最終章-12。作品を支え続けた名トレーナー:六平銀次郎の最後の仕事。彼に送られるオグリキャップの言葉は読者の想いそのものでもある。ウマ娘シンデレラグレイ第202R『六平だ』の感想プレゼン。

おはようございます。「フィルム&プレゼンテーション」ようこそ!『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化を夢見るフリープレゼンターの🦉あーさんと申します。
ヤングジャンプ2025No.46を購入しました。シングレのページを捲ると🍰ケーキを食するメジロマックイーンの姿が確認できるのですが…。何故だろう❓至って真面目なシーンのはずなのにコミカルさが漂うのは?
されはさておき、最新話『ウマ娘シンデレラグレイ』第202Rの感想プレゼンを実施していきましょう。

まずは率直なネタバレなしの感想を記します。
「ありがとう❗️六平銀次郎‼️」――という感想になりました。今回はこれに帰結するしかないでしょう。
第7R「ジュニアクラウン」で初登場して以来、担当ウマ娘だけでなく作品を支え続けた男:六平銀次郎。今回のエピソードは彼の最後の花道。そう解釈できる内容でした。
この記事では六平トレーナーへの感謝の意を込めて筆を取って行きます。

それでは本編へと移行し、第202R未読の方へのレポートパートをまずお届けします。その後、詳細に突入し当ブログ恒例の🪞エミュレートプレゼンversion杉下右京にてお届け。是非とも水谷豊さんのお声をイメージしてお楽しみください。
第1部:《ネタバレ注意》エピソードレポート

登場キャラクター

- オグリキャップ
- ベルノライト
- 北原穣
- 六平銀次郎
- メジロアルダン
- メジロマックイーン
- 月吉ユキヱ
台詞が明確に確認できるのは上記7名。その他にも台詞がない登場キャラクターが多数いますが、そちらは割愛させていただきます。
ストーリーライン

ストーリーの流れは大雑把に記します。ネタバレしまくる訳にもいかない都合上、かなり本編の肉と脂を削ぎ落としたような内容となることはご容赦ください。
🔻Chapter1:ライアン陣営がラスボスとして相応しい理由
どこかのカフェでメジロアルダンとマックイーンが会話を繰り広げる。会話内容はメジロライアンについて。同時刻(かは不明だが)オグリ陣営でもメジロライアンについてミーティングを実施。
2つの場所でオグリに立ち塞がる最終最強のウマ娘とそのトレーナーの強さが語られる。
🔻Chapter2:六平銀次郎、最後の仕事
六平銀次郎が北原穣にトレーナー権限を全て移管する意志をオグリとベルノに伝える。
有マ記念は初期メンバー3名で臨むことに。
🔻Chapter3:リスクヘッジ
月吉ユキヱ登場。六平トレーナーがオグリとベルノには伏せた情報を六平トレーナーとの会話劇で読者に語る。
第2部:エミュレートプレゼンSTART
ウマ娘シンデレラグレイを最も支えた男は誰なのか?―――そう、問われたら僕は迷わず六平銀次郎トレーナーであると即答します。
最初期から出演している北原穣も筆頭候補ではありますが、彼は序章・第4章以降にて作品の中核に位置し続けました。つまり第1~3章の出番は控えめ。
トータル的に出ずっぱりであった六平トレーナーを差し置いて「ウマ娘シンデレラグレイを最も支えた男」と呼べるキャラクターは他にいないでしょう。
今回の第202Rはそんな彼のラストワーク。
オグリキャップへのトレーナー権限を甥っ子:北原穣に全て譲渡するという一幕が描かれました。
《渋い》淡々と済ませた六平銀次郎、最後の仕事

オグリキャップのラストラン=有マ記念。オグリ陣営の総力戦で臨むべきレースに自ら距離を置く判断をした六平トレーナー。
これがBESTであると決断したのでしょう。
トレーナー:北原穣になら託せる。サポーター:ベルノライトの実力と覚悟も知っている。ならば、自分の役目はここまでだ――と、一線から退く。
渋い。実に渋い男です。
トレーナー権限移行の際、彼が最後に遺した台詞は「信じて託す――任せたぞ」。たったこれだけ。これまでの思い出を語るなどエモーショナルなメッセージは一切なし。
短い言葉で区切りをつける。最後までプロフェッショナルな姿勢を崩さない男の意志を感じさせます。
僅か4文字で読者に六平トレーナーの名シーンを想起させる魔法

しかし!当人はさっぱり済ませたつもりかもしれませんが、受けてはそうではない。短いながらも著者らの六平トレーナーへの想い・敬意は滲み出る”仕掛け”が施されていたのですから。
信じて託す
この信じるという言葉はかつて六平トレーナーが使用するのを自重していた言葉。若かりし時代、無責任な信頼を担当ウマ娘に寄せてしまったが故に彼女を追い詰めてしまった。そんな苦い思い出からの教訓で信じるという言葉は六平銀次郎にとって呪いとも言える代物へと化していた。
その呪いを解いたのがオグリキャップとの喧嘩とも解釈できるマイルCSとジャパンC連闘での一件。オグリキャップと正面からぶつかる経験を踏むことで再び扱えるようになった特別な言葉です。
それをこのエピソードで用いる。
読者に過去の思い出をフラッシュバックさせる粋なアプローチですねぇ。
《ハイライト》読者の想いを代弁してくれるオグリ

そして、読者が信じるというワードに反応して思い出を脳内再生している状況にさらに追い打ちをかける素晴らしいシーンが訪れます❗️今回のハイライトと呼べるそのシーンは別れの言葉を告げて3人の元から立ち去っていく六平トレーナーへ感謝の意を伝えるオグリキャップ。
このシーンには思わず目頭が熱くなるのを感じてしまいました。
第1章 中央編入編以降、バディとして共にレースに挑み続けてきた両者の関係性。それを僕達読者は見てきました。失礼、見るという表現では不十分。心で味わってきた・・・といった表現の方が正確ですね。
その僕らの心が知っています。シンデレラグレイはオグリキャップの物語であると同時に六平銀次郎の物語でもあった・・・――と。
史実に刻まれた一大ムーブメント:第2次競馬ブームを再現するシンデレラグレイ。六平トレーナーの采配がなければその再現度は大きく違うものとなっていたことでしょう。
彼の功績なくしてシンデレラグレイは成立しなかった。
僕達、読者も六平銀次郎には感謝の想いしかありません。
僕達に六平トレーナーへ想いを届ける術はありませんが、その想いをオグリキャップは代弁してくれました。
もちろん彼女自身の感情が、その発言であること確かなのですが、自分にできないことを成し遂げてくれた彼女にも感謝しなければなりません。
結びに

如何だったでしょうか?
ウマ娘シンデレラグレイ第202R「六平だ」。一読者として咀嚼させていただきました。
前話と打って変わってしんみりとさせてくれるエピソード。前回は筋肉祭りでしたからねぇ。この緩急の激しさもまたシンデレラグレイの魅力の一つ。
もっとも、前回筋肉で大はしゃぎしたのは僕だけかもしれませんが。フフッ――。
そうそう捕捉しておかなければならないことが☝️1点ございます❗️
六平トレーナーは決して今回のエピソードでクランクアップを迎えたわけではありません。彼の出番は今後のエピソードでも必ずや訪れることでしょう。
前線からは一歩引き後進に全てを託す。第202Rは最後のメインエピソードといった所でしょうか。
シンデレラグレイはキャラクターの年齢層の幅広く、今回のようにどこか大人なテイストに振り切ったエモーショナルな回が時折予告なく差し込まれるので全く油断できません。
果たして…――次回はどのような味わいを披露してくれるのか…。追ってプレゼンすると約束します。

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