おはようございます😆ブログ管理人のあーさんです。
今回はディズニープラスにて絶賛大好評配信中のアニメ『コードギアス 奪還のロゼ』の第12話「浅緋 -Breaking Dawn-」を視聴しましたので、その感想記事となります。
既に劇場公開された時にレビューは一度済ませてありますが、改めて配信でも視聴し感動に心を支配されてしまったのでその想いを文字として記させていただきます。なるべく過去記事との重複は避けつつ被る箇所は視点を変えて提供を心がけます。
呪いから誓いへ「イエス・ユア・マジェスティ」
おそらく『奪還のロゼ』の全12話の中で最も輝き心に焼きついたのは第12話にて披露されたアッシュとサクヤが契約を交わすシーンです。
サクヤが背負う責任を自分も背負うから俺が持つ覚悟もあなたに持って欲しいと宣言するアッシュ。
第8〜9話でサクラに銃口を突きつけたアッシュが再び自分にギアスをかけてくれと頼むのです。この文脈だけでも感動するのに、コードギアスシリーズにおいて重要因子である「主従関係」が遂に『奪還のロゼ』にもやってきたのです。
スザクとユーフェミア。
ジェレミアとルルーシュ。
スザクとルルーシュ。
主と従者の関係はコードギアスにおいて不可欠。
それが満を持して奪還のロゼ最終話にやってくる。美しい文脈ではありませんか!
主演男優賞を贈呈したい! 天崎洸平君の演技が凄すぎん!?
ロゼのボイスキャストこと声優さんの天崎洸平君。サクヤとロゼの演じ分けが凄まじいです!
アッシュに正体がバレて以降、ロゼの姿&声のままサクヤとしての芝居をアウトプットする場面が増えてきましたが第12話のサクヤ芝居は神の領域というか上田麗奈さんとのシンクロ率が計測不能なレベル。ロゼの声のままだけどサクヤが喋っていると認識するしかない演技を披露してくれています。
この作品は作画・アクション・物語といったあらゆる要素が高水準ですが声優さんの芝居もハイクオリティ。その筆頭に主演:天崎洸平君が立っていたことを我々視聴者は心に刻み込んでおきましょう。
今後ロゼとしてサクヤの出番が来るのかどうかわからない以上、天崎君のロゼを拝めるのはこれが最後なのかもしれないのだから。
Zi-オルテギア(メギストスゼータモード)VSファウルバウト タイタンモード
遂にZi-オルテギアにてメギストスゼータモードを活用しファウルバウト タイタンモードに決戦を挑みます。
現状持ちうる戦力の最高峰であるZi-オルテギアでのメギストスゼータモードでラスボスに挑む!この文脈には熱さを感じざるを得ません!
超高速で繰り広げられる戦闘を圧巻!不動のファウルバウトから放たれるチートビームの嵐を躱し続けるオルテギア。静と動。対局なバトルスタイルがどちらが優勢かを明確にする。状況的には圧倒的にファウルバウト側が有利。だって一撃与えるだけでゲームセットなのだも。でも、その絶体絶命の中だからこそ闘志を絶やさないW主人公が輝く!アッシュの瞳にギアスの赤い輪が見えるのでサクヤのかけたギアスが有効的に機能している点も胸が熱くなる!
圧倒的不利な状況でもギリギリ綱渡な戦闘で勝利の糸口を掴み、ファウルバウトの連続攻撃能力をダウンさせることに成功したオルテギア。ここからスラッシュハーケンで活路を開きファウルバウトに接近していくのもコードギアスというかナイトメアフレームらしくて無茶苦茶良い!
そしてトドメの一撃!
これが弟ニコルに捧げる一撃である点も憎すぎる演出です。これまで相手の武装を奪って撃破してきたアポロ&アッシュですがノーランドには武器を奪うのではなく自身の刃を突き刺すというのが胸に込み上げてくるものがあります。(奪う武器がなかったという野暮なツッコミはナシで行きましょう!)
ノーランドが勝てたタイミングがあった
ノーランドは明確に勝てるタイミングがございました。オルテギアを殴り落下させた時ですね。
そのタイミングでオルテギアに搭乗していたパイロット側のダメージが深刻でサクヤが意識を失いアッシュがサクヤに呼びかける場面はファウルバウトにとって絶好のビームチャンスでした。しかし、何故かノーランドはそのタイミングでの追撃で打撃を選択した。
パンフレットの監督インタビューにも明確にノーランドが勝てるタイミングがあったとコメントがありました。ノーランドはファウルバウトを操作している時のみ普段抑圧している感情を表面に溢れ出しているとも監督のコメントが記されています。
このことから、ノーランドはオルテギアとの戦闘を楽しんでいた節が推測できます。
ノーランドは自分は人間ではないと断言していましたが、ノーランドが勝機を逃したのは彼の中に微かでも人間性が残っていたからだと思えてなりません。
あまりに美しく残酷すぎる2人の別れ
ノーランドを倒した直後、ファウルバウトのコックピットにてカウントダウンのようなものが表示されます。
因縁の相手に勝利した直後に待ち受けていたのは勝利への歓喜ではなくナナシの兄弟のお別れイベントでした。
ノーランドの人物像を理解していたアッシュはファウルバウトの自爆プログラムを察する。ファウルバウトとの激戦を繰り広げた故にエネルギー残量に余力が限られているオルテギアのままでは2人ともノーランドの道づけとなってしまう。アッシュは迷うことなくアポロのドッキングを解除する。アッシュを乗せたままのアポロはファウルバウト共に降下を始める。
ここのサクヤとアッシュの会話が切ない。エネルギー問題を抱えたままできる選択肢は限られておりアッシュが選択した決断は間違いなく最良のもの。しかしサクヤにとって、そして視聴者にとってもあまりにも残酷すぎる展開です。
ようやく全てが終わってホッカイドウブロックをサクラを奪還できるところまで辿り着いたのに、その道のりを共に歩んできたアッシュとの別れが最期に待ち受けているなんて・・・。
残酷な展開なのに美しさも感じてしまうところがこのシーンの罪深さ。
アッシュの自己犠牲的選択はまさしく騎士道に準ずるもの。ノーランドの駒としてクリストフから暗殺スキルを学んできたアッシュが最後に選択する行動がまごう事なき騎士として主人を護る行為というのはズルイ!
戦闘が終わった時刻も憎い演出をする夜明けを告げる朝陽が差し込む。朝焼けのオレンジと赤みを帯びた光と青紫色の夜空が残る美しいコントラストが2人の最後を美しく彩る。
全く罪深い場面です。
最後のゲストキャラ:紅月カレン&紅蓮特式
最後のゲストキャラとなったカレン!復活のルルーシュから5年後の世界でも愛機「紅蓮特式」に跨りロキに対して一騎当千の働きをします。
相変わらずのナイスバディで謎にエロティックなデザインのパイスー(パイロットスーツ)も健在です。
出番は短いけど、そのわずかなシーンで自分の役割を全うしちゃんだから狡いと思いませんか!?
オレンジ君とアーニャもゲスト出演して欲しかったなぁ・・・
個人的に登場して欲しかったけど出番なしのままで終わってしまったオレンジ君とアーニャ。
個人的に好きな2名とも好きなキャラなので登場して欲しかったので、残念。
せめて黒の騎士団の差し入れとしてナナシの傭兵に🍊オレンジが振る舞われる的な展開があったらと思ってしまう。
サクヤが最期にかけるギアス。 それはアッシュから譲り受けた覚悟
サクヤはホッカイドウブロックの自治代表に任命される。そんなサクヤが鏡に向かってギアスによる命令を発する。自分の声を一生封印するという命令を自分自身にかける。
これは覚悟。
ファウルバウトとの決戦前にアッシュとの教会のやりとりで、アッシュに自分の覚悟を背負って欲しいと言われたことに対する最大級の回答としてサクヤに自信の声の封印を決断させる。
声を封じることは2度とギアスの力を行使できないことを意味する。それでもその力を封印し2度と誰かの意思を捻じ曲げることをしないというサクヤの覚悟が視聴者に強く届く。何より、その覚悟を抱き続けることはサクヤの中でアッシュの想いが生き続けることを意味する。
ギアスを封印する決断とアッシュから譲り受けた覚悟の炎を絶やさない決意が心に沁みます。
コードギアスの物語は終わらない!後続作品へと蒔かれた火種
この第12話を持って『奪還のロゼ』は終幕。
めちゃくちゃ面白かったです。同時に終わってしまった事実に喪失感も感じています。
でも!
コードギアスはこれが最後ではない!!
Road to Lelouch’s Birthday2024 12月5日 何かが来る!
このブログの筆をとっているを2024年9月上旬。2024年12月5日ルルーシュの誕生日に向けてRoad to Lelouch’s Birthday2024という名で反逆のルルーシュ&反逆のルルーシュR2をYouTubeコードギアスチャンネルにて毎週3話ずる配信するという企画が進行中。
12月5日に何か発表があるのは間違いない!!!
前日譚『新潔のアルマリア』コミックス化内定済み
そして奪還のロゼの前日譚にあたる物語『新潔のアルマリア』のコミックス化も決定しています。こちらは正式な始動時期は現在未定ですが12月5日に発表があると個人的に睨んでおります。
因みにコミックス展開に先駆けてフォトストーリー前後編がホビージャパン様にて既にリリース済みです。フォトストーリーの位置付けはコミックス『新潔のアルマリア』の前日譚。詳しくはホビージャパン公式サイトもしくは私の過去記事が参考になります。
過去記事や公式サイトに行くのが面倒という方のために、現状フォトストーリーしか詳細が判明していない『新潔のアルマリア』についてどのような物語になるかわかっている範囲でコメントを残します。
ズバリ、ノーランドの生みの親たるクローン技術の第1人者ウィリアム・ビッシュを巡る物語になるということが判明しています。
これは私の憶測でしかないですが、フォトストーリーでもその姿が全く不明な人物=アルマリアはルルーシュやナナリーの母であるマリアンヌのクローンかもしれません。ていうかシャルルのクローンがいるのだからマリアンヌも・・・と考えるのが普通でしょ!?
ロキの被災による余波はコードギアスの世界に新たな火種を呼ぶ?
こちらはブログ主である私の推測でしかないですが、ロキの被害は想像以上に作中世界に影響を与えているので、それを火種とする新たな戦いが起こることが予期できます。
第12話にてジノとコーネリアがそれらしい会話をしていましたしね。
L.L.とC.C.
それにL.L.とC.C.のギアスの欠片探しについてもまだまだ掘り下げの余地があるでしょう。というか余地しかない?
終わりに
今回は『コードギアス 奪還のロゼ』の第12話「浅緋 -Breaking Dawn-」をレビューしました。
間違いなく私の心に消えない跡を残してくれた傑作です。
一生語り継いでいくと誓います!
ありがとう全てのスタッフ。ありがとう全てのキャスト。この出会いに感謝。
奪還のロゼを再編集して前後編に分けた総集編映画とかやってくれてもいいんですよ?
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