1~4話を想起させるセルフオマージュ的イベントが連続し、“物語が振り出しへ戻ろうとしていた第8話。その流れを変えたのは他の誰でもない新たなる主人公:中条耕一の行動だった。

おはようございます。「フィルム&プレゼンテーション」へようこそ!フリープレゼンターの🦉あーさんと申します。
【日曜劇場】ザ・ロイヤルファミリー第8話『相続馬限定馬主』を視聴したので感想を記していくとしましょう。

まずは要約バージョンということで・・・こんな感じです。
なんだか第1~4話のセルフオマージュが目立つなぁ・・・狙ってやってる?
というのが感想要約バージョンとなります。まるで振り出しに戻そうとするかのような引力めいた力を感じた第8話。これまで培ってきたものを無に返すような作劇に―――人の心はないのか?……と脚本家に問いたくなくなる。
ですが、主人公を追い詰めれば追い詰めるほど物語の旨みが増していくのも確か。実際、今回もこの追い詰め方のおかげで面白かったから文句などないですね。

本文では上述したメッセージを具体的にしていくとしましょう。恒例の半沢直樹エミュレートで感想をプレゼンしていくとしましょう。ぜひ、堺雅人さんのお声をイメージしてお楽しみください。
エミュレートプレゼンSTART
8
数字には特別な力というものが備わっている。始まりを意味する――1。終わりを意味する―――9。などなど、ネットを調べれば山ほど出てくるので興味ある方は一度調べてみることを推奨します。
今回のエピソードの話数は第8話。8という文字を横に倒すと♾️=無限あるいはループを意味する図式となる。なんの因果か今回の物語はまるで物語が振り出しへと戻りループの輪に陥ってしまうかのような構造が興味深かった。
第1~4話と韻を踏み再び振り出しに戻ろうとする物語

ロイヤルチームに馴染めない中条耕一をこれでもかと見せつけてくれた前半戦、第1~4話までの出来事を思い出させるようなイベントのラッシュにあなたは気づいただろうか?
🔻第1話を想起させるジンギスカンを囲う食事シーン
前回の予告でも確認できたジンギスカンを食するシーン。こちらは明確に第1話のセルフオマージュと見て良いだろう。
🔻第2話を彷彿とさせる転厩騒動
第2話で起きた転厩騒動が今回再び起きそうになったこと。明らかに制作サイドは狙って過去のイベントをリポップしていると見て良い。
🔻第3話と類似する酔っ払いとの一悶着
第3話と類似する要素といえば耕一が酔っ払いに絡まれたシーンだ。第3話「庭先取引」でもチームロイヤルの面々に酒飲みが食い下がってきたことは実に印象的であった。
🔻第4話を思い出させるジョッキー変更案
最後に第4話を思い出させるジョッキーの変更案。耕一がこの提案をしたことにより今回のエピソードの雲行きが一気に怪しくなったのは明白。これは第4話がチームロイヤルの役者が揃う記念すべき時期であったことを考えると意図的に崩壊の入り口をこれにしたのではと推察する。
転換点となった警察沙汰

上述したようにまるで過去のイベントを再び甦らせ物語をループさせようとする因果が起きようとしていたのが前半の注目すべき点だ。
これらのイベントの直撃を受けて再び有馬記念を取れないシナリオルートへ突入させようと何かの導きが起きようとしていた。
そのように解釈できるかもしれない。
だが!
そうはならなかった。最悪の展開と思えた警察沙汰が状況を打開する一手となったのだから。
翔平を守る為に尽力したことが判明してから流れが変化し、ループしようとしていた物語から大きく脱却する時が訪れた。その象徴となったのが栗栖の行きつけとなる定食屋だ!
初めて登場するロケーション:定職屋が示唆する未知の物語へ至る未来

お馴染みの天麩羅屋でもなければ最初に訪れたジンギスカンの場とも違う。第8話で初登場となるロケーション:定食屋。
韻を踏み続けてきた物語から脱却したことを証明するかのようなロケーションをこの重要な場面に持ってくることに意味があるように思えてならない!
この地を舞台にした瞬間、物語は誰も知らない未知の領域に到達することが確約されたのではないかと私は思う。ロイヤルホープが2着に終わった有馬記念とは別のゴールに辿り着ける。そういう暗示なのではないだろうか?
結びに
如何だったでしょうか?
今回は【日曜劇場】ザ・ロイヤルファミリー第8話『相続馬限定馬主』を視聴したので感想をプレゼンしました。
第1~4話という最初期を彷彿とさせる多くのイベントのラッシュ。再びこれらが起こることで物語が振り出しへと逆戻りさせられようと錯覚しそうになったが、耕一の行動が大きな転換点を呼び起こし全く知らない結末へと辿り着けるのだと確信した第8話。
狙って第8話にこのような作劇を用意したのかどうかは定かではありますが、数字の魔力によって自ずとそうさせられたというならそれはそれで面白いとは思いませんでしょうか?
本プレゼンは以上。ご愛読いただきありがとうございました。また別の記事にてお会いできることを楽しみとしています。

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