敗者の煌めき【スタブロ】第5話「貴方のおかげで」感想

ウマ娘

残酷なる競争の世界で勝者はただ一枠のみ。しかし、時には勝者以上に敗者が輝く時がある。敗北から価値ある“何か”を見出せるものは———強い❗️スターブロッサム第5話「貴方のおかげで」の感想プレゼン。

おはようございます。『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化を夢見るフリープレゼンターの🦉あーさんと申します。スターブロッサムもメディア化して欲しいと切に願っていますとも‼️

 

『ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム』第5話「貴方のおかげで」を読みました。読んだというか改めて何度も読んでいます……といった方が正確ですね。何度読んでも良いものは良いのだ!

既に50話以上読み進めている身ではありますが、初心の立ち返ってスターブロッサムの魅力を発見する旅路の報告もとい感想を綴っていくとしましょう。

それでは、まずはネタバレなしの感想です。

「名シーンしかないっ!」———という感想になりました。サクラローレルvsヨシノプリヴェールの模擬レースは遂に決着。今回はその結果を受けてのエピローグ的な内容なのですが……————どこもかしこもハイライト級の名シーンのオンパレードであるとお見受けしました。

何をコメントしても大事なシーンをネタバレしてしまいそうなのでこれ以上先は本編にて。

本格的なプレゼンをする前に読者とある程度知識ラインを揃えておきたいとも思うので一旦《レポート》パートを挿入し、簡易的に第5話のキャストとストーリーの流れを解説。その後《ネタバレ解禁プレゼン》というアプローチでプレゼンしていこうかと思います。
 
《ネタバレプレゼン》パート以降は当ブログ恒例の🪞エミュレートプレゼンversion“杉下右京”で参りますよ。『相棒』の主人公:右京を模倣したテキストで文章を彩っていきますよ。是非、水谷豊さんの声を思い浮かべながら、お楽しみください。
 

  • サクラローレル
  • 明石椿
  • ヨシノプリヴェール
  • サクラチヨノオー
  • 明石梧郎
  • 桃トレーナー

 

大雑把にストーリーの流れを記していきます。なるべく旨みと呼べる要素をオミットして記していきますので、その真髄は本編にてご堪能ください。
 

🔻模擬レース、決着

サクラローレルvsヨシノプリヴェールの模擬レースに決着がつき、勝敗が確定する。そのレース結果を受けて明石トレーナーは涙を流す。そんな彼女にハンカチを差し出すローレルはレース後の想いを正直に告げる
 

🔻謝罪

メッセージを告げ終えたローレルに声をかけるヨシノ。レースの内容を受けて先日啖呵を切った件を謝罪する。
 

🔻意思確認とエール

レース終了後、梧郎トレーナーに呼び出しを受けた椿。今回の模擬戦の感想、そしてトレーナーとしての覚悟を問われ応える。それを受けた梧郎はサクラローレルの進退(チーム入り)について最終的な答えを伝える。
 

ヨシノプリヴェールの勝利に終わった今回の模擬レース。結果だけ見れば喜べるものではないのかもしれません。ですが、僕はそうは思いません。

スポーツとは複数の着眼点を持つことを許容される世界。唯一無二の絶対的な評価地点を持つのではなく、プレイヤーに応じて異なる判断を下せるものだと心得ております。
 

サクラローレルも同じ心構えのようで彼女は負けた直後にも関わらず悔し涙を流す相棒=椿トレーナーに寄り添い——「全力でゴールまで走り切れた」と告げます。

 

スターブロッサム第1話にて彼女は短距離ダートコースさえ走破することが叶わなかった。それが椿トレーナーの指導によってマイルレースを最後まで駆け抜けるに至った。疑う余地など微塵もない大きな成長であることは確かです。

1着という成果だけで全てを論じれるほど、レースはシンプルな世界ではありません。走行距離・タイムの成長という着眼点を許す世界でもある。サクラローレルは間違いなく飛躍的な成長を僕たち読者に披露してくれました。

例えレース結果が勝利という最高のものでなくとも喜ぶべき・・・喜んで良いものだと僕は思う。

 

もう☝️一点、成長とは異なる着眼点に触れておきたいと思います。

敗者にも美徳がある——という考え方・価値観で今回のエピソードを見ていきましょう。

時と場合によっては勝者以上に敗者が輝かしく煌めいて映る時というものがあります。それは、全力で敗北を噛み締め、勝利に届き得なかった自分と向き合っている時。

これは僕の経験則なのですが負けた時の反応というのは勝者への妬みというのに終始するものが圧倒的に多い。対戦相手を称えることなどなく、表情を不満色一色に染め上げる。スポーツ・ボードゲーム・電子ゲーム……——いずれにしろ僕は良き対戦相手に恵まれた記憶に乏しいですねぇ。

 

失礼。少々愚痴っぽくなってしまいましたね。

つまり何が伝えたいかと言うと以下のようになります。

敗北には成長を促す栄養が含まれている

敗北した時に徳のあるリアクションを示せるものは“違う”——ということです。相手に敬意を示す行為や敗北を全力噛み締め涙する姿に心動かされてしまう。

勝利の味わいは確かに格別です。しかし!敗北にだって栄養価値はふんだんに組み込まれています。むしろ成長を促進するという意味では敗北の方に大きな付加価値があると言っても過言ではない!

敗者の美徳とはすなわち、この栄養価値を逃さず摂取できるアクションを取れるか否かということ。 

今回の椿トレーナーはまさしく、敗者の美徳に当てはまるリアクションを示していた。レースで1着を逃したサクラローレルの姿を目の当たりにした彼女は涙と鼻水で顔を一杯にする。それほど勝負に対して真剣に向き合った証拠です。僕はこの光景に出会えたことに強く……——強く感謝します。

 

レース結果を受けての椿トレーナーのリアクション——これに並ぶハイライトと呼べるシーンがもう☝️一つございました。

それは模擬レース後に執り行われた明石親子による1on1ミーティング。初めてウマ娘を受け持ち模擬戦とはいえ実戦に挑んだ椿トレーナーの気持ちを問う明石梧郎が、娘の正直な返答を受けるシークエンス。

コチラも甲乙つけ難い魅力を放っていました。その理由は大きく3つ。

  • 椿トレーナーが何故、模擬戦後に涙を浮かべたのかが語られる
  • 椿トレーナーがサブトレーナーから一人前のトレーナーへと一歩踏み出す覚悟を示す
  • 明石梧郎がトレーナーとして、そして父として娘の覚悟を受け取りエールを送った

 

この3つとなります。

どれか一つでもハイライトたり得る要素が、3つも連鎖を決めた。著者らにはもう少し手加減して欲しいものです。これほど極上な畳み掛けをされてはコチラの心が持ちませんよ。

 

如何だったでしょうか?

今回は『ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム』第5話「貴方のおかげで」について、そのインプレッションをプレゼンさせていただきました。

大変素晴らしい珠玉のエピソードであったと心より太鼓判が押せます。第1話から始動したサクラローレルのチーム入りを巡るエピソードもこれにてひと段落。華々しいスタートとは言い難いものであったかもしれませんが、いずれ咲き誇る大輪の花を予見させる逸材2名との出会いに心がどこか浮ついてしまう。

 

彼女たちならば世界の頂点に立つ日が来る———そう信じられます。最後まで見届けると誓うしかありません。
 

これにて本プレゼンは終了!ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。また別の記事にてお会いできることを楽しみとしています。
 

このブログではプレゼンノウハウの提供・実践競走馬ウマ娘シリーズの魅力の紹介をあの手この手を駆使して自由に🪽フリーダムに行なっております。

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またのご縁をお待ちしております。

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