【この終わり方はズルい‼️】ウマ娘シンデレラグレイ第8巻有マ記念 感想

第8巻有マ記念 プレゼンEmulate

熱い想いが火花を散らすグランプリレース有マ記念。熱いはずなのに、その幕引きは心温まる不思議な味わい。序章カサマツ篇のクライマックスレース:ゴールドジュニアに近しいテイストなのかもしれない。

おはようございます。『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化を夢見るフリープレゼンターの🦉あーさんと申します。

今回は『ウマ娘シンデレラグレイ』第8巻で描かれた有マ記念について一読者としての想いを記していこうと思います。「白い稲妻篇」を締めくくるファイナルレースであり、オグリキャップの物語にとって一つの山頂となるエピソード。それが第8巻で描かれる有マ記念。

言いたいことは山ほどある。褒めちぎりたい。しかし、それを実行するとボリュームがとんでもないことになる…というジレンマも贅沢な悩み。

あれこれ述べても印象が薄くなるだけなので厳選していくことをご容赦ください。

それでは、そろそろ始めましょう。詳細は当ブログ恒例のエミュレートプレゼンversion古畑任三郎にて。是非、田村正和さんのお声をイメージしてお楽しみください。

 

えぇーーー、皆さん。初めまして。あるいはご無沙汰ぶりです。

遂にウマ娘シンデレラグレイのクライマックスの一つ。第8巻で描かれた有マ記念の感想を綴るときが来たことを感慨深く思います。

何せこのレース、他のレースにはない異質さが最たる特徴でして…。

その異質さの方向性は、あの“ゴールドジュニア”……——序章カサマツ篇の最後を彩った名レースに近いものがございます。


===🔹Information🔹===


 

有マ記念。年の瀬の12月末に開催されるということで外気温は非常に寒い。私も愛用のコートなしでは生きていけません。

しかし、レースの内容はとんでもない熱を帯びています。それは一重にレース出走者が勝利を掴まんとする想いが溢れてなのか…。思えば、このクライマックスレースに至るまでのレースも想像を絶する熱量でした。直近のジャパンC・天皇賞(秋)は見ているこちらの手から汗が滲むほど。

ですが…このグランプリレース有マ記念は一味違います。先に述べたように“ゴールドジュニア”に似たテイスト。

どこかしっとりした終わり方。引退宣言をしたタマモクロスさんのラストランであることと………2度彼女の背中を追いかけたオグリキャップさんにとって最後のリベンジマッチの舞台。

この2つが噛み合うことで、芦毛対決三部作を締めくくるに相応しい異常な熱量と心温まる優しい味わいが同居する不思議なレースに仕上がっておりました。

さて、ネタバレなしでの感想はここまで❗️

ここからはネタバレを解禁して感想を述べていこうかと。

 

ネタバレありの感想を述べる前に、出演キャラクターの方々を紹介させて頂きます。
一言で表現すると……———オールスター。

白い稲妻篇を締めくくるに相応しい豪華な布陣となっております。

 

まずは出走者は総勢13名。

その中でも勝ち星を上げる有力候補と言われているのが4名。オグリキャップさん・タマモクロスさん・ディクタストライカさん・スーパークリークさん

劇中の🗞️新聞記事の見出し等では3強(オグリ・タマ・ディクタ)と揶揄されているようですが……一部メディアではスーパークリークさんの存在も強く押し出されているので4強という表現の方が適切でしょう。

4強の以外の出走者もロードロイヤルさん・ロングリヴフリーさん・ルナスワローさんといった年の瀬のグランプリレースに出走するに相応しい最強格が揃っております。

 

出走者もオールスターなら観客もオールスター❗️

カサマツからお越し、現地で観戦する北原穣さん・フジマサマーチさん・ノルンエースさん・ミニーザレディさん・ルディレモーノさん。コミックス初期から作品を支えているキャラクターの皆さんもオグリキャップさんを応援するために駆けつける。

その他にもオグリキャップさんの同期の方々(ヤエノムテキ・サクラチヨノオー・メジロアルダン)や出走ウマ娘のトレーナー&サポーター(六平銀次郎・ベルノライト・小宮山勝美・小内忠・奈瀬文乃)、シンボリルドルフさんやマルゼンスキーさんも中山競バ場にて観戦。

オグリキャップさんのお母様も現地に足を運んではいませんが、TV中継で愛娘の活躍を応援しています。

……名前をリストアップするだけでも凄まじいテキスト量になってしまいましたぁ。これがグランプリレース、有マ記念……といったところでしょうか。

 

さて、お待ちかねのネタバレありでの感想です。私の素直な感想を綴らせていただきます。

 

“領域”。時代を作るウマ娘がたどり着くと言われる境地。それは、時に諸刃の剣でして……体力の著しい消耗を代償とします。つまり長期戦には不向き。有マ記念は中長距離戦なので領域を用いれば勝てる…というものではございません。

しかし!

タマモクロスさんはその“領域”状態を早期に発動し、レースを自分色に染め上げていきます。その上、意図的に制御=コントロールして消耗を抑えていることがシンボルルドルフさんの口から解説されました。

この有マ記念以降もシンデレラグレイはエピソードを積み重ね“領域”を扱う傑物が多数登場するのですが……その方々で制御を試みる方や実際にやってのける方は誰1人として確認できておりません。先駆者がいるかは分かりませんが、タマモクロスさんはオグリキャップさんが現役の時代にそれをやってのけた唯一無二のお方ということになります。

………

末恐ろしい方です。

 

このレースは領域を扱う方が3名も現れました。

白い稲妻=タマモクロスさん、弾丸蹴脚=ディクタストライカさん、そして………グレイファントム(灰の怪物)=オグリキャップさん。

3名も領域にたどり着いた方がいるだけでもすごいのですが…——このレースで覚醒を描かれたオグリキャップさんのドラマ性に胸を打たれてしまいました。

最も重要な局面で…過去を振り返るオグリキャップさん。立つことさえ奇跡であった幼少期、これまでカサマツ時代、中央への移籍、これまでの人生で出会った人々との思い出を糧に領域へと至るのです。。

最高に少年漫画している………そう思わずにいられませんでした。(掲載誌は青年誌ですがツッコむのは野暮というものです)

 

このレースが熱いだけでなく、温かいものに仕上がった唯一にして最大の要因は1着を争う2名の芦毛の表情に尽きます。

笑顔。

死に物狂いの険しい顔つきなど一切なし。ただただ走ることが好きなウマ娘の姿がそこにありました。ゴール間際の直線。そこを笑顔で駆けるオグリキャップさんとタマモクロスさん。

1着をオグリキャップさんが掴んだことも感慨深いのですが……芦毛対決最終決戦をこれほどまで美しく描かれては反則というものです。


 

さて如何でしたか?

今回は芦毛対決3部作の最後=グランドフィナーレとなる有マ記念の感想を綴らせていただきました。

手短に済ませるために、あれこれ語りたい感想をカットしたことを正直後悔している自分もいます。ベルノライトさん、ディクタストライカさん、スーパークリークさんについてなど語れるポイントはまだまだ多数ございます。それについては別途記事で綴らせていただこうかと…。

 

因みに!

シンデレラグレイでは有馬記念が3度描かれることが確定しています。

1度目は今回感想を記した第8巻。

2度目はすでにリリース済み。第16巻にて熱いレースが描かれます。そして3度目はまだ描かれていません。オグリキャップさんのラストランとなる有マ記念は2025年現在、ヤングジャンプにて展開されている最終章でその火蓋が開けようと待ち構えている状況。

私も週刊誌を購読して伴走しておりますので、その感想を綴る日を楽しみしております。よろしければ、記事を投稿した際ご覧頂けたら嬉しい限り。

 

今回は以上となります。

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