『ザ・ロイヤルファミリー』第2話「逃げ馬」感想。競馬を動かすのは金だけではない。人と人との“信頼”が歴史を運命を作る。視聴者と劇中人物の感情がシンクロする至高の60分を半沢直樹風プレゼンで熱く語ります。

おはようございます。「フィルム&プレゼンテーション」へようこそ。フリープレゼンターの🦉あーさんです。
2025年秋クール日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』第2話「逃げ馬」、視聴しました。
やっぱり、この作品すごいですよ❗️とんでもない作品だ。競馬の知識な浅くても、馬のことがわからなくても構わない。人に、キャラクターに惚れこむことさえできれば良い!
そう思わせてくれる作品です。
競馬についてネガティブなイメージを抱いているほどクリティカルヒットすること間違いなし!
時を遡り、中学生の自分にこの作品を視聴させる方法があるなら是が非でも欲しいところ!
過去の自分だけでなく、今を生きるより多くの人に見て欲しいなぁ~とも思いましたので、感想を込めつつ作品の魅力をプレゼンしていくとします。

しかし、ただのプレゼンでは味気ない!日曜劇場ということで当ブログ恒例のエミュレートプレゼンversion半沢直樹で参りましょう。是非、堺雅人さんのお声をイメージしてお楽しみください。
エミュレートプレゼンSTART
競馬=ギャンブル。
このように発する黒木瞳さん演じる山王京子を見ていると昔の自分を思い出す。
私にもそのような偏見・バイアスを抱いて時代があった。ウマ娘に出会うまでは競馬と賭博を同一視し、そこに秘められている本質を見ようとしなかった。関心を抱こうとしなかった。
恥ずかしい過去です。
だからこそ、こうも言える。これから山王京子の中で価値観の崩壊が訪れる時が楽しみだ・・・と———。
今回の第2話はその崩壊への第一歩と言える未勝利戦の勝利がありました。まずは、この勝利にお祝いの言葉送りたい。
🏇ロイヤルイザーニャ……ナイスラン!
それでは以下に、第2話「逃げ馬」の感想&魅力のプレゼンを実施させていただきます。短い時間ですが、お付き合いのほどよろしくお願いします。
《ハイライト》レース中の劇中人物と視聴者のシンクロ

今回のハイライトは誰がなんと言おうともクライマックスの未勝利戦であった。
馬主の反対を説き伏せこれまでのキャリアと異なる戦場=芝に挑むロイヤルイザーニャ。これだけでも一体どうなる⁉️———と、視聴姿勢が前屈みになってしまうほど作品に感情移入してしまう。
何より!
レースが始まった瞬間~ゴールに入着するまでのシークエンスにて、劇中の人物と視聴者の感情が見事に同調・シンクロしていく感覚にこの上ない心地よさを覚える。
レースを駆けるのは競走馬と騎手。視聴者はもちろん、主人公:栗栖と雇用主:山王も何もすることができない。
いや、何もできないという表現は不適切。唯一できることがある。
それは……———信じること!
ターフを全力で駆ける騎手と馬を信じることができる。「行けぇえええええええ!」と共に背中を押すようなエールを送ることができる。
この感情同調体験に勝る視聴体験などない‼️
応援したくなる主人公:栗栖

ハイライトとなった未勝利戦も素晴らしかったが、そこに至るプロセスも至高であった。
主人公:栗栖が雇用主:山王耕造に高圧的な姿勢に振り回され、転職早々、保有馬の転厩騒動に揉まれる状況。同じビジネスマンとして感情が寄り添い易いことこの上ない。
声を大にして言う事ではないが……どの企業・職場にも山王耕造のような横柄な人間はいるものだ。つい、栗栖に肩入れしたくなってしまう。
そして、転厩騒動を端に発する課題のラッシュ。調教師へのオファーに苦戦し、山王耕造の奥様に部署移動という甘言を仕込まれ、振り回される日々…。挙げ句の果てには山王耕造に路線変更を進言される始末。
だが、そこで首を横に振る姿に惚れ込んでしまう。
信念!
人がどのような立場になろうと忘れては行けない信念がこの男、栗栖には宿っている。同情を誘うだけでなく困難に自ら挑んでいく姿勢に絆されてしまう。
競馬を動かすのは金ではなく人への信頼

そして、これについても記さねばならないと強く感じた。
調教師:広中博が2億で購入された馬ではなく自身の美学に従い、ロイヤルイザーニャを選んだこと。
競馬には常に金が付き纏う。
それも一般庶民が扱うような規模ではなく巨額が日々、動かされている。数字とは実に明快だ。最も容易く人の心にイメージを伝えることができる。3000万と2億。この数字を比較したら後者の方が優れていると誰もが認識する。
だが、金が競馬を動かす全て出ないのも事実。
どこまで行っても金が付き纏うが、同時にどこまで行こうとも人間の判断が全てを左右する世界である。
人の判断・決断、そして信頼の積み重ねが競馬の歴史だ。信頼が人と人と、そして人と馬、馬と馬との縁を結んでいく。
この第2話では、広中調教師に2頭の馬の選択肢を与えることで、競馬が金だけではないという大切な事実を突きつけた。これはドラマ・フィクションの枠を越えて競馬史におけるハイライトではないだろうか?
結に~競馬が信頼の上に成り立つスポーツだと証明したエピソード~

さて、このプレゼンもそろそろ終わりの時間が近づいて参りました。ここまで記してきたことを総括していくとしましょう。
競馬=ギャンブル。『ザ・ロイヤルファミリー』第2話「逃げ馬」は競馬に長らく付き纏い続けるパブリックイメージに対して一つのアンサー……———カウンターを示した秀逸なエピソードであったと断言できる。
確かにギャンブル要素が含まれ、それに興じるユーザーがいることも事実だ。
だが!それが全てではないのも揺るぎようのない事実だ!
一頭の馬を購入するのに億単位が平然と動く競馬の世界。同時にお金だけでなく、人と人との信頼関係・縁がその土台として形成されている。金が全てではない。
馬という強靭さと繊細さを兼ね備えた美しい生き物に心動かされ、情熱を注いでいる人々の想い・決断・信頼関係が競馬の歴史を築いてきた。
そのことをわずか60分で教えてくれる素晴らしいエピソードとの出会いに感謝します。

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