【実写化成功!】夏目アラタの結婚 感想・レビュー

夏目アラタの結婚 感想 映画

柳楽優弥といえば『アオイホノオ』!

おはようございます😄映画レビュアーのあーさんです。

今回は2024年9月6日より公開された映画『夏目アラタの結婚』の鑑賞して参りましたので、その感想記事となります。(この映画をみる1時間前に同日公開映画👽『エイリアン ロムルス』を鑑賞したので1日に連続映画鑑賞というヘビィーなことをしてしまいました。→つまり脳みそがヘロヘロです😓


まずはストレートに作品の評価から。
めっちゃ面白かったです!



スリルあり、ミステリーあり。ハラハラしながら最後まで鑑賞できたし物語の着地点も後味の良い終わり方で満足度高い映画に仕上がっています!

この映画はネタバレを回避した上で是非とも鑑賞していただきたい作品です。

当レビューでもネタバレは極力控えながら作品の魅力を伝えていくよう心がけます。それではどうぞ!

面白さ:星*7 ★★★★★★★☆☆☆

まずは物語について。素直に面白いです!星*7相当の面白さで友人にもおすすめできるクオリティに仕上がっております。

先が読めないような展開がずっと続いてハラハラドキドキという感覚が常に心に住み込んでくる。画的に派手な場面とかは少ないというかほとんどないです。予告でも印象的な面会室を遮るガラスを割る場面とか鮮烈なインパクトを与えるシーンは片手で数える程度しかありませんが、そういう派手なアクションを求めるような作品でもないので問題なし。むしろ地味な画面構成でも観客の心理を鷲掴みにしていくようなストーリーテリングに拍手👏を送りたい!

上映時間は約2時間。

その間、主人公:夏目アラタと観客は視点を共有して物語の中心人物:品川真珠の謎に迫っていく。そのシンプルで奥深い物語だけで上映時間を飽きることなく満喫できます。それだけ主役2名のキャラクター造形が魅力的だと感じました。

役者の演技:星*9 ★★★★★★★★★☆

本作品を語る上で避けて通れないのが役者陣の名演。

夏目アラタを演じるのはヤンキー演技が演技に見えない人相をしている主演の柳楽優弥さん。

品川ピエロという異名をつけられた謎多き女死刑囚:品川真珠を演じるのは黒島結菜さん。

品川真珠の弁護士として彼女の無実を信じる宮前光一を爽やかなルックスが魅力的な中川大志さん。

死刑囚アイテムコレクターという趣味の悪い趣味を生きがいとしている藤田信吾を演じるのはもはや何をやっても本人役にしか見えない佐藤二朗さん。

特に印象に残ったのはこの4名の役者。

全員演技力抜群です!評価高めで星*9!

柄の悪さと優しさを兼ね備えた演技が素晴らしい柳楽優弥

柳楽さんといえば、暑苦しさとヤンキーっぽさを兼ね備えたルックスがチャームポイントの俳優さん。

夏目アラタにドンピシャでその個性がハマっています。個性がハマっているだけでなく役者としても技量も本物なので夏目アラタを見ている時は演技をしているとは思えない。本当に芸達者な方だと思います。

夏目アラタは児童相談所に勤める人間。人に寄り添う仕事をしておきながら元ヤンという設定なので、柳楽くんの風貌と優しさが見事にマッチしておりました。

FATスーツとピエロメイクに扮する以上に恐ろしい品川真珠の存在感

黒島さんはFATスーツを着用して太った姿の時の真珠を演じてらっしゃています。その姿はもはや本人とは思えないような外見です。太った見た目もすごいが🤡ピエロメイクで現行犯逮捕される時にしている行動にゾッとしてしまう。その恐ろしさを身体で表現しており、台詞無しでキャラクターを表現する演技力に脱帽です。

動きの緩慢さや生理的に恐怖を感じさせる仕草を心得ているのか台詞がないのにそこにいるだけで、動作をしているだけで、ヤバさが伝わってくる。

痩せた姿の時はそこに台詞が加味されるのでヤバさも倍増いや二乗されていると言っても過言ではない!

熱い弁護士が似合う中川大志

今回の中川大志さんが演じるのは死刑囚の🧑‍⚖️弁護士ポジション。彼女が無罪だと主張する側の人間で、最初はこの男も真珠に魅了されてしまった人間なのだと思って鑑賞していたのですが予想に反して真っ当な人間で好青年という表現がぴったりな人物でした。

疑ってごめん宮前さん😞

主人公とちょっとしたバディ感もあって終始出番に恵まれている。株を下げるようなことはしないしどんどん好感度が上がっていくキャラクターでした。

佐藤二朗成分が化学反応を起こしている藤田信吾

友情出演とクレジットされていた佐藤二朗さん。友情出演にしてはめちゃくちゃ出番の多いキャラクターである藤田です。

この藤田、死刑囚アイテムコレクターという名に恥じない変人でそこに佐藤二朗さん特有のパーソナリティが化学反応を起こして絶妙なキャラクターに仕上がっています。

もしかすると、この映画で最もハマりキャスティングは佐藤二朗かもしれません。

音響:星*5 ★★★★★☆☆☆☆☆

映画といえば音響の要素も欠かせない重要事項。その点に関してはこの映画で特別音響に酔いしれる場面がなかったので評価は普通の星*5とします。

グロ要素:星*6 ★★★★★★☆☆☆☆

こちらは注意要素として伝えて置かなければならない点ですかね。人によって気分が悪くなる恐れもあるので。鑑賞前の事前知識として持っていて損はないかと。

そこまで直接的なグロさはないですが、死刑囚の事件を扱っている作品なので最低限のグロい描写はあります。🍿ポップコーン片手に見る類の映画ではないということが伝われば幸いです。

めちゃくちゃエグいわけでもないので星*6。

物語の見所:先が読めないスリリングば展開

最後に物語の見どころをネタバレを回避しつつプレゼンします。

夏目アラタは堕ちるのか否か

私がこの作品を見に行った理由でもある夏目アラタの顛末がどうなるのかについて。これについては本当に最後までどうなるのか読めなかった。この予測不能感は最高のスパイスとして映画の味を数段跳ね上げてくれます。

予告の段階でも夏目アラタが真珠に魅了されるのではないかと観客に思わせるような場面が確認できます。実際に映画本編を見てみると想像以上に夏目アラタがどう転ぶのかわからない展開が続きます。

このスリル。堪りません‼️

彼が最終的にどこに着地するのかは本編を鑑賞してお確かめください。

品川ピエロ事件はどう幕引きとなるのか

夏目アラタの着地点と同様に物語のキーファクターとなる品川ピエロ事件の真実。こちらも作品を大いに盛り上げる要素です。

品川真珠にまつわる謎が物語序盤で明示され、それが事件を追うごとに少しずつ解明されていきます。消化不良な部分は発生せず腹落ちして納得できる結末が用意されているし、全て判明してがっかりということもありません。

少しずつ事件の真相に近づいていく展開は観客にとっても達成感を定期的に感じることに繋がっていてモチベーションダウンが生じづらい点も評価高いです。

終わりに

今回は映画『夏目アラタの結婚』をレビューしました。

原作コミックがある実写化作品。私は原作未読なので原作再現度に関して言及できないですが単純に一つの映画作品として満足度の高い体験ができたと断言できます。

キャスティングに政治臭しないのが何より良い!

原作を知っている方の意見も聞きたいですね!コメント欄で感想を残していただけたら嬉しく思います。

それでは👋

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