スタブロ著者陣営に拍手を!レースレベルはメイクデビュー、傑出したネームドウマ娘の不在、これらのハードルを乗り越え価値ある負け戦を描写した手腕を絶賛‼️『ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム』第8話「不屈の精神」の感想プレゼン。

おはようございます。『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化を夢見るフリープレゼンターの🦉あーさんと申します。スターブロッサムもメディア化して欲しいと切に願っていますとも‼️
『ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム』第8話「不屈の精神」を読みました。読んだというか改めて何度も読んでいます……といった方が正確ですね。何度読んでも良いものは良いのだ!ヤンジャンアプリのメンバーシップに加入したのでいいねを10個もプレゼントできるのが嬉しい限り。本当は100とか1000プッシュしたのだけどなぁ~~~
それはさておき、既に50話以上読み進めている身ではありますが、初心の立ち返って🌸スターブロッサムの魅力を発見する旅路に報告もとい感想を綴っていくとしましょう。

まずはネタバレなしの感想を記します。
「こういう話、好きだなぁ~」———という感想になりました。抽象的すぎますね。すみません。
しかし、嘘偽りのない正直な感想はこれなのですよ。
サクラローレルのメイクデビュー。史実に刻まれた通りの結果となり、ウマ娘シリーズとしては珍しいしょっぱい幕引きとなる。しかしながら、それをうまく調理してこそ作家の本分!
たとえ見どころを用意しづらい題材であろうと一流の著者らの手に掛かれば一級品のエピソードに面構えを変える。
素晴らしいエピソードとの対面を果たせたと言って良いでしょう。
以上ネタバレなしの感想プレゼンでした。

本編ではネタバレ要素を色々と解禁して感想プレゼンを実施してくとしましょう。まずは《レポート》パートと題して登場キャラとストーリーの流れを解説。後続するパートのための資料コーナーといったところになりますね。
その後、本格的な《ネタバレ感想プレゼン》へと移ります。こちらのパート以降は当ブログ恒例のエミュレートプレゼンversion“杉下右京”お届けしますよ!是非、水谷豊さんの声を思い浮かべながら、お楽しみください。
第1部:エピソードレポート

登場キャラクター
- サクラローレル
- 明石椿
- 明石梧郎
- 阿武隈紗季
- ナリタブライアン
- ビワハヤヒデ
- パワフルラビット
- ブルーラズベリー
ストーリーライン
大雑把にストーリーの流れを記していきます。なるべく旨みと呼べる要素をオミットして記していきますので、その真髄は本編にてご堪能ください。
🔻ポジション争い
サクラローレルのメイクデビュー開幕。開幕早々熾烈なポジション争いが勃発しローレルは大きく出遅れることとなる。
🔻デビュー戦で最も大切なこと
劣勢のローレルを直視できない椿トレーナーに梧郎トレーナーは第7話で出題した“問い”の答えを口にする。その言葉を受け取った椿トレーナーはレースに対する姿勢を改め、ローレルの走りを見届ける。
🔻ナリタブライアンのトレーナー
舞台変わってトレセン学園。スマホの画面越しにローレルが出走するメイクデビューを阿武隈紗季トレーナーはチェックしていた。
第2部:エミュレートプレゼンSTART
勝負の世界とは常に残酷極まる代物。たった一枠の勝ち枠を巡り争う。1on1のマッチアップならまだしも複数名での熾烈な競り合いとなるレースの世界ともなれば勝率はグンと下がります。
サクラローレルのメイクデビューもその残酷さが如実に現れ、彼女は着外へと敗れる結果に着地しました。
惜敗ではなく惨敗と言って差し支えないでしょう。一番人気であったにも関わらず10着ですからねぇ。
しかし、着順と物語の面白さは正比例しません。
著者=漫画:保谷伸 脚本:文殊咲の手腕により素晴らしい内容に仕上げられていました。
敗北を魅せてこそ作家の腕前が示される

たしか『逃げ上手の若君』の著者=松井優征先生の言葉だったでしょうか。負け戦をうまく描いてこそ作家の実力を示せる。
一言一句合致しているか定かですが、このようなメッセージを残していたと記憶しています。
負け戦。このフレーズの響きを聴いてどのようなイメージを抱くでしょうか?
多くの方はネガティブなイメージが先行するのではないでしょうか?しかし、僕はそうは思いません。敗北は確かに苦々しく勝利の美酒とは程遠い味わいです。ですが、そこには自らの血肉となる栄養がふんだんに組み込まれている!
敗北から何も得られないことこそ真の敗北。負けに直面した時こそ、そのものの真価が問われる。今回のレース、内容が覆ることがないことが確実となった場面が確認できました。ですが、その局面にあっても不屈の精神を示したサクラローレルと負けると分かってなお目を逸らさず全身全霊で応援する椿トレーナーの姿があった。
このシーンを見て僕は確信しました。
彼女らはどこまでも強くなれる————と。
勝利を読者に届けることは叶いませんでしたが、それ以上の価値ある“未来”を暗示することには成功したと断言します。
美しい幕引きと第2巻への引き継ぎ

その未来を読者以外にも感じ取ったであろうキャラクターがいましたねぇ。
阿武隈紗季。ナリタブライアンを受け持つチームハダルのトレーナーです。彼女は発言は要約すると下記の通り。
ナリタブライアンのライバルとなり得る子は今日のメイクデビュー戦では確認することはできなかった……今のところは。
重要なのは最後の“今”という時期の言及。
この一言が加わるだけで、未来の可能性は未知数であるという意味合いが生じる。尚且つ、彼女のトレーナーとしての観察眼は侮ることができないという著者らからのメッセージも汲み取ることができます。
読者の確信を裏付けるとともにナリタブライアン陣営の強さを窺わせる。
見事です!
おまけ漫画の愛嬌

最後にWEB及びアプリではお目にかかることのできないコミックス限定特典について触れるとしましょう。
パワフルラビットが2着ブルーラズベリーと掛け合いをする一コマのみのおまけですが、なかなかどうしてこれが素晴らしい!
何が素晴らしいかと言いますとパワフルラビットへのヘイト管理が大変見事です。
パワフルラビットは第8話にてヘイトを集めやすいポジションとして描写されました。悪いウマ娘ではないのですがイヤな印象が前面に来てしまう作劇でしたので、それに対するアフターケアとしておまけ漫画でパワフルラビットの愛嬌ある作劇を追加する。
コミカルな絵柄も相まって彼女の対するイヤな印象はどこか行ってしまう。
なくても成立するシーンですが、これがあることで読了感が一層気持ち良くなる。一コマながら侮ることのできない追加シーンでした。
結びに

如何だったでしょうか?
今回は『ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム』第8話「不屈の精神」について、そのインプレッションをプレゼンさせていただきました。
今回のエピソードは実に素晴らしい負け戦でした。
勝利を鮮やかに描写することは比較的容易ですが、負け戦を価値あるものとして演出することができるか否かで著者らの実力が推し量れます。
今回の一戦は今後重要となる好敵手といえるネームドウマ娘も不在。その上で勝てないレースを描写しなくてはならなかった。執筆には高いハードルが立ち塞がったことかと存じます。
しかし、そのハードルを乗り越え価値ある命題を提示できた本エピソードを称賛するしかありません。
僕のストライクゾーンを射抜く大変素晴らしいエピソードに出会えたことを幸運に思います。
これにて本プレゼンは終了!ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。また別の記事にてお会いできることを楽しみとしています。

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