フジマサマーチ(マーチトウショウ)の軌跡

フジマサマーチ ウマ娘

地方カサマツ時代。オグリキャップに勝利を納めた唯一のウマ娘

フジマサマーチ。

史実に実在する競走馬マーチトウショウをモデルとするフジマサマーチのデビューから引退までの軌跡を追っていこう。

おはようございます。『ウマ娘シンデレラグレイ』の🎞️映画化を心から夢見ています!
ブログ管理人のあーさんです。

序章カサマツ編は地上波でオンエアされることと予想されますが、総集編という形でスクリーンデビューを果たしてもらいたい!

今回、記事の主役となるのはフジマサマーチ。
ウマ娘シンデレラグレイにて幾度か敗北を経験するオグリキャップ。彼女にその悔しさを最初に教えたのがフジマサマーチです。

序章“カサマツ編”ではオグリのライバルとして立ち塞がり、第1章“中央編入編”以降は準レギュラーくらいのポジションに落ち着く。

準レギュラー化してからも幾度となくオグリに影響を与え、外伝エピソードの主役まで抜擢される優遇っぷりから人気の高さが伺えます。

今回はフジマサマーチのモデルとなった競走馬マーチトウショウの歴史とともにコミックスでの彼女の活躍を振り返っていこうかと思います。

コミックス執筆陣営のストーリーテリングの巧みさを感じ取っていただけれるかと。

なお、今回のリサーチに活用したWebサイトは優駿たちの蹄跡様となります。
この記事では上記サイトの表をアレンジして読みやすく分割&コミックス該当エピソードをプラスした表を載せています。

アレンジしたことで原本に載っていた貴重な情報をある程度オミットしていますので、上記サイトと併せてご覧いただければ嬉しく思います。

それではスタート!

コミックスで描かれたのは新馬戦ジュニアクラウンが該当します。

こうして史実を追っていくとコミックスでの描写以上にオグリキャップと接戦を繰り広げていることがわかります。

2度もオグリに土をつけていることは凄い!

同時にオグリが1着を取った回数も凄い!!

1988年のレースでは3つコミックスでの描写・もしくは言及がありました。

コミックス2巻で描かれたゴールドジュニア。10巻に収録された外伝で描かれた岐阜王冠賞。この2つは具体的なレース描写がございましたね。
東海ダービーについてはレース描写ことないが言及され、読者に強い印象を与えてくれました。

こうして見ていくと1着の回数の少ないと感じられてしまうかもしれませんが、地方といえど連勝を積み重ねていくのは至難の業。

1988年12戦中、1着2回、2着を4回、3着を2回記録しているだけでも十分の実力者である!

ここでの注目ポイントは何といっても岐阜王冠賞!
フジマサマーチが名実ともに主役となった外伝エピソードで描かれたレース!
東海ダービーの勝者フジノノーザンの別名称:ヤマノサウザンとしてウマ娘化され、マーチと再戦します。

ここでリベンジマッチを果たしているのがドラマ性の高さを物語っています!

実際の歴史においての勝因は分かりませんが、コミックスでは敗北から勝利へと至るプロセスがドラマチックに描かれているのでマーチファンの方は必見!


下記記事に1988年の中央競馬史をまとめております。

同時期にオグリキャップら中央で激闘を繰り広げるウマ娘の歴史を堪能できます。

1989年。コミックスでフジマサマーチのレース描写はここからめっきり減っていきます。
出番そのものがなくなる訳ではないので作者・ファン、双方から愛されていることが伺えますね。

1989年の注目事項として地方を離れ、中央のレースに出走します。しかし結果は見ての通り惨敗。
地方と中央のレベルの差が察せられます。

もう一つの注目事項は笠松を離れ高知へと移籍していること。コミックスではそういった描写は確認できなかったので歴史を追いかけていくとこういった新しい発見があって楽しい!

1990年は出走0。

別Webサイトによっては計4回、出走があるともあります。

1991年。本格的に復帰。年間16ものレースに挑み、1着5回、2着6回、3着1回。

これは好成績を叩き出しているといって良いでしょう!

引退を迎える1992年。オグリキャップが引退したのが1990年なので同時期にデビューしたのに引退時期にここまで差が開くことに驚く。

前年の好成績は影に潜め、年齢による衰えを感じさせる結果が印象深い。

いかがだったでしょうか?
今回はオグリキャップカサマツ時代のライバルウマ娘:フジマサマーチの軌跡をモデルとなった競走馬:マーチトウショウの歴史と共にご紹介しました。

カサマツ時代でのリベンジマッチを果たした岐阜王冠賞。
高知移籍後の1991年の快勝記録。

以上が印象深かったですね!

改めてコミックス10巻収録の外伝での主役抜擢を振り返りたい。

東海ダービーで4着という悔しい想いを抱く結果。
それを受けての岐阜王冠賞。フジノノーザン=ヤマノサウザンと再勝負し勝つというドラマ性が味わい深い!

もし競馬界を執筆する脚本家がいるのならば、そのヒトは天才か何かなのでしょう。

締めとして私が好きなマーチのセリフをご紹介して終わりたいと思います。

コミックス4巻、日本ダービーへの出走が叶わなかったオグリに向かって放った言葉。

「日本一のウマ娘になれ」

この言葉がその後もオグリの胸の中で熱を帯び、彼女の芯となっています。

もう一つ、外伝での台詞をご紹介。

「私が追っているのは影ではない」

この言葉がどういう経緯で放たれるのか、ぜひコミックス10巻でお確かめあれ。

今回は以上となります。お時間いただきありがとうございました。

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