ディープインパクト&ハーツクライの戦績を同時観測しよう

ディープインパクトVSハーツクライ 戦績観測

無敗の3冠ディープインパクト。彼の不敗神話に終止符を打った名馬ハーツクライ。1勝1敗の対決譚はライバルの病により不完全燃焼で幕を引くが・・・。その物語は血統に受け継がれていく…。

おはようございます。『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化を夢見るフリープレゼンターの🦉あーさんと申します。

先日公開した記事「もう一度ディープインパクトに逢いたい」では、筆者のディープインパクトへの思いの丈を綴らせていただきました。

しかし、まだ語り尽くせているわけではありません❗️ ということで今回は――彼に唯一の土をつけた宿敵、ハーツクライとのライバル関係をご紹介します。

まずは二頭の戦績表をご覧ください。そしてその後、血統に受け継がれていくライバル譚=🩸ブラッドストーリーを、🪞エミュレートプレゼンversion半沢直樹でお届けします。ぜひ堺雅人さんの声を思い浮かべながらお楽しみください。

 

赤いテキストがGⅠレースという印。🟨のマーキング箇所が両名が相対したレースという証となっております。

そして、故障等のコンディション不調についても明記してあることがわかるかと。

 

彼らの戦績を見て、どう感じたでしょうか?
無敗のまま三冠を駆け抜けたディープインパクト。その連勝記録にピリオドを打ったハーツクライ。

不敗神話を終わらせたのは、それまでGⅠに勝利したことがない脇役だった——そう解釈できるかもしれません。すると、こんな疑問を抱く方がいても不思議ではない……。

「GI未勝利の馬が勝てたのは、まぐれか?」——と。だが、断じて違う!あの勝利には戦略があった。実力があった。舞台が味方した。偶然ではなく、必然だったんです!

 

鞍上のクリストフ・ルメール氏は言いました――「これはストラテジー(戦略)だった」と。

評論家が認めていたディープインパクトの武器は“瞬発力”。対して、ハーツクライの真骨頂は“スピードの持続力”とも分析眼を披露している。

それまで後方一気の追い込みを得意としていたハーツクライが、有馬記念で見せたのはまさかの先行策! 好位3~4番手からの競馬だったのです。

なぜか?

ディープインパクトの切れ味勝負に真正面=末脚勝負の同じ土俵で挑めば勝機はない。だからこそ――戦法転換は必然だった。

さらに舞台は中山競馬場。高低差2.2mの急坂がディープの末脚を削り取り、最後はハーツクライと同じ脚色にさせた。加えて、逃げ馬タップダンスシチーが作ったスローペース。後方からのディープインパクトにとって、完全に逆風となった。

こうしてハーツクライは、初めてのGI勝利を最強の相手から奪うという「大金星」掴んでみせた。

断言します――あれは偶然の勝利ではない。戦略、実力、舞台設定まで味方につけた――まさに「必然の勝利」だったのです!

 

そして迎えた翌年のジャパンC。再戦の舞台で人々が待ち望んでいたのは「決着」だった。

だがしかし……。

その直前、ハーツクライを襲ったのは“喘鳴症”。コンディション不良のまま迎えたセカンドマッチ。結果は――ディープインパクト1着、ハーツクライ10着。

やるせなさだけを残した、不完全燃焼の幕切れとなった・・・。

 

だが、彼らの物語はそこで終わらなかった!

二頭は引退後、種牡馬として数々の名馬を輩出。仔同士がまるで父の意志を継ぐかのように、再び火花を散らすことになる。

ジェンティルドンナ VS ジャスタウェイ

 ディープインパクト産駒のジェンティルドンナと、ハーツクライの最高傑作の1頭:ジャスタウェイ。こちらの2頭は3度対決。2013年天皇賞(秋)、2014年ジャパンC、有馬記念と幾度も相まみえた。
 

サトノダイヤモンド VS シュヴァルグラン

ディープインパクト産駒のサトノダイヤモンドととハーツクライ産駒のシュヴァルグラン。彼らは7度の対戦を繰り広げている。

 

Auguste Rodin VSドウデュース

ハーツクライ産駒のドウデュース。ディープインパクト産駒のオーギュストロダン。前者は🇯🇵日本、後者は🇮🇪アイルランドを母国とし、マッチアップすること自体が奇跡的と受け取れる。しかも彼らがぶつかったのは日本で行われるジャパンC(2024)だった。

彼らの血統譚は世界をも跨いで紡がれる。

 

これらはほんの一例に過ぎない。

そう――ディープインパクトとハーツクライの戦いは仔に受け継がれ、更にその血筋を継ぐものに受け継がれていくことだろう。血統を通じて彼らの物語は続いてく。


 

ディープインパクトはあまりにも絶大だった。シンボリルドルフ以来の無敗の三冠馬、凱旋門賞への挑戦、種牡馬として日本だけでなく、そして世界にも羽ばたいた英雄。

だが、その彼をより魅力的にしたのは――ライバル、ハーツクライの存在だ。

完璧すぎる英雄譚では人の心は動かない。必要だったのは、立ちはだかる敵。必死に挑み、王者に一太刀を浴びせる存在。その役を担ったのが、ハーツクライだった。

あの敗北があったからこそ、ディープインパクトは“絶対無敗”ではなく、“伝説の王者”へと昇華した。

歴史を振り返れば、いつだってライバルが伝説を輝かせてきた。
ハイセイコーとタケホープ。
オグリキャップとタマモクロス。
そして――ディープインパクトとハーツクライ。

これは偶然の巡り合わせではない。必然の出会いであり、必然の戦いだった。
だから声を大にして言いたい。

ディープインパクトの伝説を完成させたのは――ライバル・ハーツクライであると!

 

過去の記事で私は「もう一度ディープインパクトに逢いたい」と綴りました。欲張りな私は、ここでさらに主張したい。

ハーツクライも『ウマ娘』として登場して欲しい!・・・と。

競走馬としての第1幕。種牡馬として血統に刻まれた第2幕。そして、『ウマ娘』の舞台で描かれる第3幕。

それが実現した時、ディープインパクトとハーツクライの物語は、新たな世代に語り継がれるのではないでしょうか?

ここにSNSボタンを設置するので、意思を同じくする方は押していただきたい。届くべきところに届く・・・かもしれません。

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