遂にタイプチェンジお披露目回!
ウルトラマンと言えばタイプチェンジ!
好きなタイプチェンジはウルトラマンオーブ ハリケーンスラッシュ!
おはようございます😄ブログ管理人のあーさんです。
今回はウルトラマンアーク第4話「ただいま怪獣追跡チュウ」を視聴しましたので、その感想記事となります。
夏目リン主役回&ウルトラマンアーク初のタイプチェンジお披露目回となった第4話。商店街のおばちゃんとの会話から怪獣調査に発展する地元密着型組織SKIPならではの導入となっていたのが印象深いです。作品の司会進行をする組織が変わるだけで同じウルトラマンシリーズでも物語の導線がガラッと変わるのが面白い。大規模な防衛隊ではこういった市民の声をきっかけに行動に移すというのは中々観られないですからね。弱小組織と所員自ら評してしまっているけれど、作劇的に新鮮な展開を用意できてウルトラシリーズを嗜むものには久しく味わっていないテイストを提供してくれるドラマでGOOD!
やはり今回最大の注目ポイントはウルトラマンアーク ソリスアーマーの覚醒。ユウマの想像力が解き放たれる時、新たなる力が覚醒する。やっぱり今作の想像力を現実のものとする力はずるいですね。ある意味何でもありにできてしまう。
相対する敵もパワー系ではなく防御に特化していたのも面白いところ。今までのパワー系タイプチェンジといえば敵のパワー系だったからそれに対応するためというのが鉄板だったので今までにないマッチアップで良かったですね。
前置きはこのくらいにしてそろそろ本編へと参りましょう。
防御VSパワー シリーズを慣れ親しんだ視聴者の虚をつくマッチアップ
歴代のウルトラマンシリーズでもパワー系の姿へタイプチェンジするエピソードはとても豊富です。タイプチェンジのあるウルトラマンであればほぼ必ずあると言って良いでしょう。
下記のラインナップは歴代パワー系タイプチェンジのウルトラマンです。
- ウルトラマンティガ パワータイプ
- ウルトラマンダイナ ストロングタイプ
- ウルトラマンコスモス コロナモード
- ウルトラマンゼロ ストロングコロナゼロ
- ウルトラマンオーブ バーンマイト
- ウルトラマンジード ソリッドバーニング
- ウルトラマンR/B グランド
- ウルトラマンタイガ タイプチェンジではないがウルトラマンタイタスが相当する
- ウルトラマンZ ベータスマッシュ
- ウルトラマントリガー パワータイプ
- ウルトラマンデッカー ストロングタイプ
パワー系のタイプチェンジ初戦の相手は同じパワータイプの敵になりがち
パワー系への覚醒エピソードで相対する怪獣って同じくパワー系の相手になることが多いんですよね。ここ近年でも
デッカー ストロングタイプVSスフィアゴモラ
トリガー パワータイプVSダーゴン
ゼット ベータスマッシュVSゴモラ
といったフィジカル自慢・力自慢が登用されています。(ブレーザーは並列タイプチェンジなかったので割愛)
シリーズでも稀有な**硬さ**を攻略するためにパワータイプへの覚醒
パワー系のタイプチェンジお披露目回で敵の硬さを攻略するためにタイプチェンジに覚醒するエピソードはシリーズだとかなり少ない印象です。ニュージェネだと『ウルトラマンジード』や『ウルトラマンタイガ』が該当しますね。ウルトラマンジードが相対した強敵ダークロプスゼロの頑強なボディを突破するためにソリッドバーニングの力で難敵を突破していました。ウルトラマンタイガでもロボット怪獣ギャラクトロンMKーⅡの機械装甲を突破するのにタイタスの力自慢が本領を発揮していたのも印象深い。
今回のウルトラマンアークもそれに通じるものがあるように思います。
特筆すべきは相手がロボット系ではないということ。頭部に鎧のように硬い部位があるのが特徴的な電鼠怪獣ネズドロン。予告編の段階ではその頭部の強度がどれほどのものか把握できていなかったのでソリスアーマーが登場するエピソードの敵としてふさわしいのか謎だったのですが、実際のエピソードを視聴してみると納得。ウルトラマンアークが素の形態で殴っても逆にアークの腕が悲鳴をあげるほどの厄介な硬さを持った頭部をネズドロンは所持していた。何度か攻撃を繰り出して腕を痛そうにするアークの姿は初代ウルトラマンをオマージュするようでもあって良かったですね。
防御力に秀でた怪獣を攻略するためにパワー系タイプチェンジに覚醒するというのはここ4年ほどなかったのでとても新鮮なマッチアップに感じられて良かったです。パワー系お披露目回といえば同じくパワー系の怪獣と相対するのが鉄板という先入観が視聴者に染みついたしまった状況でこういう虚をつく不意打ちを繰り出されると嬉しいですね。
マジでインナースペース無し路線なのか!?
やはりこれに触れなくてはなりません!そうインナースペースです。
今回のタイプチェンジでもしかしたらインナースペース描写があるやもと勘繰っていたのですが無いのですよ!
タイプチェンジをするための変身バンクと思われるシーンでもユウマの姿は現れず、アークの額からソリスアーマーキューブが出現。胸からはアークアライザーが出現。そして、ソリスアーマーキューブが自動的にアークアライザーへ装填されアークが腕を横へ、縦へ振るのに連動してアークアライザーが稼働しウルトラマンアーク ソリスアーマーへと変身を遂げる。
かっ、格好いいぃぃぃ!
こんなやり方でウルトラマンの変身アイテムを魅せる方法があったのかと拍手したくなる見せ方。
インナースペースで人間役者が変身アイテムを操作するのもいいですが、ウルトラマン自らが変身アイテムを遠隔操作するという見せ方は素直に惚けてしまいます。
マジでインナースペースなしで最終回まで進んだらニュージェネの歴史に新たな1ページが刻まれます。前作『ウルトラマンブレーザー』でも完全に脱却できなかったインナースペース描写。インナースペースに頼ることなくウルトラマンを作ることができるとしたら演出の幅が広がりますからね。
ウルトラマンアークが新たな可能性を開拓できるか見届けさせていただきます。
終わりに
今回はウルトラマンアーク第4話「ただいま怪獣追跡チュウ」をレビュー致しました。
人間ドラマも爆破する危険性を秘めた場所にリスク承知で飛び込み最悪の状況を回避するために走ったリンの姿が素敵でしたね。ダイオードを開発していた企業側に悪い人がいなかったのも好感が高いです。人間の悪意とか関係なしに怪獣が災害を起こしてしまったという構図が良い。こういう善悪関係なしにドラマ・事件を起こせるのが怪獣の魅力でありウルトラシリーズの醍醐味です。
目の前に立ちはだかる悪意なき脅威に立ち向かう人々はいつだって輝いて見えます。今回のリンはウルトラマンに負けず劣らず輝いていましたね。
ソリスアーマーを入手したウルトラマンアークの武勇も良かったですね。それまで苦戦していたネズドロンの鎧のような頭部に怯むことなく拳を叩き込む姿が勇ましくて何度でも見たくなります。カラータイマーが鳴ってからじゃないとタイプチェンジできない制約は今後どう響くのか気になります。
ネズドロンも可愛かったですね。ケーブルに繋がれているのにアークに突っ込んで転んでしまう姿は愛嬌があって好きです。
今回のレビューはこの辺で幕とさせていただきます。次回の第5話が楽しみですね。
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