【感想レビュー】コードギアス 新潔のアルマリア『黒の閃光』-後編-

コードギアス 新潔のアルマリア 特別編「黒の閃光」後編 推し作品

おはようございます😄ブログ管理人のあーさんです。

今回は月刊ホビージャパン2024年10月号に掲載されたコードギアス 新潔のアルマリア『黒の閃光』-後編-を一読しましたので、その感想記事となります。

前編となるレビューと対となる記事となります。

物語はKADOKAWA コミックNewtypeにて連載予定の本編へと続くという終わり方なのでホビージャパンでの連載された今回のフォトストーリー前後編はそのプレストーリー=前日譚という位置付け。前編のレビューの時に後編へと期待していたサトリのギアスユーザーとしての活躍や鞠熾天のパイロットの正体などの謎は本編へのお楽しみ要素となってしまっていました。

以上を踏まえた上で今回の後編をレビューしていきます。

前編のエピソードで圧倒的マシンスペックとパイロットの技量を発揮していた鞠熾天。その鞠熾天に対抗するために黒の騎士団はゼロを呼びだす。・・・というところで終わった前回の終わりの続きを見ていきましょう。

登場人物・登場KMF・物語の舞台・物語の要約・私の感想といったラインアップとなっております。 ⚠️注意点として「反逆のルルーシュR2」と「奪還のロゼ」のネタバレ要素を含んでおります。

登場人物

今回の登場人物は主に4名。

前編からの引き続き登場となるバディ2名=宗賀ハクバ&サトリ・リシリュー。

黒の騎士団CEOのゼロ(スザク)

後編での完全新キャラとなるレディ・レディ


ハクバ・サトリは前回の記事で説明したので詳細はそちらで確認できます。ゼロについてはここで語るまでもなく「反逆」と「復活」の物語で彼のことが知ることができるので割愛。

完全新キャラのレディ・レディについて詳しく触れていきます。

鞠熾天のパイロットと行動を共にする謎のエージェント レディ・レディ

性別は女性。それ以外の全ては謎に包まれる美女。ハクバらと異なる組織に所属する諜報員で、いくつかのコードネームを持つ。レディ・レディもその一つである。ピュアエレメンツG=鞠熾天のパイロットと共に行動しているがその目的は不明。

登場ナイトメアフレーム

今回登場するKMFは3機。

ハクバ搭乗の新月

『新潔のアルマリア』の看板KMF:ピュアエレメンツG=鞠熾天。パイロットの描写は今回の皆無。

ゼロが搭乗するランスロット・アルビオンゼロ

第9世代KMF ランスロット・アルビオンゼロ

ゼロが鞠熾天との決戦を想定して用意した最新鋭KMF。その外見は悪虐皇帝ルルーシュの騎士=枢木スザクの愛機であるランスロット・アルビオンに似ているため黒の騎士団のトップであるゼロの搭乗機としてふさわしくないという理由で長らく封印されていた。

ランスロットSin紅蓮特式といった第9世代KMFと同じカテゴリーに属するため、マシンスペックは現状最高峰の機体となる。マウリツィオ・イシャー捕獲作戦のためにその封印を解除されることとなった。



—余談—
METAL BUILD DRAGON SCALEにて商品化計画が進行中。雑誌には初期塗装試作モデルのお姿が収められておりMETAL BUILD DRAGON SCALEシリーズに相応しい外観となっていました。とっても高級感があります!

過去にランスロット・アルビオンを同ブランドで発売している実績があるので、今回のアルビオンゼロはそれの流用モデルとなるのか、はたまた異なるギミック・武装が搭載されているのか続報に期待です。

物語の舞台:天然の自然要塞となっている渓谷

具体的な地名は不明。前回のエピソードのデモ活動で用いたれたKMFを不正流出している人物=マウリツィオが潜伏している場所。渓谷の奥底にマウリツィオの根城がありその上方には根城への侵入を阻止するための防空網が敷かれている。並のKMFではその防空網を突破することは困難である。

物語:マウリツィオ・イシャー捕縛作戦

物語を簡単に説明させていただきます。


PART1:ゼロと合流するために空港へと向かうハクバ&サトリ。


PART2:前編の舞台ビシュケクから300kmほど離れた地サマルカルドにてレディ・レディと鞠視点のパイロットと会話。2人は次のミッション=マウリツィオ・イシャーの潜伏先への強襲準備をしている。(小説での描写はレディ・レディのセリフのみ、鞠熾天のパイロットの描写は徹底的に伏せられている


PART3:空港でゼロと合流するハクバ&サトリ。ジノの情報提供で前編でテロを起こしたKMFの流出源がジノの情報提供によりマウリツィオ・イシャーであることとマウリツィオの潜伏先の情報を手に入れているハクバはゼロにこのことを伝える。


PART4:鞠熾天がマウリツィオの潜む渓谷へ向かって行動を移し、鞠熾天の動きを察知した黒の騎士団が追いかける形で現場に到着する。鞠熾天が防空網に苦戦しているところにランスロット・アルビオンゼロが到着。ゼロは「まずはマウリツィオの確保を優先する」と鞠熾天のパイロットへ告げ両者は共闘する形で防空網を形成する自動迎撃システムの機銃と拡散構造相転移砲を破壊する。防空網を攻略したことで黒の騎士団の制圧部隊が侵入可能となりマウリツィオは確保される。当初の目的を遂げた鞠熾天とランスロット・アルビオンゼロは双方MVS武装を構えるが、ゼロは武器を納め「君とは話し合いができそうだ」と告げる。その言葉が届いたのか鞠熾天も武器を納めてその場を立ち去る。


PART5:エピローグ。戦闘の成り行きを見守っていたレディ・レディは鞠熾天との合流地点へと向かう。今回の戦闘で急いで奴の居場所=ウィリアム・ビッシュの居場所を突き止めなくてはと決意を固くする。

感想

物語を簡潔?に説明したところで私個人の感想を述べさせていただきます。

鞠熾天のパイロットは悪人ではないと「勘」で語るハクバ

劇中のハクバのセリフでデモ活動に介入した鞠熾天の感想を発する場面があります。

ハクバ「戦場に介入して、あっという間に戦場を荒らして去って行く。まるで漫画のヒーローだな」


前編エピソードでもハクバは優れた「勘」の持ち主が窺え、彼の勘は的を得ている可能性が高い。読者の視点でもパイロットの人物像を把握できる情報を掴めていない今、ハクバの勘を信じて読者としても鞠熾天のパイロットがヒーローと呼べる人物であって欲しいと思います。少なくとも悪人であってほしくはないですね。

鞠熾天のパイロットが枢木スザクではないかと仮説を立てるサトリ

ゼロとハクバとサトリの会話での一幕。圧倒的戦闘技術を発揮する鞠熾天のパイロットを枢木スザクのようだとハクバが言います。それに対して大きく食いついたサトリ。サトリは興奮気味に鞠熾天のパイロット=スザク説を推奨し出す。枢木スザクが生きていても不思議ではないと語るサトリに対してゼロ(スザク)は沈黙を貫く。


『反逆のルルーシュR2』を視聴した身としてスザクは綺麗に死を偽装したと思い込んでいたので、この世界の住人からスザクがまだ生きているかもと思っている人が少なからずいることがわかって、ゼロレクイエム後に枢木スザク生存説というものが都市伝説めいて語られているという事実が判明したことにビックリしました。

鞠熾天とランスロット・アルビオンゼロの戦闘はコミックス本編へとお預け?

前編のラストでゼロが登場すると知った時、後編でゼロと鞠熾天のマッチアップが来ると期待していました。しかし、後編では直接戦闘することなくどちらかというと共闘の形で終わったので少し期待外れだったなと思ってしまいました。この辺はコミックス『新潔のアルマリア』本編に期待したいところです。

戦いではなく対話を優先するゼロ(枢木スザク)

期待していたゼロと鞠熾天の対決こそなかったけれど、両者が刃を構えて交戦する直前というところまでは来ていました。その時ゼロ(スザク)が刃を納めてこう言います。

ゼロ(スザク)「やめておこう。どうやら君は話が通じるようだしね」

作中トップクラスのバトルを期待しておいてなんですが、ゼロ(スザク)が戦闘よりも対話を選択したことにウルっと来ました。ゼロレクイエムで世界の平和を託されたスザクが対話の道を選択するのです。こんなの心が震えるに決まっています!

「奪還のロゼ」とリンクする!超重要人物ウィリアム・ビッシュの名前が登場

小説ラストでの一文でレディ・レディの口からとんでも無い人物の名前が発せられます。

レディ・レディ「ウィリアム・ビッシュの居場所を・・・」



ウィリアム・ビッシュ。一体誰?と思う方も多いと思います。私がこの人物の名前を知ったのはコードギアス奪還のロゼ 最終幕のパンフレットでノーランドの解説コーナー。最終幕にてノーランドがクローンであることが判明し、パンフレットの補足情報として誰がクローン研究を行なっているのかが記載されていました。

まさか「新潔のアルマリア」でも名前を目にすることになるとは。鞠熾天のパイロットはマリアンヌのクローンである可能性がより一層高まったと言えますね。

終わりに

今回は月刊ホビージャパン2024年10月号に掲載されたコードギアス 新潔のアルマリア『黒の閃光』-後編-をレビューしました。

ページ数3ページほどのフォトストーリー。非常に尺が短いですが中々に読み応えのある物語でした。特に対話を優先したゼロ(スザク)とウィリアム・ビッシュの名前が出てきたところでテンション上がりましたね。

物語は今回でひと段落ですがここで終わりではありません。『コードギアス 新潔のアルマリア』はKADOKAWA コミックNewtypeにて連載予定。いつ頃連載が始まるのか雑誌には掲載されていなかったので続報を期待して待ちましょう。

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