地方カサマツから再び始まり、有マ記念で終幕するシンデレラグレイ第3章“永世三強篇”。まるで序章~第2章の韻を踏むかのような軌跡をオグリキャップ・スーパークリーク・そしてイナリワンの主演3名で展開する物語を徹底プレゼン。⚠️ネタバレは控えめです。

おはようございます。『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化を夢見るフリープレゼンターの🦉あーさんと申します。
永世三強篇。
シンデレラグレイの第3章にして、コミックス9~16巻と8巻にも及ぶ大河ドラマ級の大長編エピソード集。それが永世三強篇です。第2章:白い稲妻篇の熱量を引き継ぐ次章とあって、その面白さ・クオリティは説明不要でしょう。アニメで描かれる日が待ち遠しい限りです。
そこで❗️この記事では第3章:永世三強篇についてどのようなものなのか、ストーリーの流れと魅力についてプレゼンしていこうかと思います。
本記事は2部構成。
- 第1部:戦績観測コーナー
- 第2部:エミュレートプレゼン
第1部は今回のプレゼンに必要な📁資料を添付しただけのチャプター。永世三強の3人の戦績を一望できる表を掲載しました。この資料に目を通していただくことで、本記事のメインメッセージが咀嚼しやすくなります。競争成績というある種の⚠️ネタバレ情報を喰らいたくない方のために着順を📴OFFにしたバージョンを採用しておりますので、安心してください。エンドクレジット後に着順ONバージョンも載せます。
そして第2部は当ブログ恒例の当ブログ恒例の🪞エミュレートプレゼンversion半沢直樹で臨もうかと。永世三強篇の流れと魅力をテンポ良く熱くプレゼンします❗️是非、堺雅人さんお声をイメージしてお楽しみください。
第1部:戦績観測1986~1990




この1年が永生三強編のメイン舞台。

赤いテキスト・・・GⅠレース
🟨のセル・・・2名以上のマッチアップ発生
故障時期も明記
第2部:エミュレートプレゼンSTART
競走馬・ウマ娘に世界には三強という言葉が度々登場する。ビワハヤヒデ・ナリタタイシン・ウイングチケットのBNW。トウショウボーイ・テンポイント・グリーングラスのTTG。これらがわかりやすい例だろうか。
平成三強と呼ばれたオグリキャップ・スーパークリーク・イナリワンもその三強カテゴリーの一つ。シンデレラグレイの世界では元号では終世に語り継がれるという意味合いを込めて作中での名称は“永世”に差し替えられている。
このプレゼンでは、彼女たち3名が永世三強と呼ばれるに至った第3章“永世三強篇”の概要と魅力について綴っていこう。
第9巻:イナリワン中央入り
永世三強篇の始まりは白い稲妻篇の終盤と重複する。オグリキャップらがジャパンCと有マ記念に注力していた時期(史実における1988)にイナリワンが地方大井に在籍していた頃からが永世三強篇の幕開けだ。
全日本サラブレッドC(劇中では全日本ウマ娘カップ)と地方ダート界頂上決戦の舞台:東京大賞典にイナリワンが描く姿が描写され、地方大井から中央へ移籍する流れが描かれる。
🔻《Topic》地方カサマツ競馬場再登場
第9巻の見どころは複数あるが、私としては久方ぶりにロケーションが描かれる地方カサマツ競バ場の登場に胸が熱くなる。シンデレラグレイにとっての全ての始まりの地。そこから新たな物語が始まることに著者陣営の粋な計らいを感じてならない。新たなカサマツトレセン学園出身ウマ娘も登場するサービス精神も粋だ‼️
🔻《Topic》ベルノライトの本領が発揮される
第9巻はオグリキャップにとっての初めての長期休養の時期でもある。レースに出走できないシーズンを描くとあれば……サポートウマ娘:ベルノライトの本領が発揮されるターンとも言い換え可能だ。ベルノライトならではのアプローチでオグリキャップを支える物語。最終章にも通じる彼女の真骨頂。是非味わって頂きたい‼️
第10巻:毎日王冠
第10巻では毎日王冠にてオグリキャップとイナリワンの初対決が実現。スーパーGⅡと称されるだけあって、メジロアルダン・ヤエノムテキ・ロードロイヤルといったメンツが揃いGⅠ級かそれ以上の激戦が展開される。
🔻《Topic》著者陣営の寵愛を受けるメジロアルダン
第10巻の表紙はメジロアルダン。表紙に抜擢されるだけあって、本編でも著者らの寵愛を受けた描かれ方をされている。故障に苦しめられる彼女だがらこそ、1戦1戦の重みが違う。いつ引退するのか読めないガラスの脚を抱える彼女がレースに挑む姿勢……ご堪能頂きたい!
第11巻:天皇賞(秋)
第11巻で紡がれるは2度目となる天皇賞(秋)。オグリキャップにとって昨年のリベンジマッチとなるこのレースでスーパークリークとの中距離頂上決戦が繰り広げられる。
🔻《Topic》アウェーに挑むスーパークリークの策
スーパークリークの領分は長距離。中距離においてはオグリキャップに分がある。その上領域まで持っているのが怪物だ。ならば、スーパークリークはどう対抗するのか……。これがこの天皇賞(秋)最大の見所だ。
第12巻:マイルCS
第12巻で描かれるは年の瀬が迫る11月に開催されるマイルの王者決定戦:マイルCS。オグリキャップは同期バンブーメモリーからの申し出を受け、同レースに挑む決断をする。
🔻《Topic》オグリキャップVS六平銀次郎
このレースに挑むにあたり、六平トレーナーとひと揉め所ではない激突が起きるのも魅力の一つ。ある意味、六平トレーナーのメインエピソード回とも言えるだろう。
🔻《Topic》オグリ世代最後の刺客:バンブーメモリー参戦
オグリ世代ながら、ここまで出番のお預けを食らっていた最後の刺客がバンブーメモリーだ。待ちに待たせた分、以降のエピソードでも大活躍するのだが、早速このマイルCSでもその快活なキャラクター造形で作品に新たな彩りを加えてくれる。担当トレーナー:奈瀬英人との関係性にも注目だ。
第13~15巻:ジャパンC
第6~7巻で紡がれた第8回ジャパンC。再び、海外ウマ娘が日本に集う舞台ジャパンCが第13~15巻に跨って展開される。
第8回ジャパンCのキャラもほとんど再出演を果たし、さらに今回から新たに登場する海外勢も多数登場するとあって非常に豪華な画作りに仕上げられている。
🔻《Topic》事件と謳われる第9回ジャパンC
この第9回ジャパンCは事件と表現される。なぜ事件と言われるのかは……是非ご自分の目で確かめて欲しい。ネタバレ回避のためほとんど言えないのでご理解いただきたい。
誰が事件を起こす引き金となるのか……。事件を起こすのは1人だけなのか……。事件とはネガティブな意味なのか……。
見出しに“謳われる”と表現しているのがヒントになるかと。
第16巻:有マ記念
永世三強篇、最後のレースとなるは有マ記念。オグリキャップが昨年の有マ記念でタマモクロスを打倒し、最強の座に就任してから丸1年。長期休養明けからの約半年間で最強の名に恥じない好走をし続けてきたこともあって世間のボルテージも臨界に高まる年の瀬。最高の舞台でオグリキャップ・スーパークリーク・イナリワンの3名がクライマックスを彩る‼️
🔻《Topic》悪役を自ら背負うスーパークリーク
スーパークリークといえば母性豊かなキャラクターで通っている。だが、シンデレラグレイにおいては異なる。ヒール=悪役。打倒オグリキャップを実現するために、母性なんて微塵も感じさせない眼差し・表情を出力する彼女の一面は本作だけしか味わえない。
🔻《Topic》イナリワンの到達した答え
このレースに至るプロセスで世間はオグリキャップとスーパークリークの二強ムードに染まっていた。しかし、この第3章のタイトルは永世“三強”である。
三強へと至る“何か”がこのレースで起きる‼️
まとめ

永世三強篇。シンデレラグレイの第3章にして、コミックス9~16巻と8巻にも及ぶ大河ドラマ級の大長編エピソード集。
見どころを簡潔に紹介するには詰め込みすぎ…あるいは端折りすぎになる恐れがあることは百も承知で今回のプレゼンを実施しました。
最後にさらに圧縮してその魅力をまとめるとしましょう。
- 🔷タマモクロスから最強の座を引き継いだオグリキャップの物語
- 🔷有馬記念失格から始まるするスーパークリークのリスタートの物語
- 🔷地方から中央へ序章~第2章の韻を踏むイナリワンの物語
以上の3点となります。
《地方から中央へ》序章~第2章の韻を踏むイナリワンの物語

この3点から最も特筆すべきはイナリワンの物語について。彼女の物語はオグリキャップとは異なるが、どこか似ているところが多くある。
地方から中央へ移籍したこと。しかも描かれたファーストレースの舞台は地方カサマツ。
永世三強篇において彼女が走った最終レース3つはオグリキャップが白い稲妻篇で走った3つと全く同じであること。
序章カサマツ篇~白い稲妻篇。この流れの韻を踏むかのような足跡を辿っているのがイナリワンの物語だ。だが、味わいは全く異なるように仕上げられているのは著者らの腕前の為せる技。
永世三強篇のトップクレジットはイナリワンである!

イナリワンに始まりイナリワンに終わる永世三強篇。三強と題しているだけあって、主人公三人体制のような章だが、あえてトップクレジットを1人だけ選出するならイナリワンしかあり得ない‼️
そう断言します。第9巻の表紙、そして第15巻のセカンドカバーの表紙にイナリワンが選出されているのが著者らからの示唆なのではないでしょうか?
今回のプレゼンで少しでも永世三強篇の魅力、そしてイナリワンの魅力が伝わったのならば嬉しく思います。

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またのご縁をお待ちしております。
エンドクレジット

戦績観測表〜着順ネタバレ解禁〜




《追伸》物語は第4章“芦毛の怪物篇”へと続く

イナリワンに始まりイナリワンに終わる永世三強篇。見事な円環構造に美しさを感じざるを得ないが、この物語はさらに第4章“芦毛の怪物篇”へと続いていく。
こちらも面白い❗️圧倒的に面白いですよ‼️

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