祝!完結記念記事―3。『ウマ娘シンデレラグレイ』を彩った個別エピソードの中から選りすぐり神回TOP10をプレゼン。


おはようございます。「フィルム&プレゼンテーション」へようこそ!『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化を夢見るフリープレゼンターの🦉あーさんと申します。
祝!シングレ完結記念記事第3弾―――と題しましてベストエピソードTOP10をプレゼンしようかと思います。一応、これが記念記事のトリとなるつもり。第1弾=ベストレース、第2弾=名台詞……この流れを受けてのファイナルです。
ベストエピソードはベストレースでピックアップが叶わなかったエピソードに🔦スポットライトを浴びせる…という意図で企画しましたので、レース模様が描かれているお話は選択肢から除外していることをご理解ください。
それと、筆者の独断と偏見でチョイスしていることも。
集計をとったわけではありません。それはいつの日か訪れるであろうNHKの人気企画=〇〇大投票に『ウマ娘』が選択された時にお任せしようかと。

それでは早速本編へと突入しましょう。本編は当ブログ恒例のエミュレートプレゼンversion杉下右京で彩っていきます。是非、名優:水谷豊さんのお声をイメージしてお楽しみください。
エミュレートプレゼンSTART
2020年6月より週刊ヤングジャンプにて連載開始となった『ウマ娘シンデレラグレイ』。その物語は2025年12月に幕引きとなり本編210話、外伝4本―――と、5年半の間に214の物語がリリースされてきました。
群と個
シンデレラグレイの魅力といえば熱量凄まじいレース模様。週刊連載というフィールドを活かしシンデレラグレイは週跨ぎで熱く心に響くレースを“群”という形で僕たち読者に届けてくれましたねぇ。
しかし、レース不在のエピソードも読み応え抜群でありました。以下に僕のお気に入りTOP10をご紹介します。
第10位:第6R「頂の景色」

第10位は岐阜県金華山にてオグリキャップとフジマサマーチの1on1が起きた第6R「頂の景色」。オグリキャップがシンデレラストーリーを歩んでいく上で必須のイベントであった強く実感しました。ベルノライトが自分の競争能力と向き合いエピソードとしても印象深いですねぇ。
第9位:第134R「キミの番」

第9位はイナリワンとミスターシービーが深く接点を持ったエピソード第134R「キミの番」。来る有マ記念、世間はオグリキャップとスーパークリークの2強であると目し、その他の出走者は脇役に過ぎないという雰囲気に染まっていた。それに不愉快感・焦りを覚えるイナリワンが自由奔放なミスターシービーと出会い…といったエピソードです。
江戸っ子と自由人。火と風。存外相性の良い二人が青春的エピソードを示してくれました。実質、シンデレラグレイ唯一のミスターシービー回とも解釈できるかもしれません。
第8位:第192R「何の為に」

メジロアルダンとメジロラモーヌの関係性に一つの変化が訪れるエピソード。シンデレラグレイにおいて二人の関係は言語化できない“溝”あるいは“壁”があった。姉妹だからこそ生まれる特有のそれなのかもしれません。
天皇賞(秋)の一戦を受けて、双方の歩み寄りが発生したエピソードとして大変読了感が素晴らしかったですねぇ。
第7位:第24R「夢亡き者に理想無し」

第7位は記者:藤井泉助がシンボルルドルフと対面を果たした第24R「夢亡き者に理想無し」。シンデレラグレイを読み進めていくと、作品にハマり込むタイミングが幾度か現れます。第1Rにてオグリキャップの名が出力される瞬間。タマモクロスが初めて“領域”へと覚醒した瞬間などなど。
そして、この第24Rもまさしく作品にハマり込む魔力があったエピソードでした。記者というトレーナーでもウマ娘でもない『ウマ娘』シリーズでそこまでスポットライトを浴びてこなかったポジションが独自の強みを発揮した。
実際の競馬において記者という競馬を観客よりも至近距離で物語ることができる彼らの存在無くして今日の文化的発展はあり得なかったでしょう。故に記者藤井が大きく輝いたエピソードとして僕の心に強く刻み込まれてしまったのでしょうねぇ。
第6位:第132R「今はただ」

オグリキャップが全く出てこないことで有名なエピソード第132R「今はただ」。主演不在とはいえ主役が大勢いるのが『ウマ娘』です。
イナリワン・スーパークリーク・メジロアルダン・サクラチヨノオー・ヤエノムテキ
彼女らの葛藤が大々的に描かれたエピソードといった方がよろしいかもです。その中でもメジロアルダンとサクラチヨノオーのやり取りが強烈でした。ガラスの脚を持ち、再び故障を抱えることとなったメジロアルダン。その診断結果を告白されたサクラチヨノオー。故障のまま終わりも迎える可能性も高い中、強かに未来を見据えるメジロアルダンの言葉の数々が心に響いて仕方ない。
第5位:外伝「盤外」

今回のTOP10では唯一の外伝からの選出となった“盤外”。過去にこのエピソードの感想は投稿済みです。詳細はそちらに委任させて頂こうかと。このエピソードに初めて対面した時の衝撃は凄まじく、余りの興奮にテンションハイで感想記事を執筆したことを覚えいています。
オベイユアマスターのEP3だと僕は受け止めました。ファイナルではありません。いつの日かE P4が訪れる…そう信じるのみ。
第4位:第146R「久し振りだな」

第4位は北原穣とオグリキャップの感動的な再会を描いた第146R「久し振りだな」。序章カサマツ篇でコンビ解消となった2人が再び手を取り合う。先の有マ記念での敗走で深刻な心理的負荷を背負っていたオグリキャップ、そんな彼女を最も支えられる男は他でもない北原穣であった。
あまりに美しい文脈、カタルシス。素晴らしい限りです。
第3位:第175R「生まれた時代」

いよいよTOP3の発表です。悩みに悩んだ――ということはなく案外あっさりきましました。第3位は第175R「生まれた時代」。
オグリキャップに勝つために過酷なトレーニングを進め担当トレーナー=師範代と仲違いしたヤエノムテキ。そんな彼女の危うさに救いの女神となったのがメジロアルダンでした。
ヤエノムテキの壁として立ち塞がり続けるオグリキャップ。
メジロアルダンの壁として立ち塞がり続けるメジロラモーヌ。
似たような境遇・立ち位置を経験している者同士です。
生まれた時代さえ違っていたら……そのように考えてしまうのも仕方のないこと。ですが、それでも自分が今ここにいることは間違いではなかったと堂々と口にするメジロアルダンの姿が美しい……ひたすら美しかったです。
第2位:第178R「奈瀬文乃の父」

第2位は奈瀬文乃のクライマックスエピソード第178R「奈瀬文乃の父」。父:奈瀬英人との間に大きなコンプレックスを抱える奈瀬文乃が父親と真正面から向き合うことを余儀なくされ、逃げることなく感情をぶつけたエピソード。
スーパークリークの競争人生が終わったと暗に告げる奈瀬英人に向かって全力で意を唱える奈瀬文乃の姿は力強く僕の心を大きく揺さぶってくれました。
このエピソードを彼女のファイナルであったとは口が裂けても言えません。あくまで山頂の一つ、クライマックスであると声を大に宣言します。
第1位:第199R「00:01」

第1位は第199R「00:01」です。『シンデレラグレイ』というタイトルが目指していた山頂の一つがこのエピソードであったと僕は思えて仕方ない。童話シンデレラオマージュをこのような形で決めるとは…。
最終章の正式名称の発表も相まって第1位に選出する他ない!
結びに

如何だったでしょうか?今回は祝!シングレ完結記念記事第3弾と題しましてシンデレラグレイを彩った個別エピソードをランキング形式でプレゼンさせて頂きました。
最終話を入れるか否か迷うところではありましたが、あのエピソードは色々と反則技のラッシュでしたからねぇ。省く形に落ち着いたことを白状します。
改めてランキングを列挙してみましょうか。
- 🟦第10位:第6R「頂の景色」
- 🟦第9位:第134R「キミの番」
- 🟦第8位:第192R「何の為に」
- 🟦第7位:第24R「夢亡き者に理想無し」
- 🟦第6位:第132R「今はただ」
- 🟦第5位:外伝「盤外」
- 🟦第4位:第146R「久し振りだな」
- 🟦第3位:第175R「生まれた時代」
- 🟦第2位:第178R「奈瀬文乃の父」
- 🟦第1位:第199R「00:01」
こうして振り返るとメジロアルダンのエピソード3本入っていることに気付かされます。もしかすると……僕は彼女のことが無自覚に気に入っていたのかもしれません。
個人的に好きなキャラクターを挙げると
- オベイユアマスター
- 藤井泉助
- フォークイン
の3名だったのですが、メジロアルダンもこの枠に加えた方が良いかもしれませんねぇ。これは思わぬ発見です。もしよろしかったら、読者の皆さんもランキング作成に挑戦してみては如何でしょうか?思わぬ自分の思考の癖に気づくかもしれませんよ。
本プレゼンは以上。ご愛読いただきまして誠にありがとうございました。また別の記事にてお会いできることを楽しみとしております。

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