ビワハヤヒデの幻影を追いかけ続けることで精神を維持してきたナリタブライアンに襲いかかる故障。史実通りとはいえ、作品に与える影響は絶大。呪いの言葉をかけてしまった自責の念も手伝い献身的に担当ウマ娘を支えようとする阿武隈トレーナーとナリタブライアンの関係性に大きな転機が訪れる。

おはようございます。いつもご愛読いただきましてありがとうございます。「フィルム&プレゼンテーション」へようこそ!フリープレゼンターの🦉あーさんです。
『ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム』第59話(前編)「オマエに何ができる」を先読みさせて頂きました。ヤンジャンアプリのメンバーシッププログラムに加入しているので少しばかり早く読書機会に恵まれ喜ばしい限り。
早速、ネタバレ無しでの感想を記すとしましょう。

『たった一言だけでここまで心を抉ることができてしまうのかぁ・・・』・・・——————という感想に辿り着きました。
エグい。エグい。エグい。エグい。エグい。とにかくエグい。でも、これがとんでもなく面白いと思えてしまうのだから、私たち読者は著者陣営の手のひらで踊ってしまっているのでしょうねぇ。
シンデレラグレイが完結して早4ヶ月。コミックスを主戦場とするウマ娘シリーズの重荷を引き継ぐこととなった著者陣営ですが、脂に乗っている感がヒシヒシと伝わっています。
以上、ネタバレ無し感想でした。詳細は本文にてお届けします。

本編は大きく分けて2部構成。
- 第1部:レポートパート
- 第2部:エミュレートプレゼンパート
第1部では第59話(前編)がどのような内容だったのか登場キャラとシナリオの流れについて。第2部は感想プレゼンということで当ブログ恒例の🪞エミュレートプレゼンversion“杉下右京”でテキストを味付けしていきます。『相棒』の主人公:右京を模倣したテキストで文章を彩っていきますよ。是非、水谷豊さんの声を思い浮かべながら、お楽しみください。
🟠《⚠️ネタバレ注意》第1部:エピソードレポート

~登場キャラクター~
- ナリタブライアン
- 阿武隈紗季
- 主治医
~ストーリーライン~
🔻阪神大賞典
サクラローレルの重賞初制覇から数ヶ月後の3月阪神大賞典。ナリタブライアンは圧勝をおさめる。その姿を眺めることしかできない阿武隈トレーナーはせめてナリタブライアンの支えとならんと決意を固くする。
🔻故障
天皇賞(春)を控えたタイミングで右股関節炎が発覚したナリタブライアン。走ること=ビワハヤヒデの幻影を追いかけ続けることでギリギリ精神的に踏ん張っていた彼女であったが、休養を余儀なくされ瞳からわずかな光が遠のいてく。
🔻オマエに何ができる
病室で窓の外を眺め続けるナリタブライアンの元に献身的に通い詰める阿武隈紗季。彼女が放った「秋には復帰できるって」という言葉にナリタブライアンが反応を示し・・・
🟠エミュレートプレゼンSTART
チーム〈ハダル〉のトレーナー阿武隈紗季。彼女がナリタブライアンの担当として姿を現した時の僕の第1印象としては明るく軽い人物とったところでした。
金に染めた頭髪。アロハシャツを想起させるトップス。サングラスを常用するファッションスタイル。
トレーナーとしての実力を推し測れる段階でなくとも、その人物設計は見目に強く反映されるもの。比較的、陽に属するキャラクターであることはファーストインプレッションから掴むことが叶いました。
その“陽”という属性がよもや影に染まったヒロイン=ナリタブライアンと組み合わさることでここまで物語に奥深さを与えるとは驚くしかなかった。
そのような感想の溢れる第59話(前編)「オマエに何ができる」の感想を以下に記していきます。
~トレーナーは読者の分身~
僕たち読者にとってトレーナーという肩書きを有するキャラクターは最も距離が近い存在です。
ソーシャルゲームアプリ『ウマ娘プリティーダービー』をプレイしている人であれば強く共感してくれることでしょうが、ユーザーはトレーナーとなり担当ウマ娘を育成し、レース本番になれば何もできず画面を眺めているほかない。
育成に携わることはできるが、それ以上のことはできない。これがこのゲームの面白いところであり、できるところにリソースを注ごうとする精神につながると僕は捉えています。
話が逸れてしまったので戻しましょう。要するにウマ娘シリーズにおいてどのような媒体でもトレーナーは僕たちユーザーの分身ということ。
最も感情移入してしまうのはウマ娘ではなくトレーナーです。
そして本エピソードではユーザー・読者の分身の1人である阿武隈紗季トレーナーが心打ち砕かれるような作劇が放たれた。
これは想像以上に心に来るものがあります。正直申して抉られると言っても過言ではないでしょう。
ですが!
同時に心の底から「面白い!」という叫び声が湧いてきてしまうのですよ。
~ナリタブライアンへは決して届かないラブレターのようなモノローグ~
何故、ここまで心抉られながらも相反するポジティブな感情を抱いてしまうのか。それはやはり、阿武隈紗季の献身的姿勢に心打たれるものがあるからでしょう。
自分が掛けてしまった呪いの言葉に囚われたナリタブライアンを救う手立てを持たないと悟り、できることはなんでも実行しようとする在り方。
これは擬似的にもゲームでトレーナーとして振る舞っている僕たちユーザーの共感を強く誘発する。
本エピソードの大半は阿武隈トレーナーのモノローグで進行し、その心のうちが赤裸々に読者へと出力されていく。限られたページ数で病室の冷蔵庫に差し入れした甘味(プリンなど)が山積になっていることから足蹴よく、根気強く通い詰めているのが伺える。
ナリタブライアンには決して届かないモノローグと差し入れても手をつけられない甘味、これらを目の当たりにした読者としてはまるで決して届かないラブレターを見てしまったような背徳感とも似て非なる言語化の難しい感情が込み上げてきます。
~一言で心穿つナリタブライアン~
そんな献身的な担当トレーナーの想いを受け取ることなく、ナリタブライアンは阿武隈トレーナーの心を抉る重い言葉を放ってしまう。
「・・・・・オマエに何ができる」
エピソードタイトルにも採用されている言葉です。故障によって復帰目処が秋になった頃合いで未来について阿武隈トレーナーが話していた流れで放たれた言葉が意味するのはトレーナーの無力さをウマ娘自らが宣告しているに等しい。
さらに記すならばトレーナーと目を合わせるシーンすら存在せず、ナリタブライアンがトレーナーに対して信頼を寄せているとは程遠い状況にあるのが察せられます。
辛いですねぇ。
この言葉を突きつけられた阿武隈紗季は病室を去ってしまい、虚に窓の外を眺めるなりタブライアンのカットで物語は幕引きとなる。
言葉のナイフで傷つけらえた阿武隈トレーナーに共感してしまう自分もいれば、今後どのような展開が待ち受けているのかワクワクが止まらない自分もいる。
全くもって著者らは罪深いエピソードを仕上げてくれたものです。続きが気になって仕方ありません。
🟠結びに

如何だったでしょうか?今回は『ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム』第59話(前編)「オマエに何ができる」について感想プレゼンを実施しました。
サクラローレルらチーム〈アルケス〉の出番を削ぎ落とし、ナリタブライアンと阿武隈紗季のバディ関係にスポットライトを浴びせた本エピソード。会心の出来栄えであったと心より太鼓判を押させていただきます‼️
果たして(後編)では何が待ち受けているのでしょうかねぇ。
それでは本プレゼンは以上。実に素晴らしいエピソードとの出会い。誠に感謝します。ご愛読いただきありがとうございました。またの機会にお会いしましょう。

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