【感想レビュー】ウルトラマンアーク 第3話「想像力を解き放て!」

ウルトラマンアーク 第3話 感想 ウルトラマン

おはようございます😊ブログ管理人のあーさんです。

今回はウルトラマンアーク第3話「想像力を解き放て!」を視聴したので、その感想を綴っていきたいと思います。

星元市に現れる恐怖の宇宙怪獣!?
人類に味方する謎の光の巨人!?
ユウマに伝えられた父の言葉の意味…!?
繰り返される終わらない悪夢に立ち尽くすユウマは、強く信じる気持ちを胸に走り出す!!

ウルトラマンアーク 円谷公式サイトより引用

時系列的には実質的な第1話に相当するエピソード。

1〜2話で不明瞭だった主人公ユウマの過去が明らかとなる重要な物語。

なぜ、ユウマはウルトラマンとなる力を手に入れたのか。

なぜ、ユウマはSKIPに所属する道を選んだのか。

ユウマの人物像が浮き彫りになる重要エピソードを振り返っていきましょう。

16年前、ユウマ(7歳)を襲った悲劇

星元市にある獅子尾山で両親とキャンプ中に宇宙獣モノゲロスの襲来に出くわした当時7歳だったユウマ。ユウマはこの時、モノゲロスと交戦する謎の光の巨人を目撃するのであった。

モノゲロスと光の巨人の戦いの余波に巻き込まれる形でキャンプをしていた飛世一家は命の危機に瀕することとなる。両親は戦いの余波に巻き込まれて身動きが取れなくなる。そんな時父親から発せられた「走れ!ユウマ!」の言葉がユウマを動かす。

父の言葉を受けたユウマは必死に逃げ、モノゲロス襲来の3日後奇跡的に無傷で救助されることとなる。



この一連のシーン。穏やかな家族憩いの時間が突如として惨状に変わるのが、恐ろしいくらいテンポよく描写されていて本当にあっという間の出来事なんだと実感します。突如現れた全長50m級の巨大な2体の戦闘に、心理的にも何も準備していない状態で巻き込まれるというのは想像を絶する恐怖体験。人間の無力さ、怪獣の圧倒的脅威を肌でひしひしと感じるような時間でした。その状況下でも息子のことを思い「走れ!ユウマ!」と口にだす父親の姿は胸を打ちます。


この時、ユウマが奇跡的な生還を遂げている。これはほぼ間違いなくウルトラマンアーク=ルティオンがこの時ユウマと一体化するという選択をとった結果と見て良いでしょう。しかし、父親の言葉を受けてユウマが生きようとする意志を持ったことが何よりの生存に繋がった要因だったのではないかと思います。

SKIPに所属することを選んだユウマの理由

7歳の頃の悲劇的な過去を抱えつつも誰かのために働く道を選択したユウマ。

彼の言葉が胸に響きます。

ユウマ:「怖くて、寂しくて、もう一歩も進めないと思う時もたくさんありました。でも辛い想いをしているのは僕だけじゃない。みんなの未来を守るためには走り続けるしかない。

普通はこのような選択を選べませんよ。自分は悲劇のヒロインだと思い込んで誰かに助けを求める道を歩んでも不思議ではない。

SKIPに所属するということは怪獣災害と向き合うこと。それはユウマのトラウマを刺激するリスクを伴います。それでも誰かのためみんなの為に前進すること。走り続けることを選択するユウマが眩しく見えます。

人命救助のための一体化から16年。ヒーローの資質を見出されウルトラマンへと初変身

宇宙獣 ディゲロスの出現。ユウマはディゲロスの襲撃に逃げ遅れている祖母の元へ駆けつけようと必死に走る。そんなユウマにウルトラマンアーク=ルティオンの声が届く。ルティオンの導きで変身アイテムを使い、遂にユウマがウルトラマンに初変身する。

この初変身の流れ。良いですね。
祖母の危機によってユウマのヒーロー性が剥き出しとなる。それに呼応するようにユウマの中に眠っていたと思われるルティオンがユウマに声を掛け、初めてのコミュニケーションを取る。しかし、多くは語らずあくまでユウマの自由意志を尊重する形で変身アイテムを託す。ユウマはその想いを受け取り力強く変身アイテムを握り締め始めての変身を遂げる。

これこれー!!!

これぞ、ヒーローの初変身。何者でもなかった普通の一般人が窮地に中で自分の善性・ヒーロー性を開花させヒーローへと目覚めていく。自分の大切な人の危機に全力疾走できるものこそヒーローと認められる。ルティオンも16年前にユウマと一体化したのは彼を助けるためだけだったはず。あくまで人命救助のための一体化だったはずなのにユウマに変身アイテムを託すというのは彼の中のヒーローとしての資質を認めたからだと思えてならない!

セリフなしでウルトラマンアークの主人格はユウマ側だと魅せる演出

初めて変身し墜落しそうな戦闘機を救助し大地に降り立つウルトラマンアーク。この時の高層ビルの鏡面ガラスに映り込んだ自分の姿を見て思わず鏡面ガラスに手をかざすアークの描写が上手いと膝を打ってしまった。

セリフなど一切ないシーンですが、これだけでウルトラマンアークとなった時に人格がユウマなのかるティオンなのか一瞬で視聴者に理解させることができる。鏡に映った自分に向けて手をかざしてしまうという初めてウルトラマンになった男の反応として100点満点の反応でユウマがウルトラマンアークの主人格なんだとわかるナイスな演出だと思いました。

やっぱり石堂さん良いキャラだな〜

石堂さんとユウマが本編終了間際の僅かの時間でイチャイチャと通学ではなく通勤するシーン。

ここ良いですね。

何気ない日常感が満載で当たり前の平和というのが尊く見えます。

まだ会って間もないユウマと石堂さんが仲良く談笑しているのが微笑ましく思えます。

今作のヒロイン枠は石堂さんなのかもしれまん。いや石堂さんであってくれ!

終わりに

今回はウルトラマンアーク第3話「想像力を解き放て!」を視聴した感想を記事とさせていただきました。

うんうん!これこれ!

一般人がヒーローに変化する、変身するファーストエピソードとして大満足の出来栄えでした!

何よりルティオンに変身アイテム**アークアライザー**を託されるというのが良かった!

7歳のユウマを助けるために一体化したはずのルティオンが16年の時を経て彼の人生観を見続けた故の決断だったと思うのです。ディゲロスの襲来と祖母を助ける為に全力疾走するという行動が最後の引き金となりルティオンにユウマをウルトラマンとする決断をさせた。

私はこう解釈しました。

幼少期に一体化事例で言うとウルトラマンタイガも該当しますが、タイガの場合はヒロユキが少年の時点でヒーローとしての資質を披露していたのでまた違ったニュアンスです。

そう言う意味でもユウマの人間性が長い歳月をかけてルティオンに伝わっていたのだと思うと心が震えるのです。

ルティオンとユウマ。2人が今後どんな関係性を築いていくのか楽しみです。

それではまた次回のレビューでお会いしましょう。

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