芦毛の物語は“原点”と“姉妹”へと繋がる【シンデレラグレイ】第210R『ここにいた』感想

シングレ最新話感想

最終章-20。コミックス第1巻「あとがき」の伏線が回収の時が訪れる!全てが繋がる!一コマ一コマがサプライズ・ファンサービス濃度1000%‼️ウマ娘シンデレラグレイ第210R『ここにいた』の感想プレゼン。

おはようございます。「フィルム&プレゼンテーション」へようこそ!『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化を夢見るフリープレゼンターの🦉あーさんと申します。


 

ヤングジャンプ2026No.4&5合併号に掲載されたシングレ最新話兼最終話を読みました!ついにこの時が来てしまったかぁ~。感慨深い限り。

それでは最新話『ウマ娘シンデレラグレイ』第210Rの感想プレゼンを実施していきましょう。

まずは率直なネタバレなしの感想を記します。

「情報量が……情報量がぁあああああああああああ!!!!!!!!!」――という感想になりました。バルスの光を浴びたムスカ大佐の心情はこれに似ていたのかもしれません。

観たかったものがてんこ盛り!予想していなかったサプライズもてんこ盛り!超大盛り特盛の最終話に仕上がっておりました。

――以上!ネタバレなし感想プレゼンでした。何をいってもネタばれ砲になってしまうので手短に済ませ、本編にバトンを託すとします。
 

本編ではネタバレ情報を色々解禁してお届けしましょう。まずは第209R未読の方へのレポートパートをお届けします。その後、詳細に突入し当ブログ恒例の🪞エミュレートプレゼンversion杉下右京にてお届け。是非とも水谷豊さんのお声をイメージしてお楽しみください。

 

  • オグリキャップ
  • ベルノライト
  • 北原穣
  • フジマサマーチ
  • ノルンエース
  • ルディレモーノ
  • ミニーザレディ
  • ヤエノムテキ
  • メジロアルダン
  • サクラチヨノオー
  • ディクタストライカ
  • スーパークリーク
  • イナリワン
  • トニビアンカ
  • ムーンライトルナシー
  • シーフクロー
  • イブビンティ
  • バンブーメモリー
  • シンボリルドルフ
  • マルゼンスキー
  • ミスターシービー
  • シリウスシンボリ
  • トウカイテイオー
  • オベイユアマスター
  • ゴールドシチー
  • エラズリープライド
  • フォークイン
  • タマモクロス
  • 小宮山勝美
  • 六平銀次郎
  • 奈瀬文乃
  • 奈瀬英人
  • URA委員長

🔻シングレ初参加となる面々

  • サクラローレル
  • ナリタブライアン
  • (マヤノトップガン)⬅︎シルエット出演
  • (マーベラスサンデー)⬅︎シルエット出演
  • ブエナビスタ
  • ビリーヴ
  • ダイワスカーレット
  • ウインバリアシオン
  • ウォッカ
  • ゴールドシップ
  • エルコンドルパサー
  • キングヘイロー
  • グラスワンダー
  • セイウンスカイ
  • サイレンススズカ
  • スペシャルウィーク

 

ストーリーの流れは大雑把に記します。ネタバレに配慮する都合上、かなり本編の肉と脂を削ぎ落としたような内容となっております。

🔻Chapter1:時は流れ・・・

どこかのサービスエリアで誰かと通話するフジマサマーチ。車にて東京に向かっている模様。
 

🔻Chapter2:チーム北原に参画するトレーナー研修生

中央トレセン学園。ベルノライトが語り部となって近況をモノローグする。そして、北原穣が率いるチームにアメリカ帰りのトレーナー研修生が合流するのだが・・・
 

🔻Chapter3:名を尋ねて

トレセン学園食堂。オグリキャップは他のウマ娘よりも明らかにボリューム満点なランチを携える1人のウマ娘と接触する。そして、名を尋ねると、そのウマ娘は口を開き・・・






 


 

なんという情報量……。今回の感想はこの言葉に尽きてしまうのかもしれません上述した出演者リストの長さ…、凄まじい限りです。

『プリティーダービー』と時空が繋がった――――このように形容する他ないかもですねぇ。

出演者全てについて触れていたら、恐ろしく長大な記事になってしまうでしょう。なので、厳選して想いをテキストに変換していくとします。

オグリキャップ・ベルノライト・北原穣・フジマサマーチ

ターゲットとするのはこの4名以外に考えられません。
 

まずは最終話の先発を担ったフジマサマーチについて。彼女の登板・起用ポジションは非常に理にかなっていました。

ファイナルレース=第35回有マ記念より歳月を経たことを間接的に示す「今は高知にいる」――――という趣旨の発言。重ねてもう一つ=「ピンク色の元気な子に懐かれていてな…」

このヒント2つが本作の時流れ、そして最終話を特別であることを暗に示しているのですよ。

彼女のモデルとなった🐎マーチトウショウ号も笠松を離れ高知競馬に移籍したキャリアを持ちます。1990年12月には高知を主戦場に切り替えていました。この事実を踏まえてのフジマサマーチの発言に二つ目のセリフがトッピングされることで時系列の歪みが生じる。ピンク色の元気な子とはズバリ=ハルウララであるとみて間違いないでしょうねぇ。
 

🔻シンデレラグレイが封じていた“禁”が解かれる

マーチトウショウ号の活動期間は1987~1992の約7年間。ハルウララ号の活動期間は1998~2004年。

つまり!

ここまで劇中にて出演するウマ娘はオグリキャップ号らの現役期間中の確認できる競走馬をモデルとするキャラクターに限られていたのに最終話はその禁を解く選択が起こることを示したのです。

この最終話は“何か”違う―――そう身構えなくてはなりませんでした。

 

フジマサマーチのターンから物語はベルノライトが語り部となるターンにシフト。これは第1話をセルフオマージュしているとみて良いでしょう。

注目すべきは彼女の見目。

頭髪は大きく伸び、後ろに髪を結い合わせるヘアースタイルへと変貌したベルノライト。これだけでもインパクト抜群ですが、その開口一番はより強烈でした。

「アメリカから来ましたトレーナー研修生のベルノライトです!」

……―――――

よもや、このような形で成熟するとは想像していなかったものですから軽くパニックになってしまうところでした。

失礼。訂正します。成熟という表現では不適切でした。成長といい改めましょう。彼女はまだトレーナー研修生。これから更なる飛躍を遂げ、正式にウマ娘を受け持つ日も遠くないことでしょう。

僕の記憶が正しければ未だウマ娘同士によるバディは確認できていなかったはずです。ベルノライトはその先駆者になるのかもしれませんねぇ。



 

そんなベルノライトが所属するは北原穣の率いるチームでした。彼も独り立ちし、立派なチームを受け持つに成長しているという事実に嬉しさが込み上げてきます。
 

何より、彼の受け持つウマ娘の顔ぶれですよ‼️

ブエナビスタ・ダイワスカーレット・ビリーヴ・ウインバリアシオン

少なくともこの4名は確定です。2000年代後半に活躍する競走馬をモデルとするウマ娘が揃っているではありませんかっ⁉️一体どういった理由での選出なのかは分かりませんが、錚々たる顔ぶれであることは説明不要でしょう。シンデレラグレイでこの並びにまみえることが叶うとは……。

そんな彼女たちの将来性を死ってか知らずか、自信満々・堂々とトレーナーとしての夢を語る北原穣。その夢は必ずや叶うと伝えたいものです。

 

最後にオグリキャップについて触れるとしましょう。出番こそ短いものもその仕事っぷりは随一でした。
 

🔻漫画企画構成:伊藤隼之介「あとがき」とリンクする“原点”へ繋がる幕引き

スペシャルウィークとの接触名を訊くという、これまた第1話のセルフオマージュを披露してくれました。このシーンはシンデレラグレイ史上屈指の名シーンと呼べるのではないでしょうか?

そもそもなぜ、スペシャルウィークなのかという疑問を持つ方のために解説しましょう。

答えはコミックス第1巻の「あとがき」にて漫画企画構成の伊藤隼之介氏のコメントにあります。

引用した文章の中で登場したアニメとは全ての原点=TVアニメ『ウマ娘プリティーダービー』season1を指します。伊藤隼之介氏はTVアニメの企画立ち上げに参画した重要人物であることもここに記しておきましょう。

つまり!

この「あとがき」の時点でいつの日かシンデレラグレイの世界はTVアニメ『ウマ娘プリティーダービー』season1の時代に合流するということが予言されていたのですよ。

もっとも、2018年に産声を上げたそれとはnearな世界と解釈した方が正しいでしょう。いうならば『シン・ウマ娘プリティーダービー』へと物語の舞台はシフトした。それが最終話「ここにいた」ということです。

おそらく第1話がリリースされる時点でこの結末は想定していたのでしょうねぇ。5年半の前に時点でグランドフィナーレの形を導き出していた……恐ろしい限りです。


 

如何だったでしょうか?ウマ娘シンデレラグレイ第210R「ここにいた」。一読者として咀嚼させていただきました。

  • 漫画/久住太陽 先生
  • 脚本/杉浦理史 先生
  • 漫画企画構成/伊藤隼之介 先生
  • (原作:Cygames)

 

著者陣営の皆様方、お疲れまさでした。大変素晴らしい作品との出会いが叶ったこと、毎週のように伴走できたこと心より幸せな時間であったと断言します。

それでは本プレゼンは以上です―――と言いたいところですが、僕としたことが大事なことを記し忘れていたようです。

最後に☝️一つだけよろしいでしょうか?
 

今回、オグリキャップが直接接触したのはスペシャルウィークのみでしたが、見逃せない1カット=一コマがございました。

それは巨大な街頭広告にてスクリーンされるサクラローレル・ナリタブライアン・マヤノトップガンとマーベラスサンデーのシルエット。

これはどう考えても久住先生ら著者陣営から『ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム』の著者陣営に向けてのエールです。

ウマ娘で大河ドラマ的アプローチを実践するという初の挑戦を見事完走してみせた彼らから、今現在同じ道を進もうと努力と研鑽を重ねている同業の士へ向けて細やかながら応援を示したのだと僕のは思うのです。

大河ドラマの因子は君達に託す―――と。

憶測に過ぎないのかもしれませんが、僕にはそう思えてならない。

 

なので、無粋を承知で僕から読者の皆さんへ一言。

『ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム』を是非ご覧ください!シンデレラグレイと甲乙つけ難い熱量を誇っているタイトルです。きっと御眼鏡に叶うことかと。

となりのヤングジャンプにて大好評連載中です。初回無料で一読できますよ!




 

本プレゼンは以上となります。ご愛読いただきまして誠にありがとうございました。また別の記事にてお会いできることを楽しみとしております。
 

このブログではプレゼンノウハウの提供・実践競走馬ウマ娘シリーズの魅力の紹介をあの手この手を駆使して自由に🪽フリーダムに行なっております。

毎日読んでくれる方・ブックマークしてくれる方・SNSで拡散してくださる読者の方々。誠にありがとうございます。そして、ここまで読んでいただき重ね重ね感謝。多謝です。
またのご縁をお待ちしております。

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