圧巻の章題回収を成し遂げたクライマックスエピソードに拍手‼️ウマ娘シンデレラグレイ第4章“芦毛の怪物篇”。その章題に込められていた意味とヤエノムテキとメジロアルダンの活躍についてプレゼン。

おはようございます。『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化を夢見るフリープレゼンターの🦉あーさんと申します。
2025年9月19日発売のコミックスウマ娘シンデレラグレイ第21巻を読破しました。
待ちに待ったヤエノムテキの表紙。(本当に長かったなぁ~~~)これだけでも感無量ですが・・・中身も珠玉の一品でした。同タイトル3度目となる🍂天皇賞(秋)。毎度異なるアプローチで物語を構成する著者らの技量に恐れ入る限りです。
今回はその魅力をプレゼンしていこうかと思います。(✍️感想もブレンドしております)
プレゼンの精度を向上するためにヤエノムテキ・オグリキャップ・メジロアルダン――3名の🏃♀️競争成績を一望できる表=戦績観測表も掲載しました。
よって本記事は2部構成。
- 第1部:戦績観測コーナー
- 第2部:エミュレートプレゼン
第1部は今回のプレゼンに必要な資料を添付しただけのチャプター。この資料に目を通していただくことで、本記事のメインメッセージが咀嚼しやすくなります。競争成績というある種の⚠️ネタバレ情報を喰らいたくない方はこちらをスキップするのもOK🙆♀️。逆にこちらだけ見るというのもウェルカムです👍
そして第2部は当ブログ恒例の当ブログ恒例の🪞エミュレートプレゼンversion杉下右京で臨もうかと。是非、水谷豊さんお声をイメージしてお楽しみください。
第1部:戦績観測1988~1991
ヤエノムテキ・オグリキャップ・メジロアルダンのモデルとなった競走馬の戦績をご覧あれ。
赤いテキストがGⅠレースという印。
🟨のセル=マス目が2名以上のマッチアップがあった印。
そして、表の側面にある📚コミックスの表紙画像が劇中の📅時系列となります。





故障時期も明記していますよ!
第2部:エミュレートプレゼンSTART
それではこれより『ウマ娘シンデレラグレイ』第2️⃣1️⃣巻のプレゼンを始めたいと思います。短くまとめるつもりですので、どうかお付き合いのほどよろしくお願いします。(🐢くん、不在ですので短くなる・・・はずです。多分)
ここがすごい!魅力TOP3
早速21巻の魅力について3つご紹介していくとしましょう。
《章題》“芦毛の怪物篇”に込められていた意味

僕が何より膝を打ってしまったのが、第4章“芦毛の怪物篇”という章題に込められていた意味に触れることが叶ったこと。
オグリキャップが怪物と呼ばれるのは📚コミックスの初期の頃から確認されていました。僕の記憶が正しければコミックス4️⃣巻収録の第29R「最強」が初出だったでしょうか・・・。劇中にて記者:藤井泉助が彼女の連勝記録の異常性に気付き“怪物”という仰々しいコピーフレーズを用い始めたことが原点。
以降も怪物というワードはチラホラ確認でき、遂にコミックス1️⃣7️⃣巻収録の第146Rから始動した第4章“芦毛の怪物篇”で章題に採用されるに至ります。
僕にはこの章題が採用された背景というのがどうしても気がかりでした。何せあまりにもストレートすぎるネーミング。北原穣トレーナーが本編に本格参戦することもあって原点回帰を謳ったネーミングと思っていたのですが……――その考えは甘かったようです。
芦毛の怪物篇に込められていた意味とは永世三強から一強へと移り変わり、オグリキャップが時代の象徴として祭り建てられてしまう……そういうメッセージが込められていたのだと、今なら著者陣営の意図を汲むことができます。
《冷遇とは言わせない》著者陣営は初期から計算してヤエノムテキを描き続けていた

そして、オグリキャップ1強のムーブメント・ボルテージが臨界に達したのが今回描かれた天皇賞(秋)でした。異様なほどファンに支持されるオグリキャップの光景は恐怖すら覚えます。
ですが、その中でただ1人。オグリキャップを1人のウマ娘として捉えていたのが他でもない表紙を飾ったヤエノムテキ。
彼女は史実同様に天皇賞(秋)で打倒オグリキャップを成し遂げます。史実を再現するというゴールが決まっていたからこそ、ヤエノムテキの描かれ方は終始ブレず、不遇とも解釈できるような描かれ方をされてきましたが、その積み重ねを軽んじることはもちろん批判することなど到底できません‼️
📚コミックスと伴走を続けてきた方ならご存知の通り、彼女は敗北する描写が何度となく描かれてきました。同期のほぼ全員とマッチアップし、その度に敗退。特にオグリキャップと多くのレースで競う機会の多かったヤエノムテキは彼女の背中を追い続ける姿が非常に印象深い。1着を逃し続ける姿に哀愁を感じてしまう読者もいたことでしょう。
しかし、その積み重ねがあってこそ今回の勝利が実現できた。
オグリキャップを追いかけ続けてきたことで、誰よりも早く彼女を偶像として捉え、また誰よりも早くその偶像が見当違いの虚構であると気づいた(有馬記念1989のタイミング)ヤエノムテキだからこそ今回の勝利が実現した。
僕はそのように思います。同時にここまで引っ張ることを徹底した著者陣営の手綱の握り方に恐れすら覚えてしまう。
《姉妹譚が半歩?進む》メジロアルダンにとっての昇華の物語

第21巻のセカンドカバーに抜擢された彼女についても語らねばなりません。メジロアルダン。
彼女もまた、第21巻を傑作たらしめた重要なピースでした。
今回の天皇賞(秋)での成績は🥈2着。十分健闘したと誇って良いスコアですが、彼女が今回もGⅠ勝利を逃してしまった事実は揺るぎません。第1部:戦績観測コーナーで確認できる通り、メジロアルダンはGⅠタイトルを獲得することができず現役を退く運びとなります。つまり――彼女を華々しく描く舞台は著者陣営の裁量次第であったということ。
勝利レースを煌びやかにエモーショナルに描くというのは比較的容易いでしょう。しかし、それに相当する選択肢に乏しいメジロアルダンを著者陣営はどのように調理したのか……。
その答えはメジロアルダンの姉:メジロラモーヌという🃏ワイルドカードを用いることでした。
今回の天皇賞(秋)。メジロラモーヌも観戦しており、レース後に姉妹が顔を揃えるシチュエーションが挿入されます。こちらの場面が―――それはもう絶品という他ない内容に仕上がっておりまして。何を記しても未見の読者の楽しみを奪ってしまう。なので、詳細については控えさせて頂きます。
ネタバレ抜きでコメントするならば・・・・・・複雑な姉妹関係に一歩、あるいは半歩ほど前進があったやりとりであった――といったところでしょうか。
何はともあれメジロアルダンの精神的成長=昇華を見事に描いた著者陣営に拍手👏です。
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まとめ

というわけで、如何だったでしょうか?今回は📚コミックス『ウマ娘シンデレラグレイ』第2️⃣1️⃣巻の魅力についてプレゼンしました。
最後に改めてその魅力3つについて記しておきましょう。
- 🔹第4章“芦毛の怪物篇”に込められていたオグリキャップ偶像化という意図
- 🔹ヤエノムテキがオグリキャップに勝利できた理由の肉付けがお見事
- 🔹アルダン&ラモーヌの姉妹関係が一歩もしくは半歩前進
以上の3点となります。
しかしながら、第21巻の魅力はこんなものではありませんよ‼️
TOP3以外も魅力盛りだくさん‼️
その他には…‥
- 🔷北原を君づけする小宮山トレーナー
- 🔷サクラチヨノオー、レースへの想い
- 🔷魔術師:奈瀬英人の采配
- 🔷170話越しに明かされる伏線
- 🔷ヤエノムテキの一人称視点作画
などなど。見どころを挙げれば切りがありません。流石にこの記事でその全てを記すことは読みづらさに直結してしまうので自重します。
なので、ここで語り尽くせなかった魅力は是非“あなた”の眼と心で直接ご確認頂ければ――何よりです。
それでは今回のプレゼンはここまで。またの機会にお会いできることを心待ちにしております。

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エンドクレジット&おまけコーナー《2ndカバー比較》



最後のおまけコーナーです。左が2ndカバー。右が単行本に採用されたカバー。その比較画像となります。2ndカバー裏表紙にはデフォルメキャラがデザインされているのですよ!
うまゆるに通じるプリティー表現ですね。

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