人を切るなと口酸っぱく発言してきた山王耕造。彼の最終出演エピソードとなった第7話。その言葉に報いるかの如く常に山王耕造の側に“誰か”がいた。

おはようございます。「フィルム&プレゼンテーション」へようこそ!フリープレゼンターの🦉あーさんと申します。
日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』第7話「口取り式」を視聴しましたので、その感想を綴って行こうかと思います。
なんと言って良いものやら……。暫定ベストエピソードは今回の第7話である!―――そう宣言したくなるような素晴らしいエピソードでした。

良いところがありすぎる神回!
妻夫木聡さんの感情芝居・馬主相続が形になるカタルシス・闘病生活延長線への覚悟を示した社長・翔平君のデビュー戦を直視できない母:加奈子・子供のような罵り合いをしていた馬主同士が最後に見せた友情・社長から秘書への手向の言葉―――などなど、まぁ絶賛&称賛するところしかない。
その中でも個人的に最注目要素は2つ。
山王耕造が孤独であったシーンが一つもなかったこと。常に誰かが側にいました。
そして、クライマックスを飾った新馬戦。ロイヤル陣営が一丸となって社長に勝利を届けようとしていたこと。こちらは感情が昂って涙がボロボロ溢れながら視聴していました。なんでここまで泣いてしまったのだろう?

そんな疑問と向き合いべく、この想いを熱く記していくとしましょう。そんなわけで、テキストに熱を注ぐために半沢直樹を🪞エミュレートして感想プレゼンを実行していくとします。是非とも、名優:堺雅人さんのお声をイメージしてお楽しみください。
エミュレートプレゼンSTART
ついに登場を果たしたロイヤルホープの仔:ロイヤルファミリー。事実上のタイトル回収が為されたエピソードということもあってかエピソード全体を通して限界突破した熱量が感じられた。
人を切るなと言い続け、実行し続けた男:山王耕造

人を切るな――山王耕造の言葉で最も印象的な言葉を一つ選出するならばこれを私は推す。人と人との縁を何よりも重要視した彼の価値観が端的に表された言葉だ。
言うは易し。何事も口にするだけなら容易い。実行に移せるもの……ましてや最後まで一貫できるものはごく僅か。
だが!山王耕造はやり遂げた。第1話からの約10年間しか彼を知らない身として発言するのは憚られるかもしれないが、それでも言わねばならない。
山王耕造ほど人と人との結びつき繋がりを大切にしてきたものはいない。
第7話で孤独だった場面一つもなかった

彼の最後を描いた第7話。注目すべきは山王耕造が単独でいるシチュエーションが皆無であった点。闘病生活中であったことも理由に挙げられるだろうが、それだけが意図ではないと思えてならない。
たとえ闘病生活の最中であろうと孤独な場面を用意することはいくらでもできる。だが、それを選択しなかった。
その背景に制作サイドからの敬意が含まれていたのではないだろうか?
人と人との繋がりを大切にしてきた男の命の灯火が消えかけている時、これまで紡いできた縁が能動的に山王耕造への矢印を示し孤独を押し退け続けた。
家族が、
秘書が、
社長友達が、
競馬仲間が、
父として・社長として・馬主として紡いできた全ての縁が彼を一人にはさせなかった。
私にはそう思えてならない。
涙腺が決壊した新馬戦に施された視聴者への魔法

今回のクライマックスとなったロイヤルファミリーのメイクデビューとなる新馬戦。過去のエピソードでも涙腺を刺激され涙を流した経験は幾度となくあったのだが、今回ほど涙腺が決壊したと思えるほど泣いたのは初めてだった。
何がそうさせたのか?
正直皆目見当もつかないのだが、一つだけ仮説が思い浮かぶ。
それはロイヤルファミリー陣営全員が山王耕造に勝利を見せようと同じ方向を向いていたからではないかという見解。生産者、調教師、騎手、馬主代理、秘書、……―――そして山王耕造の子と奥方が、全員が一人の男のために全身全霊で臨んでいたように思えてならない。
きっと🐎競走馬ロイヤルファミリーもそうであったのだとも思う。
そして、視聴者である自分自身も「勝利を社長に届けてくれ!」――という想いで一杯であった。それら幾重ものシンクロが涙のダムを決壊させるに至ったのではないかというのが私の仮説。
一言でまとめるのならば……―――いつの間にか視聴者も陣営に巻き込まれたいた。ただそれだけのことなのかもしれない。
結びに

如何だったでしょうか?今回は日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』第7話「口取り式」を視聴した感想をプレゼンしました。
――――縁。
山王耕造の最後を描いたエピソード。彼が決して一人になることがなかったことにきっと意味があるのだと私には思えて仕方ない。
人と人との繋がりを大切にし続けてきた男の最後が孤独でなかったことが喜ばしいことこの上ない。願わくば過去回想という形で構わないので残りのエピソードに出演される機会を望みたい。
本プレゼンは以上。ご愛読いただきありがとうございました。また別の記事にてお会いできることを楽しみとしています。

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