ディープインパクトの同期=アドマイヤジャパン・アドマイヤフジ・シックスセンス・ローゼンクロイツ。彼らの戦績をディープとの比較で観測し、伝説に挑んだ足跡を紐解く。

おはようございます。『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化を夢見るフリープレゼンターの🦉あーさんと申します。
今回の記事は“語ろう!ディープインパクト”シリーズの第2弾。
第0弾もう一度ディープインパクトに逢いたいでは私自身のディープへの想いを吐露し、第1弾ディープインパクト&ハーツクライの戦績を同時観測しようではライバル・ハーツクライとの関係を掘り下げました。
そして第2弾の本稿では、ディープインパクトと同じ時代を走り抜けた同期4頭に光を当てます。
- アドマイヤジャパン
- アドマイヤフジ
- シックスセンス
- ローゼンクロイツ
彼らはクラシック戦線を共に駆け抜けた盟友にして挑戦者。彼らがこの記事の主役となります。たま〜〜〜に「ディープインパクトの同期って弱いよね」みたいな意見を耳したりすることがありますが、そんなことない❗️という想いを記事に込めました。
まずは彼らとディープインパクトの戦績を一望できる表をご覧ください。その後、彼らが挑戦の軌跡を🪞エミュレートプレゼンversionガリレオでお届けします。湯川教授ですよ!是非、福山雅治さんのお声をイメージしてお楽しみください。
第1部:戦績観測レポート 2004~2010
それではまず第1部:戦績観測コーナーの始まりとなります。後編=第2部のプレゼンパートのメッセージを理解し咀嚼し易くするための資料コーナー。読み飛ばすも、ここだけ👇読むのもどちらでもOK!


🟨と🟩は2名以上が同じレースに出走した印
赤いテキストはGⅠレースの印

故障時期も明記


エミュレートプレゼンSTART
時折、こんな言葉を耳にする。
——ディープインパクトの同期は強くない
はたして、それは真実だろうか。
僕の結論を先に言おう――答えはNOだ。彼らの蹄跡を観測したからこそ分かる。弱者というカテゴリに押し込めることは、決してできない。
彼らは“脇役”ではない
ディープインパクトは無敗で三冠を制した特異点――その存在はブラックホールのように強烈で、周囲の光を吸い込んでしまうかのように映る。
だが、観測者として僕はこう問わずにはいられない。
「果たして彼らは、本当に消え去ったのか?」と。
物理学において、ブラックホールの周囲には“降着円盤”が形成され、莫大なエネルギーを放つ。中心が強大であればあるほど、その周囲に存在するものの軌跡もまた、鮮やかに浮かび上がる。
そう――ディープインパクトが特異点ならば、アドマイヤジャパン、アドマイヤフジ、シックスセンス、ローゼンクロイツは確かにその重力に捕らわれつつも、固有の軌道を描いた“衛星”であった。
それは単なる影ではなく、この宇宙を構成する方程式の一部だった。
🔻クラシック三冠すべてに挑んだ4頭

彼ら4頭の共通点――それは皐月賞・日本ダービー・菊花賞、すべてに出走したという事実。
2000m、2400m、3000m。
まるで振り子の周期を伸ばしていくかのように、距離という変数が一段ずつ増大していく。三冠とは、エネルギー準位を階段状に上げていく過程に等しい。途中でエネルギーが尽きれば、波動関数は崩壊し、次の舞台に進むことはできない。
だが彼らは、それぞれの前哨戦で力を証明し、方程式を解くための解法を持ち合わせていた。だからこそ三冠の舞台に立つ“挑戦権”を得たのだ。
GⅠという舞台は、物理学で言う「臨界点」に近い。条件がわずかに欠ければ相転移は起こらず、輝きは生まれない。その厳しさを突破し、すべての冠に挑んだ事実こそ、彼らが“強者”であった証だ。
🔻定員割れとなった2005年菊花賞

この年、菊花賞は珍しくフルゲートに届かなかった。最大18頭の出走枠が埋まらなかったのだ。
理由は明白だろう。――ディープインパクトが強すぎた。挑む前から勝負あり、と多くの陣営が撤退を選んだ。
しかし、この4頭だけは最後まで“挑戦”を選択した。
なぜか。
ここで僕は一つの仮説を提示したい。
「逃げる」というのは容易に見えて、実は最も険しい道なのではないだろうか。一度逃げれば、再び立ち向かうことは難しくなる。逃げることは容易に見えて、実は不連続な関数のように復帰を困難にする。
一度ゼロへ収束すれば、再びグラフを描き出すことは難しい。
だからこそ彼らは、彼らを預かる陣営は“挑戦”というエネルギー準位を選んだ――そう考えることもできる。結果は敗北だったが、“逃げなかった”という一点において、その挑戦は確かに歴史の座標軸に刻まれた。
まとめ

このプレゼンを大詰めだ。まとめるとしよう。
- アドマイヤジャパン
- アドマイヤフジ
- シックスセンス
- ローゼンクロイツ
彼らはディープインパクトという“宇宙方程式”の中で、消去される項ではなく、確かに必要な変数だった。もし彼らがいなければ、ディープインパクトの無敗の三冠という解もまた、完全な形では導き出せなかっただろう。
逃げなかったという事実は、観測者たる僕たちに強く訴えかける。それは相対論が示すように――観測者の立場によって世界は変わるという真理そのものだ。
歴史において彼らを“脇役”と片付けることは容易い。だが、彼らは“脇役”ではない。この宇宙における同時代の方程式を解くうえで、欠かせない存在。逃げなかったという一点において、彼らは確かに“主役”たり得る存在だった。
僕のプレゼンは以上。また別のプレゼンでお会いしよう。

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