ウマ娘シンデレラグレイ【名台詞】セレクション16+1

シングレ最新話感想

祝!完結記念記事―2。『ウマ娘シンデレラグレイ』を彩った名物キャラクターの名台詞をトレーナー部門8選、ウマ娘部門8選、記者部門1選というカテゴライズでプレゼン。

おはようございます。「フィルム&プレゼンテーション」へようこそ!『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化を夢見るフリープレゼンターの🦉あーさんと申します。




祝!シングレ完結記念記事第2弾=名台詞セレクション―――と題しましてトレーナーとウマ娘にカテゴライズしてそれぞれ8つ選出しました。そこに、どうしても別枠で1選プレゼンしたかったので総計17の名台詞をご紹介します。(第1弾はベストレースTOP10でした)

なお、選出されたそれは全て筆者の独断と偏見でジャッジしております。ゴリゴリの主観であることはご容赦ください。いつの日か、そう遠くない未来にてNHKの〇〇大投票にて『ウマ娘』が看板を飾る時が来ることでしょう。ファン…いやトレーナーの総意はその時に……ということで。

ボリュームが長大ですので可能な限りコンパクトに進行していきますよ!見出しでエピソードと発言者、台詞、選出理由をフレーバーテキストにて――――という具合でお届けします。

注意点として本編のネタバレ情報は多分に含まれているということ。それと、本編のトリミング画像は使用しませんので分かりづらくはあるでしょう。ですが、本編中身を無断引用するのもマナー違反ですからねぇ。

ご理解ください。

走れ!!!走るんだァアアア!!!

 やはり、まずはこれでしょう。序章カサマツ篇のクライマックスレース=ゴールドジュニアにて北原穣が放った台詞。心ここに在らずのオグリキャップの背中を押したこの言葉はアニメ第1クールのPVにも採用され、涙腺を刺激したのも記憶に新しい。

ここで生まれ育ったけんちゅーてここで結果を出さんといけんワケでもなか

 オベイユアマスターのトレーナー。彼は出番こそ少ないですがインパクトは抜群。何故か九州方言を駆使する米国人トレーナーというキャラ造形は脳裏に焼きつくほかなし。そんな彼の言葉の中でもオベイユアマスターにジャパンカップへ進む選択をギフトしたこの台詞は一流のトレーナーであることが如実に反映されていてお気に入りです。

まだそっちに居て良いんだ

シングレで最も最前線で活躍しているトレーナー=六平銀次郎。その出番の多さ故に名台詞も豊富なのですがその中でも屈指のそれと言えるのが上記の内容。ベルノライトへ向けた言葉ですね。サポーターとしての道を歩むベルノにまだ走る喜びを手放さなくても良いと背中を押すこの台詞。大好きです。

私は日本一のトレーナーじゃないかもだけどタマちゃんのこと世界一わかっているのは私だからさ

六平トレーナーの一番弟子を名乗る小宮山勝美。彼女といえば担当ウマ娘=タマモクロスとの信頼関係が何より素晴らしい。その関係値が変換ロス0でダイレクトに出力されたのが上記のセリフであると捉えております。タマモクロスがこの言葉を喰らったらどのようなリアクションをするのでしょうねぇ。

クリーク…僕をトレーナーにしてくれてありがとう

 今回はランキング形式ではないですが、もしTOP3を選出するなら確実にランクインするであろう奈瀬文乃の台詞。父親へのコンプレックス・周囲からのプレッシャーに押しつぶされそうになっていたタイミングで出会ったスーパークリークへの感謝の想いがリミットブレイクしています。このシーンをアニメで観たい!

だったらこれはもう古い

 永世三強篇のクライマックスレース=有マ記念のエピソードにて繰り出されたイナリワンのトレーナー:檮原太郎の台詞。インテリ気質の彼が作成した渾身のトレーニングプランを破り捨てる強烈なシーンに付随する形で出力されたこの台詞は理論や学問ではなくイナリワンに寄り添う姿勢を示した台詞なのですよ!イナリワンのトレーナーがただのインテリのわけがないのですよねぇ。

本来「セオリー」とは勝利の定石だ

 こちらはバンブーメモリーのトレーナー:奈瀬英人がミルワカバのレース内容についてコメントしたもの。領域だ、なんだのと魔境と化していたシンデレラグレイのレース世界。それに意を唱えるかの如く基本に忠実なレース運びで勝利を掴んだミルワカバのセンスを冷静に解説した彼の言葉は精刻を射抜いている。この言葉、妙に心に残響するのですよ。

…もう一度聞くぞ 走りたいかオグリキャップ

 トレーナー部門のトリを飾るは再び登場、北原穣!色々迷ったのだけどこの台詞は外せないとジャッジし師範代や赤園童といった未選出のトレーナーを差し置いてピックアップしました。

深い深い闇に染まりかけていたオグリキャップに投げかけた心からのメッセージ。童話『シンデレラ』オマージュとなる片足を差し出すアクションと共にお出しされたこの言葉。間違いなくTOP of TOPと言える名台詞です。

オグリキャップ

 ウマ娘部門のトップバッターはオグリキャップの台詞「オグリキャップ」です。第1Rのクラマックスを飾った自己紹介の一文。アニメでこのシーンに興奮を覚えた方も多かったのではないでしょうか?

やはりこのシーンはずるい!

“自分”を証明する為に!!

 シングレ初となる領域同士による対決の場面で繰り出されたタマモクロスとオベイユアマスターの台詞。体格も性格も全く異なる両名だが、ことレースについては同じ価値観・方向を見ていた。それを示した台詞。選ぶ他なし。

…ただ春のマイル王として一人のウマ娘として真っ向勝負がしたかったんス!

 実はシングレで描かれたレースでは勝ち星0のバンブーメモリー。GⅠ2冠なのに本編中ではそのレース模様はやってこないのですよねぇ。しかし、弱いイメージは全くない。オグリ世代の筆頭マイラーとして風格、強者感は計り知れません。

 なぜ、そう認識させられるのか。それは彼女の真っ直ぐすぎる性格・キャラクター造形に他ならないのでしょう。そのデザインを台詞に反映させたのが上記の内容。いい台詞ですこと。

云うなればこのレースに敗者はいないってことね!

 シングレではちょこちょこ出演するバブリーなお姉さんことマルゼンスキー。前線からはすでに退いているのでレースに参戦することもなければ特別オグリ世代と接点が多いわけでもない。だからこそ、比較的フラットな立場から繰り出されたこの台詞は忘れることができない。

 第9回ジャパンカップの出走者全てを称えたこの台詞。

――――ウマ娘に脇役などいない

 IPが掲げるコンセプトを反映させたセリフでもあり、シングレ屈指の名台詞であると推させていただきます。

当然でしょ!私は世界で一番強いウマ娘なんだから

 シングレでは非常に稀有な牝馬モチーフのウマ娘フォークイン。そして、芦毛。彼女は謂わばアナザーオグリキャップとしてデザインされ第9回ジャパンカップの出演のみながら強烈なインパクトを残してくれました。まるで『ウマ娘シンデレラグレイ』全体を通してオグリキャップが歩んだ道のりを凝縮したかのような作劇を披露した第9回ジャパンカップ。そのフィナーレにて満面の笑みでアウトプットした上記の台詞はシングレが紡ごうとしてる“芦毛”の伝説を象徴するかのようでした。

オグリキャップとフォークイン……

 彼女たちが再び出会える時が訪れて欲しいものです。

だから・・・次こそは必ず・・・叩きのめします

シンデレラグレイでしか目の当たりにできないスーパークリークがいる!シンデレラグレイでしか目の当たりにできないスーパークリークがいる!

 大事なことなので2回記しました。母性豊かなキャラでお馴染みのスーパークリーク。シングレでもその個性は健在です。しかし!シングレならではの造形としてヒール(悪役)ムーブが拝めてしまうのが本作のすごいところ!

 初めて、このシーン、このセリフを味わった衝撃は永遠に色褪せないことでしょう。

生まれた時代が悪かったどうかは分かりませんが少なくとも「間違い」でなかったと私は思いますよ

 メジロアルダン。オグリ世代において唯一GⅠ無冠のウマ娘。加えて姉はあのメジロラモーヌ。故障も多いメジロアルダンは出番的に大きな制約がある。

 だからこそ、出せる味わいがあるのも事実。大きな枷・ハードルはキャラクターの精神的な強さを証明する武器となります。

 恵まれていなかったかもしれない。期待に応えられていないのかもしれない。それでも…それでも…自らを肯定し前へ踏み出す。

 そんな心構えを示したこのセリフ。ウマ娘部門のTOPを選ぶなら間違いなくこれです。

私がさせません

 ウマ娘部門のラストはベルノライトのセリフとなりました。最終章“シンデレラグレイ篇”にて繰り出された最高にクールな台詞です。

 ベルノライトと言えばプリティー。その考えに意を唱えるつもりは毛頭ございませんが、プリティー1色だけでないのがベルノライトです。ラストラン=有マ記念にて奇跡の復活を成し遂げたオグリキャップ。それを可能としたのは・・・実現できたのはサポートウマ娘ベルノライトの“覚悟”があったからに他ならないでしょう。

 如何だったでしょうか?今回は祝!シングレ完結記念記事第2弾=名台詞セレクションというコンセプトでプレゼンしました。

 選出作業は非常に楽しく、卒業アルバム作りに励んだ学生時代を想起させてくれます。しかし、今回選出できなかった魅力的な台詞も数多く苦渋の決断を強いられる面もありました。

 作業時間が許すことならばセレクション100――も不可能ではないでしょう。それほどまでに魅力的な台詞のpんパレード。それが『ウマ娘シンデレラグレイ』です。

 最後にまだ冒頭で予告していた+1に触れていませんでしたねぇ。下記に記させていただきます。

 こちらの台詞は永世三強篇の最終話にて藤井がモノローグしたそれの一部です。少々どころかかなり長い文面なので全部掲載するのは控えました。

 シンデレラグレイは第二次競馬ブームを再現するタイトル。故に競馬記者ポジションとなる藤井の存在はシングレの影の主役とも言えます。ウマ娘・トレーナーだけでもシングレは成り立たなかった。記者の存在はなくてはならない絶対的な“🧩ピース🧩”です。

 なので、最後に特別枠として記者:藤井の代表台詞はこれだ!――――という想いを込めてご紹介させていただきました。

 シングレを読んでいると、自分も藤井のような記者・ライターになりたい‼️そんな気持ちが沸々と湧いてきてしまう。もしかしたら、既に記者藤井に影響を受けたリアル競馬ライターがデビューしているのかもしれませんね。

 本プレゼンは以上。ここまでご愛読いただきまして誠にありがとうございました。また別の記事にてお会いできることを楽しみとしております。

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