第15話『僕たちの物語』感想&解説。原作にないシーンアニオリアプローチと、劇中の台詞{奈瀬の父・スーパークリーク奇跡の出走}などを補強解説プレゼンします。

おはようございます。フィルム&プレゼンテーションようこそ!『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化を夢見るフリープレゼンターの🦉あーさんと申します。
TVアニメ『ウマ娘シンデレラグレイ』第2クール 第15話「僕達の物語」を視聴しました。概ね原作通りでしたが……所々にアニメとして新規アプローチが確認できて原作勢だけれども新鮮味も味わえる素晴らしい塩梅でしたね。
ヤングジャンプの📚コミックス最新話の方も実施しておりますので、よろしければそちらもどうぞ!
まずは率直な感想を記すとしましょう。

この一コマをパワーアップさせて来たかっ‼️
という感想になりましとさ。
その一コマとは菊花賞レース後にスーパークリークと奈瀬文乃トレーナーがターフから観客に手を振るシーン。ここ!原作では両名の台詞がないシーンだったのですよ❗️いや~~~~素晴らしい内容でした。どこか未来を想起させるセルフオマージュ的な内容にもなっていて狙っているのが憎い。
未来のセルフオマージュってなんやねん―――と、いうツッコミはご勘弁ください。自分でも何言っているのかよくわからないので。
…と、まぁリード分で感想は記し終えました。Finishです👍

なので、本編は記事本編ではアニメで語られた要素を解説を中心に綴っていくとしましょう。当ブログ恒例の🪞エミュレートプレゼンversion杉下右京にてお届けします。是非とも水谷豊さんのお声をイメージしてお楽しみください。
エミュレートプレゼンSTART
第15話で僕が最も楽しみにしていたの奈瀬文乃のボイスキャストについて。一体、どのような声をしているのか…。コミックスを読んでいる時に脳内再生していたそれとどこまでギャップがあるのか否か…。
楽しみでありつつ不安もある。そんな心持ちで視聴したアニメ第15話。結果的に想像以上にクールなお声とベテランと呼んで差し支えないキャスティングに安堵を覚えた次第です。

嶋村侑さん。僕が名を初めて知ったのは『機動戦士ガンダムAGE』の頃でしたでしょうか。2011年に産声を上げたタイトルなのでかれこれ10年以上前。
天才新人トレーナーのキャストにキャリア10年以上の中堅~ベテランの声優を据える。この化学反応が今後どのような結果を披露してくれるのかより楽しみになりました。
バンブーメモリーのトレーナーであり奈瀬文乃の父:奈瀬英人

その奈瀬文乃について。作中にて父もトレーナーであるという台詞がサラッと登場しましたね。なんでも六平トレーナーのライバル……――と言ったら怒られてしまうので敵と言い直しましょうか。
父:奈瀬英人は今回のエピソードからしばらく間隔を空けた時期に本格参戦します。
コミックス12巻。バンブーメモリーのトレーナーとして作品に参画。
中々に個性的なお方でして……マイペース極まる変人。と言って差し支えないでしょう。アニメ第2クールでは登場しないと思われますので、ご興味惹かれる方はコミックス本編に目を通していただければ――と。
奈瀬英人トレーナー登場以降、父と娘のドラマが繰り広げられより一層シンデレラグレイの物語が厚みを増していきます‼️
スーパークリークが奇跡の出走について補強解説

今回の菊花賞にてようやくクラシックレースに本格参戦することとなったスーパークリーク。劇中では詳細を語られていませんでしたが、彼女は同年3月ごろに故障を患い皐月賞・日本ダービーへの不参加が確定的になってしまった。
と、補足しておきましょう。
オグリキャップが中央に移籍し、中央レース挑み始めたのも同年3月。なので、今回の回想シーンはアニメ第8話の時期と概ね同時期と解釈していただければよろしいかと。

クラシック前半を休養で充てることを余儀なくされた彼女は後半から再始動するわけですが、菊花賞の前哨戦となる京都新聞杯に6着。5着以内に入着することが大抵の前哨戦にて優先出走権獲得の条件。
つまり6着の結果で終わってしまったスーパークリークは競争実績(競馬的には獲得賞金)も乏しく優先出走権もなし。
これでは菊花賞へのエントリーを済ませても門前払いがオチ……。というのが常識なのですが、劇中で示した通り、彼女は幸運を味方につけ出走権を確保する。
以上が補強解説なのですが、僕はこうも思ってしまいます。勝つ準備ができたものに、枠が授けられただけだと。
チャンスとは準備できたものに舞い込むという著名なスポーツ選手の言葉が示すようにスーパークリークの才覚が開花する条件が整ったから…彼女にそのチケットが届いた――と解釈するの方が、何故だか咀嚼しやすいの僕だけでしょうか?
ヤエノムテキは強くなる!コミックスで紡がれるGⅠ2冠への道


ヤエノムテキが最後に涙ぐみながら強くなると宣言しました。アニメ第2クールではレースプログラム的にこれ以上の出走描写は期待できないのですが、その言葉は確かに身を結びます。
コミックス21巻にてようやく表紙を飾るヤエノムテキ。
現在アニメ化したのは第5巻の内容なので、16巻分の話数の積み重ねの最中に彼女がどのような進化の足跡を刻み、GⅠ2冠目を達成するのか……。それはご自身の目でお高め頂ければ何よりです。
結に

如何だったでしょうか?
TVアニメ『ウマ娘シンデレラグレイ』第15話「僕達の物語」。一視聴者として咀嚼させていただきました。
最後にもう一つだけアニメで素晴らしいアプローチだと思えた内容について感想を記そうと思います。
クリークのランニング作画の手間暇の掛け方に拍手

菊花賞を走るスーパークリークの作画。コミックスでは表現することが極めて困難なスパート前後の四肢を振る速度の差異について実に素晴らしい違いを実現できていたと思います。
スパート前、他のメンバーと比べても明らかに腕を振る速度、脚を運ぶスピードがゆったりしており一目で全力を出していないと理解させてくれます。そして、ラストスパートからの迫力ある作画に切り替わる緩急。見ていて心地よさが込み上げてきます。
何より、1名だけテンポ感の大きく異なる作画をするというのは制作難易度が桁違いになることでしょう。遅くしすぎても違和感を生むだけ、その匙加減は一朝一夕にたどり着けていないことが容易に想像つく。映像にしてわずか数分程度の内容でも制作費やした時間はその何十、何百倍であることでしょう。
わずかなシーンにも心血を注ぐプロの姿勢に……一視聴者として感謝するしかありません。
それでは本プレゼンは以上。また来週……あるいは別の記事でお会いしましょう。
ご愛読いただきありがとうございました。

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