ベルノライト主演の外伝“残灰”。蓋を開けたら8ページ程度の日常回。しかし、地味な作品と侮るなかれ❗️シングレ本編とTVアニメ第2クールに“⤴️バフ⤴️”をかける名サポートエピソードというのが作品の本質である。

おはようございます。『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化を夢見るフリープレゼンターの🦉あーさんと申します。
ウルトラジャンプ2025年10月号を購入しました。シンデレラグレイの外伝が特別読切で収録されるとあって見過ごすわけにはいきませんからね!
そんなわけで昨日=2025年9月18日と連続してシンデレラグレイの最新話感想プレゼンを実施していきましょう。
まずは率直なネタバレなしの感想を記します。
「地味な作品だけど・・・怪作なんじゃないかっ⁉️」
――という感想になりました。ネタバレ抜きの感想は以上。
本当に地味な作品なんですよ。レースはない。サプライズ要素もない。見所がどこかと問われるとちょっと😗困ってしまいそうな作品――と思わせておいて視野を広く持つと実にベルノライトの本質“サポーター”を捉えて体現した怪作と思えて仕方ないんだな~~~これが‼️
何故、そう思ったのかは本編にてプレゼンさせていただきますが、プレゼンの前にどんなエピソードだったのか軽くレポートします。その後詳細について当ブログ恒例の🪞エミュレートプレゼンversion半沢直樹にてお届け。是非とも堺雅人さんのお声をイメージしてお楽しみください。
第1部:エピソードレポート

登場キャラクター3名
🔷ベルノライト
🔷六平銀次郎
🔷オグリキャップ(最後の一コマだけ出演)
【⚠️ネタバレ注意】ストーリーライン
大雑把にですが、ストーリーラインを解説。旨み成分を削ぎ落とした骨組を記していきます。
時系列は白い稲妻篇初期?
恐らく白い稲妻篇始動直後の毎日王冠~天皇賞(秋)の頃合い。
《序》Chapter1:六平トレーナーのベルノライトのイメージ
トレーナールームでベルノライトがサポート業務に従事している姿が描かれ、その光景に六平トレーナーのモノローグがクレジットされる。モノローグの内容はベルノライトへの心象。彼女の優秀っぷりを語る。
《破》Chapter2:説得失敗
サポート業務について抜きん出ているベルノライトだが、ウマ娘として走る喜びも味わって欲しいとの願望も持つ六平トレーナー。
それとなく説得してみるが・・・・・・失敗に終わる。何故走らなくても良いのかベルノライトの口からコメントがある。
《急》Chapter3:もう1人の“怪物”
ベルノライトが走ることよりもサポート業務を優先する理由を聴いた六平トレーナーはベルノライトも“怪物”であると評して、物語が幕を引く。
第2部:エミュレートプレゼンSTART
今回の外伝がアナウンスされたのが2025年8月の「ぱかチューブっ!」。ベルノライトさんが満を持して主役ということで、私も大変楽しみにリリースの日を過ごさせていただきました。
何せ過去にリリースされた外伝作品3タイトルはどれも力作揃い。
- フジマサマーチ主演の“-The mermaid left behind-”
- 小宮山トレーナーとタマモクロスの出会いを描いた“遠雷”
- オベイユアマスター主演の“盤外”
いずれも傑作と呼ぶ他ない作品です。それに続く第4の矢として放たれるはオグリキャップのサイドキック(相棒):ベルノライト主演作。
楽しみにしないというのは無理がある❗️
そして来る2025年9月19日。早々に電子書籍ストアでお目当ての書籍を購入して読んでみたところ…期待に違わぬ力作に目の当たりすることが叶いました!
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外伝だからこそできるチャレンジングなアプローチ
今回の外伝、ページ数は僅か8ページ。二桁にも届かない。登場人物は事実上2名のみ――非常に少ない。ロケーションはトレーナールームのみ。たった1か所で物語が展開される為場面展開も少ない。無論トレーナールームでレースなどできるわけもなく、コンテンツの主戦力たる熱い競争もお預け。
ないない尽くしの外伝。それが“残灰”だ。
だが、それが面白くないという結果を生み出すわけではない❗️
本作は間違いなく過去にリリースされた外伝作品と肩を並べるに相応しい逸品であったと断言しよう‼️
感想:アニメ第2クールと本編最終章にバフをかける怪作

今回の外伝は所謂日常エピソード。大きな山場もなければ波乱が巻き起こることもない。終始キャラクターの穏やかな日常光景が描かれる。
だが、そこに秘められている旨味成分は計り知れない‼️
現在、ヤングジャンプで展開されている📖最終章シンデレラグレイ篇。2025年10月よりオンエアが始まる📺TVアニメ第2クールにバフという🧚魔法をかける怪作と呼んで良い!
僅か8ページでこれをやってのけるのだから大したものだ。心の底からそう思います。
最終章の主役の1人としてベルノライトの“怪物”性を描く
まず最終章のバフをかけたという意味について解説していこう。
著者陣営がこなしたバフの一つはベルノライトがオグリキャップのサポーターに相応しい“怪物”であるということの証明。ベルノライトのパフォーマンス能力が外れ値であるということ示しててくれた。
冒頭1ページ目。彼女がやたらと難解なカタカナ言葉を乱発し、六平トレーナーとプロトークを展開するシーンが開幕早々読者に打ち込まれる。🦊イナリワンのトレーナー:檮原太郎よりかはマイルドだが、明らかにプロのトレーナー顔負けの知識量を自然に口にするベルノライトに見るこちらが唖然となる。
開幕のこれだけでも十分インパクト抜群だが、これは序の口だ。
「走っても良い」とそれとなく口説かれたベルノライトは少しだけ思考を巡らせ別に良いと意見を述べる。そして、走らなくても大丈夫であるという理由について述べ、学生離れした達観した見解を口にする。
流石のベテラントレーナーもこの視座の高さには舌を巻くしかなかった。それで出てきた言葉がベルノライトも“怪物”であるという外伝を締めくくる言葉。

この外伝が公開される前日には本編にて第199Rがリリースされ、ベルノライトが最終章のキーパーソンの1人であるということが大々的に宣言された。
外伝で彼女の怪物性を説くというアプローチは最終章におけるベルノライトの位置付けをより強固にするバフをかけたと言えるのではないだろうか?
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TVアニメ第2クールにバフという魔法をかける秀逸なエピソード
TVアニメ第2クールではベルノライトが久々にオグリキャップらと“走る”エピソードが登場する。
コミックス7️⃣巻収録の第62R「スクーリング」だ。第62Rでも今回の外伝でも六平トレーナーに背中を押されるやりとりが確認されるが、異なるのがベルノライトのリアクション。第62Rでは走るという選択をしたのに対して、それよりも過去に位置する今回の外伝では断る選択をしている。
つまり、この間に彼女の価値観変化があったということとなる。その変化が起きたのは第8回ジャパンCとみて間違いないだろう‼️第60R「ただの敗北にしない為に」で本人の口から語られたようにジャパンC前後で本人の価値観が大きく変化した。

ただでさえ、第60Rはベルノライトにとって大きな転機の一つとして挙げられるのに…このエピソードの重要性=株を上げるようなエピソードとして外伝をデザインされていることに頭が下がる。
何より!上述したエピソード2本はTVアニメ第2クールにて映像化されること必至。アニメオンエアが目前に控えているこのタイミングで、この外伝を世に放ったことの意味は計り知れない!

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まとめ~地味なようでいて怪作であった外伝“残灰”

さて、最後にまとめるとしましょう。
今回の外伝“残灰”は確かに地味であることは疑う余地がありません。
ページ数は少ない。レースもない。登場キャラクターも少ない。サプライズ要素もない。ないない尽くしだ。過去にリリースされた外伝3タイトルと比較すると見劣りするように思う方がいてもおかしくない。
だが、その解釈はこの作品が“サポート作品”であるという捉え方で評価が一変する。
最終章の主役の1人として活躍するベルノライトがオグリキャップと肩を並べるに相応しい“怪物”であること。
TVアニメ第2クールで描かれるエピソードの意味合い・旨みを🔥ブーストしてくれる作用が本作に秘められていること。
以上2点のバフという🧚魔法をかけてくれる。それが外伝“残灰”だ。実にサポートウマ娘であるベルノライトの“らしさ”を詰め込んだ1作であったと心より思います。
だが、バフをかけている対象はもう一つあるのかもしれない。
第3のバフ:未来のサポートウマ娘に向けた祝福

ベルノライトは現状唯一無二のサポート路線を進むウマ娘だ。彼女の他に同じ路線を歩むものは未だ確認できていない。
だが、彼女が最初で最後になるとは到底思えない。
サイドキックとしてデザインされた彼女は、外伝で遂に名実ともに主役となった。これは快挙というしかない。走る能力に秀でてなくても、レースで見るものを魅了できなくても主役になって良いという前例を築いたことは未来への資金石となる。
果たして、彼女に続く新たなサポートウマ娘がいつ出てくるのか・・・
それでは今回のプレゼンは以上となります。また別の記事でお会いしましょう。

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Last Messageを意訳すると…

おまけコーナー。外伝のラストにクレジットされたメッセージ
The Secret of Glass Slippers.
この言葉を意訳するとどうなるのか記しておきましょう。その答えは・・・
シンデレラの靴に秘められた真実
あなたならどう意訳するでしょうか?

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