【アニメレビュー】コードギアス 奪還のロゼ 第9話「鉛心 -Reset-」

コードギアス 奪還のロゼ 第9話感想 コードギアス

おはようございます😄ブログ管理人のあーさんです。

ディズニープラスで大好評配信中のアニメ『コードギアス 奪還のロゼ』の第9話「鉛心 -Reset-」を視聴しました!

面白い!めっちゃ面白いです!

前回のエピソードで不完全な決着となっていたクリストフ・シザーマンとの対決が遂に終わり、クライマックスへと向かう準備回でもある第9話。第8話も情報量多かったけど今回も負けず劣らず見どころ満載です!

間違いなく神回です!そして最もコミカルなエピソードであるかもしれない。

第8話から続くアッシュとサクヤの関係性の変化がどのように着地するのかが最大の見どころ。そのエモくて堪らない着地点の後に待ち受けるラズベリーちゃんの正体バレ展開。その時のアッシュの反応が最高すぎて1話の間で最高に格好いいアッシュと最高に可愛いアッシュが見れる贅沢なエピソード。


先行上映の時に第9話をすでに視聴済みであるので、上記のレビュー記事で触れなかったことを中心に感想をアウトプットしていこうかと思います。どうしても語りたい名シーンについては重複してしまいますが、この記事でも改めて触れていこかと思います。


それではレビューと参りましょう!

アッシュの銃口が火を吹くが・・・

前回のラストでアッシュはサクヤに向かって銃を突きつけるところで終わりました。

そして今回のエピソードでその続きが描かれることとなるわけですが、アッシュは引き金を引いて弾丸を発砲するというサクヤ的にも視聴者的にもお辛い心情となる展開に突入。でも、アッシュの気持ちも我々視聴者は見てきたので彼が引き金を引くのも頷くしかない。

この時のサクヤの表情芝居が良い!

台詞はなくても心情が伝わってくる見事な作画です!

引き金を引いたものも弾丸はサクヤに命中することなかったというのは安心。しかし、アッシュはサクヤが弟を語っていたことを許すつもりはないと断言してその場を去ってしまう。

後光演出がエモすぎる!クリストフとの決着

アッシュが去ったら、間髪入れずに生き延びていたクリストフの元気な声が響く。

アッシュの操作で吊られていた状態から解放されたサクヤを再びクリストフの遠隔操作で吊り上げる。そして、再び実験を再会するかと思いきや今の状況では実験続行不可だからと言いわざわざ一度吊り上げたサクヤを乱暴に解放して落下させ、自分の元へ来いと告げるクリストフ。あくまで自由意志でくれば良いと言いながら来なければ実験体の命を保証はないとも発する。

クリストフの畜生っぷりが現れてますね!サクヤに肉体的ダメージを与えるために吊り上げてから落下させるという手間をかけ、さらに人質を活用して精神的にも追い詰める。しかし、クリストフの畜生っぷりはこの程度では治らない。クリストフの元に辿り着いたサクヤが時間稼ぎのトークを展開しようとすると「そんな事はいいから」とあっさり切り捨て人質を即座に殺す。

クリストフの行動に戸惑い正解を模索していると人質が一名サクヤにクリストフの命令に従わなくて良いと叫ぶとすかざすクリストフがそのものの命を奪う。

わずかの間に2人の尊い命が犠牲になったことに耐えきれずクリストフの要求を飲むといいギアスの命令をかけようとするサクヤ。

その時!

クリストフの背後の一機のナイトメアフレームが現れる。

アッシュの愛機であるZi-アポロがクリストフの背後に出現しクリストフを握る締めるように腕を振り下ろす。その攻撃によりクリストフは床に叩きつけられアポロの腕に掴まれると共にギアス対策のヘッドギアが外れる。その隙を見逃さなかったサクヤはクリストフを対象に捉えてギアスの命令をかけようとする。

だが、サクヤが言葉を言い切る前にクリストフはサクヤを威嚇するかの如く激しく叫び、Zi-アポロに掴まれながらも自由に動かせた片腕で拳銃を取り出し発砲する。その発砲の矛先はクリストフの頭部。一瞬の発砲機会を確実なものとするために自分の頭を打ち抜きサクヤの操り人形となることを阻止したのであった。

クリストフは息絶え、呆然とするサクヤの前にアッシュが静かに立つ。弟の記憶を利用したことは許せないと立ち去ったアッシュが再びサクヤの前に現れ、彼の口から発せられるのは皇重護との約束。アッシュは弟を殺され失意のどん底にいた自分を救ってくれた恩人である皇重護との約束を守るために偽りなき自分自身の瞳で今後のサクヤの行動を見定めると告げ、サクヤへ手を差し伸べる。サクヤは涙が溢れるのを必死に堪えるかのような泣きそうな顔つきで彼の手を握る。

感想:10年後も語り継がれるであろう名シーン!

この一連の流れが美しすぎる!

突如クリストフの背後に現れたZi-アポロのヒロイックな演出が堪らない。ライティングと影を用いた演出でただでさえイケメンなアポロの顔つきが一段と見栄えする!特に顔の影の付き方は芸術の領域!(ここに画像を差し込めないのが申し訳ない
アポロの出現でクリストフのターンから一転してサクヤのターンへと変化し、すかさずその好機を逃さないサクヤの機転も見事だと感心した矢先にその一枚上をいくクリストフの自決という判断。敵ながら天晴れと言わざるを得ない。
そして、再会するアッシュとサクヤ。ここの演出がこれまたヒロイック!アッシュの背後には後光が差し込み、サクヤの方には影がかかっていてより一層アッシュのヒーロー性が際立つ演出!アッシュの中にはニコルの思い出を利用したサクヤに対する憤りと恩人である皇重護との約束がせめぎ合ってジレンマのようになっていたと思います。それでも恩人との約束を選択しサクヤに手を差し伸べるアッシュ。

アッシュの複雑な心情を表現する声優の古川慎さんの芝居がこのシーンの破壊力を底上げしているのも見逃せないポイント。憤りを隠せないことや恩人への感謝の気持ちを大切にしたいという心の底からの本音をサクヤに語りかけているのが伝わってきてこのシーンの味わいが多層的になっています!


このシーンだけで今後10年は生きていけそうです!

ズタボロの七煌星団とサクヤ

クリストフ領から七煌星団の臨時拠点に帰還するアッシュとサクヤ。

サクヤはここでズタボロの七煌星団を目の当たりにする。ただでさえアッシュの過去を知った負い目を抱えた状態でクリストフに捕まり大切な民の命を次々と奪われる苦しみを味わったのに追い討ちをかけるかのような七煌星団の惨状。

ロゼ(サクヤ)の思考能力は著しく低下しているようで、この現状では今後の案が何もないことを雑な言い回しで配慮のかける発言をしたことで物部さんの怒りを買うこととなってしまう。黒戸さんの仲裁で物部さんの怒りを抑え込み、今日はもう休めとロゼは生活拠点のバスへと歩みを進める。その道中目の当たりにしたのは先の戦いで命を散らせたものたちの家族が泣き崩れる姿。それを目撃したロゼは逃げるかの如くバスへと駆け込む。バスに辿り着いたロゼはカツラとボイスチェンジャーを解除しサクヤの姿に戻る。走ったこともあるだろうが、それ以上に精神的に追い詰めらて呼吸が荒くなっている。

サクヤは自分のせいでこの惨状を招いてしまったことを悔やむが、同時に過去を振り返って自分の目的と覚悟を再認識する。サクラを、ニッポンを奪還することを。その意識を固めたことを自分に告げるかの如くボイスチェンジャーを再起動させ「ロゼ」の仮面を再び被る。

感想:とことん追い詰められる主人公は作品の深みを増す

これでもかとサクヤを追い詰めていますね!いいです。とても良いです!主人公が追い詰められるほど作品の面白さが深みを増していきますからね。高くジャンプするためには深く屈伸しなければならないのと同じように、作品の面白さを高い境地に至らせるためには主人公に深く深く沈み込んでもらう必要があります。そこから這い上がっていく姿に人の心は魅了されていきますからね。

終わりに

今回は『コードギアス 奪還のロゼ』の第9話「鉛心 -Reset-」をレビューしました。

めちゃくちゃ面白いです。最後の3話へ向けて、最高のクライマックスへの助走となる言わば準備回なのですがクリストフとの決着

  • クリストフとの決着
  • アッシュとサクヤの関係性のリスタート
  • 遂にアッシュにバレるラズベリーちゃんの正体
  • サプライズゲスト多数登場

と見所が多すぎてありがたい限りです。

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