【映画レビュー】コードギアス奪還のロゼ第3章 感想

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おはようございます😃ブログ管理人のあーさんです。

本日は7月5日より公開されたコードギアスシリーズ最新作**奪還のロゼ**の第3章を劇場へと足を運び鑑賞して参りましたので、その感想レビュー記事となります。


ディズニープラスにて配信中のアニメでもあり配信の方では現在第1章分のエピソードが視聴可能です。

私は第1章分のエピソードを鑑賞してとても作品にハマったので2章の情報は全然知らないけど、劇場の大スクリーンで見たいと思い立ち見てきました。

結論から言って事前知識不足の状況下でも見に行って良かったです!

2章のことを知らなくても十分に楽しめました。1章分の知識と今回の映画冒頭のこれまでのあらすじ紹介で大体のことは把握できたので割と支障なく映画を楽しむことができました。

具体的に良かった点をご紹介していきたいと思います。

なお、ネタバレ有りとなりますのでご理解のほどよろしくお願いします。

それでは本編へGO。

良かった点

まずは結論から。
良かった点をリストアップします。

  • 復活のアーノルド
  • 敗北してもサクヤの上手をいくクリストフの名悪役っぷり
  • アッシュの過去
  • 追い詰められるサクヤ(視覚的サービスシーン豊富
  • サクヤとアッシュの関係性の変化(アッシュのラズベリーちゃんへの想いが・・・
  • サプライズキャラ多数

復活のアーノルド君

エピソード2でアッシュにやられたと思いきや、シリーズファンならご存じの**🍊オレンジ君**と同じように改造されて帰ってきたアーノルド。

第2章で何があったのか私は現時点では知らないので、ここでの復活に驚きました。

しかも、ただの再登場に止まらない良い意味でぶっ飛んだキャラになっての再登場なのでインパクトもマシマシです。

愛機もカスタムして自分も改造されて、対アッシュ用の兵器の如く戦場へと舞い戻ったアーノルド君は強い。アッシュを技量で追い詰めます。

そして、何よりアッシュのメンタルを抉る言葉をラッシュするところがとても印象深いです。

CV:斉藤壮馬氏の怪演が光ります。ここまで生き生きと狂気に満ちたキャラを演じられると見ているこちらとしては清々しさすら感じてしまう。

言葉責めに遭うアッシュはとても辛そうなんですけど、アーノルドがあまりにもハイテンションで意気揚々としているので彼のテンションに当てられてしまっているのかもしれません。

今回の映画ではアッシュとアーノルドの完全決着とはいきませんでしたが、状況的に第2ラウンドはアーノルドの勝利と見て良いです。

最終第4章で2人の決着が描かれることは確定(予告で生身バトルの描写がありました)なので因縁深い両者がどのような結末を迎えるのか楽しみです。

敗北してもサクヤの上手をいくクリストフの名悪役っぷり

アーノルド役の斉藤壮馬君の演技も素晴らしかったですけど、クリストフ・シザーマンを演じるCV:吉野裕行さんの悪役マッドサイエンティスト演技は堪らなかったです。

ここまで邪悪な人物を演じられると良いものを見たなと思ってしまう。

声優さんの演技力・表現力には脱帽です。

クリストフ・シザーマン。今回のエピソードでアッシュの戦闘面の師匠であることが判明しナイトメアフレームを操る技量も相当なものです。

しかし、戦闘だけでなく科学者としても一級の男。ギアスに対する知識を持ち、予告でも発言が確認されている通り人為的にギアスを作ろうとしてサクヤとイレヴンを追い詰めます。

まさにマッドサイエンティスト。サクヤを拘束し、ギアスの謎を解明するためにギアスを受けた被験者をスライスして解剖していく発言には肝が冷えます。

この男なら比喩表現などではなくガチでやるだろうという凄みがあります

今回の映画だけでクリストフの手により何人もの日本人=イレヴンの命が散りました。サクヤの立場を考えるととても耐えられるものではなく、次々と自分がギアスを持っているせいで散っていく命を目の当たりにするサクヤの心情は痛いほど視聴している私にも伝わってきます。

それを容赦も慈悲も遠慮もなく自らの欲望のために実行していくクリストフの姿はまさしく名悪役

清々しい邪悪であるクリストフ・シザーマン。今回の映画できっちり決着がついたところはとても気持ちが良かった。

悪役はその最後の散り際に美を感じます。

最後の最後までサクヤの上手(うわて)をいく男でした。

彼の最後は以下の流れでした。

  • アッシュの操るアポロに背後を取られ生身の肉体を鷲掴みに抑えられてしまう。
  • 掴まれた衝撃で、ギアス対策用のヘルメットゴーグルが外れる
  • その瞬間、サクヤがギアスでクリストフへ命じようとする。
  • クリストフは自由な片腕で所持していた拳銃を抜き、発砲する。
  • 発砲したのは自分の頭部。ギアスによってサクヤの操り人形となることは絶対に阻止するという鉄の意志を見せつけ息絶える

ここの1連の流れはテンポの良さ。各キャラクターの的確な行動が描写されていて息を呑みました。

アッシュはサクヤのためにクリストフを殺せるチャンスでもあった背後からの攻撃を鷲掴みにするという非殺生な方法に留めていた

サクヤは一瞬のチャンスを逃さず最速でギアスで命じようとしてホッカイドウブロック及びサクラ奪還の駒を手に入れようとした

そのすべての上手をいき、ナイトメアフレームに拘束されながらも自由に動かせる片腕で拳銃を取り出し、確実にサクヤの目的を阻止するために間違いなくヒットする自分の頭を迷わず撃つという常人では考え難い一手を打ったクリストフ。敵ながら天晴れに尽きる。

アッシュの過去

今回の映画の目玉の一つと言えるアッシュの過去。

エピソード2でサクヤの親の仇だと判明し、エピソード3でロゼに向かってサクヤの父ジュウゴを殺したと悔やんでいる姿が回想されていました。

私の中でアッシュの像が揺らいでいて、冷酷な暗殺者なのか動物に優しくラズベリーちゃんに恋したりする姿はギアスによって作られた仮初の姿なのかわからなくなっていました。

そして、判明した過去の描写を見て確信しました。

アッシュ、無茶苦茶良いやつじゃん!!!

  • アッシュが身寄りのない養護施設らしき場所の出身で、そこで唯一の家族である弟ニコルと共に暮らしていたこと。
  • アッシュとノエルが施設からノーランド卿の元へ移ったこと。
  • ノーランドの駒として生きていくしかない人生を強要され心をすり減らし、弟の命をノーランドに奪われてしまったこと。
  • 弟の仇をすぐさまに討とうとするも、手も足も出ず拘束され収容施設に入れられてしまう。そこでサクヤの父ジュウゴと出会い、サクヤを守ると誓うほどジュウゴと信頼関係を作ったこと。
  • 収容施設から脱走する際、自分を脱出させるためにジュウゴが犠牲になったこと。

これらの事実を視聴者とサクヤが知ることとなります。

想像以上に過酷な人生を生きていることを知り、少しでもアッシュが悪人である可能性があることを疑っていた自分をぶん殴ってやりたくなりました。

追い詰められるサクヤ(視覚的サービスシーン豊富)

アッシュの過去を知って自分で自分を責めるサクヤ。最も大切な存在である弟の存在を利用するギアスをかけてしまったのでサクヤが自責の念に支配されるのもわかります。

そんな状況下に攻め入るクリストフによってサクヤは拘束されてしまう。

拘束先の収容施設でのサクヤは視覚的にエロティックです。

別に露出は全然していないのですが、囚人服に着替えさせられ吊り具で吊るされているナイスバディの女性が劇場の大スクリーンに映っているのです。

グッジョブ、クリストフ。

そう少しでも思ってしまっても仕方がないというものでしょう。

ロゼの時はペッタンなのにサクヤだと何カップかわからないほどのグラマーなのです。意図的に制作サイドがデザインしているので、そこはありがたく目に拝ませていただきますとも!

サクヤとアッシュの関係性の変化(アッシュのラズベリーちゃんへの想いが・・・)

アーノルド君のギアスキャンセラーでサクヤのギアスから解放されたアッシュ

アッシュの過去を知り、弟ニコルへの想いを知ってしまったサクヤ

この2人が元の関係に戻ることはできません。

それでもアッシュの方からサクヤに手を差し伸べ、サクヤに協力すると誓いを立てるアッシュの姿は美しかった。

その手を取ったサクヤの表情も美しかった。

多くは語りません。劇場でチェックしてください。

時間差でディズニープラスでの配信の開始されます。ぜひご自分の目であの美しいシーンを瞳に焼き付けてください!

ついにラズベリーちゃんの正体を知るアッシュ

正式に協力関係となった後。

ついにラズベリーちゃんの正体をアッシュが知ることとなります

喫茶店にいくら顔を出してもラズベリーちゃんに会えないと言葉をこぼすアッシュ。

アッシュの過去を知った後ろめたさを持つサクヤは正直にアッシュに自分がラズベリーだと告白します。

ここのやりとりは見ていてとても愉快でした。

サクヤはこれ以上アッシュを騙すことはしたくないという誠実心で真実を打ち明けます。もちろん、言葉に詰まりながら必死に台詞を口にしているので恥ずかしさとかは本人の中に十分あるご様子。この姿、ロゼの容姿だけどすごく可愛いです。

そして、サクヤの告白に青ざめるアッシュ。自分が猛アプローチを仕掛けていた相手がロゼでサクヤでラズベリーちゃんだったわけですからね。アッシュの心境は計り知れないほど恥ずかしさで沸騰していたことでしょう。

その証拠に青ざめた顔はすぐにも真っ赤に染まり、

アッシュ「いつからだ?」

サクヤ「最初から・・・」

アッシュ「そうだよな・・・」

なんていう、わかりきったことを確認する謎のやり取りまでしてしまう始末。

おそらく羞恥心で情緒がグチャグチャになって、わかりきった回答が返ってくるとわかっていても何か口にしないと精神性を保てなかったのでは分析します。

ハードな展開が続く今回のお話の中でユーモア溢れるシーンで私は大好きです!

サプライズキャラ多数確認

映画も終盤に差し掛かり、今回の大ボスと言えるノーランドが世界全体に謎のテロ兵器を仕掛けてきます。

そこで世界中の様子が映し出されるのですが、旧シリーズを存じている方なら思わず口が開くサプライズゲストが多数確認できました

  • 亡国のアキトのメインキャラ5名
  • ナナリー&ゼロ(スザク)
  • 外伝コミックスのキャラ
    • 双貌のオズ

私はコミックは齧っていないのでアニメ出身のキャラしかわからなかったのが悔しく思いました。

シリーズファンならもっとここのカットで興奮できたのだと思うと自分のにわかっぷりが悔しい。

それでも**亡国のアキト**のキャラが劇中の約束通りに日本に訪れて観光している描写には目頭が熱くなりました。

まさか、再登場するとは思っていなかったので嬉しすぎます。

ありがとう制作サイド。

終わりに

今回はコードギアス奪還のロゼ第3章を劇場で鑑賞した感想について記事とさせていただきました。

いや〜面白かった。

普通に各エピソードを連続で流すというやり方だと思っていなかったので、少し面食らいましたが良かったです。OPもEDも3回ずつ視聴できますからね。

ナイトメアフレームのアクションも良かったですが、今回はキャラクター間の会話劇が素晴らしかった。

嘘で塗り固められていたサクヤの周辺環境に大きな変化が起きた今回の物語。サクヤ・アッシュの偽りのない本心がぶつかり合ってとても見応えのあるものでした。

この続きが2024年8月2日には劇場で拝めるというのは嬉しい限りです。

可能な限り最速ですべての決着を確認して参ります。






















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