どこまでの主人公を追い詰める鬼回【シンデレラグレイ】第195R『潮時』感想

潮時 プレゼンEmulate

最終章-4。著者陣営お三方は鬼か悪魔か⁉️
そんな感想が飛び出そうになるウマ娘シンデレラグレイ第195R『潮時』。ストーリーラインを解説&面白さの秘訣を解剖。古畑任三郎エミュでお送りします。

おはようございます。フリープレゼンターのあーさんです。

今回はヤングジャンプ2025No.36&37合併号に収録された『ウマ娘シンデレラグレイ第195R』のレビュー&プレゼンを実施。

まずは率直な感想。

「著者陣営は鬼なのかもしれない・・・」

めちゃくちゃ面白いですよ!同時にお辛いですけどね。
著者陣営お三方が領域に突入していると言っても過言ではない程、オグリキャップに厳しい仕打ちのエピソードです。

詳細は当ブログ恒例の🪞エミュレートプレゼンversion古畑任三郎にて。是非とも田村正和さんのお声をイメージしてお楽しみください。

それでは改めてスタートです。

 

えぇーー、皆さん。ご無沙汰しております。

今回でこの最終章と伴走するレビュー&プレゼンシリーズ第4弾となったわけですが・・・・・・最近、『ウマ娘シンデレラグレイ』著者陣営3名が👹鬼か👿悪魔かに思えてきてなりません。

決して非難しているわけではないので、誤解なきよう。

ただ。

あまりにも登場キャラクターを追い詰める手腕に長けているので、どーーーしてもそのような考えがよぎってしまいます。

確か進撃の巨人の著者:諫山先生のお言葉だったでしょうか。

「物語を面白くする方法は簡単。主人公を追い詰めれば良い」――という旨の発言をしていたことを思い出してしまいます。

第195R『潮時』。最終章に突入してから4話目。ここに来て最大級の仕打ちが待ち受けているなんて思いもしませんでした。既に過去エピソードで十二分にキャラも主人公も追い詰めたと思い込んでいたもので。自分の読み浅さが恨めしい限りです。

しかし、諫山先生の言葉は核心をついている。ここまでオグリキャップさんが残酷な状況になっているのに、読者である自分の心は「面白い‼️」――そう叫んでしまっている。

今回は何故面白いと思ってしまったのか。その理由を3️⃣つピックアップしました。

短い時間ですが、お付き合いのほどよろしくお願いします。

 

 では、その理由を発表・・・・・・する前に第195Rがどんな物語であったか。軽く解説しておきましょう。

 舞台はトレセン学園。六平トレーナーチームの個室2ヶ所が主要ステージ。登場キャラは以下の4名。オグリキャップさん・ベルノライトさん・北原穣さん・六平銀次郎さん。

 ✍️ストーリーは・・・流石に詳細に語るわけにもいかないので4️⃣STEPほどに簡略化したもを記載しましょう。
 

❶オグリキャップに重要な申告をする決意をする六平銀次郎
❷別室で不調の原因を探るオグリ・ベルノ・北原
❸六平合流。引退をオグリに告げる六平
❹部屋から飛び出すオグリ

 ・・・ざっとこんなところでしょうか。

 ストーリーに含まれている🍖旨味を取り除いたような簡素な説明ではありますが、その旨みについては後述するのでご容赦を。

 

  では、本題に戻りましょう。残酷だというのに面白い!そう思い至った理由はこの3つ。

   🔷背景を描かないという演出
   🔷有マ記念出走せずに引退へ⁉︎
   🔷時計を用いたメッセージ(希望)

 リストアップしておいてなんですが、これだけではさっぱりかと。ご安心ください。一つずつ詳細を解説していきますので。

 

 今回のエピソード。実に演出が素晴らしかった。その最たるものが背景を描かないというもの。

 オグリキャップさんに重要なメッセージを告げる六平トレーナー。その言葉のダイレクトアタックを受けるオグリキャップさん。

 告げる側・告げられる側。双方にとって💓心を抉るような心境であったとお察します。

そして、作画でそれをどう表現するかが漫画としての肝。久住先生は大きなコマ割りに背景をホワイトオンリーにした作画を選択しました。

 人によっては手抜きと解釈されるかもしれません。私は、実に見事な演出であると絶賛した次第。

何もない背景。そこにはキャラクターの心境・無限にも思える時が止まったかのような体感時間が反映されているようではありませんか!

◻️空白とは、時に人の想像力を最大級に掻き立てる効果をもたらします。

今回の演出がまさにそれ!

 

 続いて2つ目。これはストーリー展開についてのものです。

いやーーー驚きましたぁ・・・

何せ六平トレーナーの口から引退の発言が飛び出すのですから。

オグリキャップさんの引退時期については史実によって明らかなので、有マ記念をラストランに引退――という運びになるはずでした。

ですが!

有マ記念を前に引退する趣旨の発言が今回発せられたのです。これは驚く。そして、今後のドラマ模様に期待が⤴️高なってしまいます‼️

一体どうやって有マ記念へ挑戦する体制を整えるのか。

オグリキャップさんだけの力では不可能なのは間違いないでしょう。

――となると、誰かの助力を得るはず。それは一体誰なのか・・・想像するだけでワクワクしてきます。

何せ候補者が多数いますからね。

 

さて、最後はシンデレラグレイにおいて象徴的なアイテムの一つ🕰️時計です。

今回のエピソードで一コマ。時計の時刻が明確に表示されているコマがございました。

その時刻:午後11時8~9分。少々アバウトな表現になってしまって申し訳ないですが、何文アナログ時計だったのでご容赦ください。

それで、これの何が魅力的あったかと言いますと・・・・・・私にはカウントダウンに思えてならなかった―というのが答えになります。

深夜0時まで残すこと約50分。その分数こそシンデレラグレイ完結までの残り話数を示しているのではないかと!

真実かどうかはわかりません。ですが、何かメッセージのようなものを感じざるを得なかったのも事実。

当たるも八卦当たらぬも八卦。

こうやって推測できる楽しみがあるだけでもありがたい限りです。

 

さて、如何だったでしょうか?

ウマ娘シンデレラグレイ第195R「潮時」。

一読者として非常に楽しく咀嚼させていただきました。

 

そこで一つ疑問が生まれました。

何故、こんなにも面白いのか?
主演を含め登場人物全員が追い込まれていく作劇。史実をバックボーンに持つが故に希望が待ち受けているとわかっているから。

様々な理由が思考を駆け巡ります。その中で最も自分自身を納得させる一つの答えに辿り着いたので、最後にそれをご紹介しようかと。

 

ウマ娘シンデレラグレイ最終章。オグリキャップさんのラストラン=有マ記念を描く物語。

過去を振り返ってみるとウマ娘シリーズにおいて最も魅力的に同舞台を描いた作品がございます。

そう。トウカイテイオーさんが主演を務めた『ウマ娘プリティーダービーseason2』

こちらの作品でも故障に苦しみながら引退を決意したトウカイテイオーさんが、周囲のアシストもあって考えを改め復帰レースの舞台として有マ記念を選出したエピソードが描かれました。

ウマ娘シリーズ最高傑作と評する方も多いのではないでしょうか?

そして、今まさに『ウマ娘シンデレラグレイ』は最高傑作と呼ぶに相応しい姉妹作と同じ舞台・似たシチュエーションに挑もうとしている。

そこには――最高傑作を“超える――という意思のようなものが秘められているように思います。


 

私の憶測でしかありませんが、あながち🎯的外れでもないでのはないでしょうか?

あなたはどうお考えになります?よろしければ💬コメント欄に記していただければと。

それでは本日は以上となります。またの機会にお会いしましょう。

それでは今回は以上となります。

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