トウカイテイオーを思い出させるチームロイヤルの奮闘劇。ディープインパクトを彷彿とさせるソーパーフェクト。最終話=有馬記念はハーツクライVSディープインパクトの有馬記念のオマージュとなるか?

おはようございます。「フィルム&プレゼンテーション」へようこそ!フリープレゼンターの🦉あーさんと申します。
【日曜劇場】ザ・ロイヤルファミリー第9話「鐙~あぶみ~」を視聴したのでその感想を記していくとしましょう。
えぇーーーー、やはりまずはコレかな。
本物のクリストフ・ルメール騎手だ⁉️
これについて記述しないわけにはいかないでしょう。第1話に武豊騎手がサラッと出演していたことにも驚きましたが、まさかルメール騎手もサプライズ出演してくるとは…。ウマ娘のCMでお馴染みのおじさん・・・ではなく日本競馬会を代表するジョッキーの一人ことクリストフ・ルメール氏。
最初名前が読み上げられた時は耳を疑いましたとも。えっ?なんか聞き覚えのある騎手の名前だなぁ~と半ば信じていなかったのですがお顔を拝見したらご本人と来た!
佐木隆二郎に代わって起用されている展開にも残酷さがあって二重の意味で驚きましたねぇ。
おっと、いけない。ルメール騎手の登用だけにフォーカスする訳にも参りません。今回の物語の中心を担った故障との格闘模様について感想を綴らなければ。

そんなわけで本編へと突入しましょうか。この連載記事の恒例となっている半沢直樹エミュレートでテキストを味付けしていくとします。是非とも、名優:堺雅人さんのお声をイメージしてお楽しみください。
エミュレートプレゼンSTART
故障。
競馬というスポーツを題材とする上で、これに触れなくてはフィクションとして2流と言って良い。しかし、ここまでやるか早見和真先生!
TV放送で目の故障を扱うことによる効果

私もこのブログを通じて多くの故障歴について別記事(戦績観測シリーズ)にて触れてきました。
だが!
その全ては脚に関わる代物であった。
眼を患う。このパターンには初めて対面することとなり、正直面食らってしまったと告白しよう。
そんな事例が過去にあったのか?―――と調べてみると出てくる出てくる!
などなど探せばより多くの名馬の名が浮上することだろうがこのくらいに留めておく。
直近のインタビュー=早見和真✖️伊藤隼之助スペシャル対談でも触れられていたが、十数名の馬主への取材を下敷きに執筆したとされる本作。
今回の故障も取材で得た知見をベースとしていると察せられる以上、早見和真先生のリサーチ力にひたすら感服してしまう。
メジャーな故障ではなくレアな代物を採用することで埋没してしまう定めにあった名馬の歴史に日の目を差し込むことが叶う。
これが狙いであったか定かではあるが、早見和真先生の選択によってまだ見ぬ競走馬の歴史に触れる機会を得られたことを幸運に思う。
史実に刻まれた故障を乗り越えた名馬の物語を想起させる内容
そんな幸運は一旦、傍に置くとして今回の作劇は大変見応え抜群であった。
馬の幸せとは何か?
答えのない問題に直面し、故 山王耕造の言葉を引き合いに出す流れ。そこから物語が加速し有馬記念で勝つという当初の目的への気概を再燃焼していくシナリオ。
誰1人欠けても治療完了・翔平の騎乗という二つの重要なピースを埋めることができなかったのは明白だ。
鐙というタイトル回収の仕方も実に鮮やかであり、チームロイヤルから事実上の離脱状態であった佐木隆二郎のアドバイスがエピソードタイトルに採用されているというのも粋というもの!
彼らの奮闘は3度の骨折を経験しながらもラストラン有馬記念へとこぎつけた名馬トウカイテイオーの蹄跡を想起させる内容でもあり、史実への敬意にあふれている点も見逃せない。
ソーパーフェクトのモデルはディープインパクト?
次週最終話にて最後の壁として立ち塞がるソーパーフェクト。彼が三冠馬となることはほぼ間違いない。
今回のエピソードで気になる発言があった。
無敗のままクラシック三冠を制した上で有馬1着となったものはいない。
牡馬で三冠馬といえば
セントライト・シンザン・ミスターシービー・シンボリルドルフ・ナリタブライアン・ディープインパクト・オルフェーヴル・コントレイル
以上8頭。
この中で3歳クラシック期に無敗のまま有馬記念に出走したのはディープインパクトただ一頭のみ。そして彼はそのレースでハーツクライの2着という結果に収まっている。
そして、ハーツクライはディープインパクトを下した有馬で初のGⅠ戴冠を達成している。ロイヤルファミリーと異なり目の故障こそ経験していないがかなり類似性を感じさせる。
🔻最終決戦はハーツクライvsディープインパクトのオマージュとなるか?
4歳古馬の無冠ハーツクライが3歳無敗の三冠馬ディープインパクトを下した世紀の一戦を再現する要素が十二分に揃っていることはあなたもお気づきではないだろうか?
4歳古馬の無冠ロイヤルファミリーが3歳無敗の三冠馬ソーパーフェクトと相対する。
ここまで同一の条件を整えておいて違うとは言わせない。
全ての答えは次週わかることではあるが、期待に胸を膨らませておいても損することはないだろう。
結びに
如何だったでしょうか?
今回はザ・ロイヤルファミリー第9話「鐙~あぶみ~」の感想をプレゼンさせていただきました。
目の故障。
まさか、このようなカードを切ってくるとは想定外であった。しかし、おかげでまだ見ぬ名馬との出会いが叶ったことに感謝の意を示します。
そして、トウカイテイオーが有馬記念へと漕ぎ着けた歴史を思い出させるチームロイヤルの奮闘劇には興奮を隠せない自分がいた。
また、ソーパーフェクトのモデルを推理することで最終話の決戦がハーツクライVSディープインパクトのオマージュとなる可能性に突き当たったことも大変喜ばしい!
まだ、憶測の域は出ないが条件が整いすぎているのだから仕方ない。
本プレゼンは以上。ご愛読いただきまして誠にありがとうございました。また別の記事にてお会いできることを楽しみとしております。






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