせた大人なドラマに惹き込まれる!⚠️ネタバレ有りでウマ娘シンデレラグレイ第194R「心臓」を古畑任三郎エミュレートでレビュー&プレゼン。

おはようございます。『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化を夢見るフリープレゼンターの🦉あーさんと申します。
今回はヤングジャンプ2025No.35に収録された『ウマ娘シンデレラグレイ第194R』のレビュー&プレゼンを実施。
当ブログ恒例のエミュレートプレゼンで参ります。古畑任三郎を模倣しまsので、是非とも田村正和さんのお声をイメージしてお楽しみください。
イントロダクション
えぇーー、皆さん。ご無沙汰しております。
“歳月人を待たず”という諺をご存知でしょうか?
どういう意味かというと・・・🕰️時間は人の都合など無視して止まることなく進んでしまう――時の残酷さ・無慈悲さを示す意味になります。
何故この諺を取り出したかと言いますと、2025年7月31日ヤングジャンプ最新号に収録された『ウマ娘シンデレラグレイ』最新話「心臓」を読んで、この諺が頭によぎった次第。
この諺だけだと感想としてわかりづらいかと存じますので、より率直な感想を羅列しますと・・・
面白い・残酷・なんて成熟したドラマなんだ・・・
この3つとなります。
今回は3つ目「成熟したドラマ」――-という心象を深掘りし、その理由3つについて解説していこうかと。
短い時間ですが、お付き合いのほどよろしくお願いします。
魅力3️⃣選

「成熟したドラマ」―という感想に至った理由。それはこの3つとなります。
🔷バー=酒場というロケーション
🔷60代トレーナー同士の会話劇
🔷第176R「始まるんだ」とのリンク
では、・・・一つずつ詳細を解説していきましょう。
ロケーション:バー

今回のエピソード。主に4つのロケーションが登場します。トレセン学園のターフ、街、医務室、そして酒場=バー。
最も多く活用された場所は🥂バーでした。
未成年お断りという舞台。シンデレラグレイの過去エピソードを振り返るとバーが舞台になることはそれなりの頻度でありますが・・・・今回はその雰囲気が非常に重い。
加えて、そこに登場するキャラクター同士は談笑することはなく慈悲のないやりとりを繰り返す。
さらに!
向かい合ったり、隣に座ることなく互いに背中越しに会話するのが最高にクールに思えてなりませんでした。
舞台選出・キャラクターの配置。これだけで大人なドラマを演出する手腕に脱帽です。
60代トレーナー同士の会話劇

続いて2つ目。前項で少しだけ述べたバーを舞台に行われた会話劇について。
そのやりとり行ったのはオグリキャップさんのトレーナー:六平銀次郎さんとバンブーメモリーのトレーナー:奈瀬英人さん。
作中最高齢に位置するベテラントレーナー2名です。
今回の会話はテーマがテーマだけに重い空気を醸成し続けていました。そのテーマとは――オグリキャップさんのパフォーマンス能力について。
奈瀬英人トレーナーの口から残酷な現実を突きつけようとしますが、それを声を荒げて阻止する六平トレーナーの姿が非常に印象的でした。
終始暗い雰囲気が漂っているのに、読み進めるこちらは好奇心に🔥熱を帯びてしまうのが不思議です。
おそらく、ベテラントレーナーである両名だからこそ付加できる言葉の重みにやられてしまっている・・・・のかもしれません。
ユキちゃん先生再登場。「第176R」とのリンク

最後の3つ目。こちらは第176Rでのやりとりの答え=アンサーとなる内容。
第176R『始まるんだ』でオグリキャップさんの主治医:ユキちゃん先生からある言葉を受け取っていた六平トレーナー。
約20話越しにその言葉がなんだったのか判明する運びとなりました。
その言葉とは、大方の読者は予想できていると存じます。
・・・・・・
そう、オグリキャップさんのパフォーマンス能力がピークアウトしていることについて。
主治医の口から今のオグリキャップさんの状態がどうなっているのか、そして何故今までGⅠ級のレースを走り続けてきた彼女が優れた競争成績を収めることができたの言及されます。
その語り口、表情は・・・・残酷な事実を告げるそれでした。
ユキちゃん先生も六平トレーナーとほぼ同世代。見た目は幼女?と思わせるほど低身長かつ童顔なのですが、その貫禄はやはり生きた年数を物語っています。
そのような方が神妙な顔つきで重要なカルテ報告をする。
大人なドラマという他ないでしょう。
結に〜60代のキャラ中心となった第194R

さて、如何だったでしょうか?
ウマ娘シンデレラグレイ第194R「心臓」。
“歳月人を待たず”
たとえどれだけ経験を積み重ねたベテラントレーナーであっても時の流れには敵わないと思い知らされる。そんなお話でした。
一つ感想について補足しておくと、今回久方ぶりに主人公:オグリキャップさんの台詞が記載されました。
喜ばしいことです。拍手しましょう👏
といっても・・・放たれた台詞・表情は重いものでした。
彼女の明るい表情・久住先生の描く“かんたんオグリ”が恋しくなってしまいます。
しかしながら今回の第194R、すごいエピソードであったとしみじみ思ってしまいます。何せ今回登場した4名のキャラクターの内3名は60代ですからねぇ。青年誌と言えどかなり攻めたキャスティングではないでしょうか?
ですが、その年齢が醸す空気感・言葉の重みが作品の面白さに直結しているのですから文句なんて一切思い浮かばない。
次のエピソードも楽しみで仕方ありません。
それではまた次週、レビュー&プレゼンします。またお会いできる機会を心待ちしております。



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