おはようございます😃ブログ管理人のあーさんです。
今回はニュージェネレーションウルトラマン第12作**ウルトラマンアーク**第2話「伝説は森の中に」を視聴しましたので、その感想レビュー記事となります。
面白い!実に面白い!!
私が第2話でグッときたポイントは以下のようなラインナップ。
- 第1話から直結する導入は1話完結多めのウルトラマンシリーズではとても珍しく新鮮
- 少年からの情報を真摯に受け止め対処するユウマ及びSKIP
- そんなユウマに感化されて後で怒られることを承知で防衛隊所属だから使える手札を惜しみなく活用する石堂さん!
- 建設工事を進める大人サイドにもちゃんと視聴者が納得する理由を設けているという脚本の巧み
- 弱小組織ながらできることを懸命に行う組織SKIP
- まずは信じること、というユウマの行動理念
- 祭壇と思われていたものの正体を見破る時のSKIP全員の体勢が可愛い
- FPSさながらの一人称視点によるウルトラマンVS怪獣の格闘戦
- PVでも仰天したアークアイソードの構え
- やっぱりインナースペースないぞ!
- 怪獣リオドを打倒する切り札を入手したのは人間の努力の成果ということ
全てを語ると長過ぎるので後半の赤字部分をピックアップして想いを綴っていこうかと思います。
あらすじ
森を拓いてマンションを建設中の工事現場で古代遺跡と思われる遺物が発見される!
円谷ステーション 公式サイトより引用
だが工事現場長の息子であるハヤトは、工事の危険性を必死にユウマに訴えかける。ハヤトが信じる森の伝説の真相とは!? そしてユウマはハヤトの想いにどう応えるのか!?
工事を中止に持ち込むことすらできないSKIPという弱小組織
第2話の見所はSKIPの組織としてのパワーが浮き彫りになったこと。
住民からの怪獣に関わる情報を元に調査に乗り出すも、あくまで危険予測の情報に基づく活動になってしまうためSKIPの調査は優先順位が低くなってしまう。
現地で許可を得ている不動産工事を止める力をSKIPは持っていない。
これは弱小組織と言われても仕方ない。
調査権限自体は持っているのでしょうけど、組織としてのパワーは防衛隊よりも劣るのは間違いないのでしょう。
弱小組織であるということは物語的には大きな旨味に変わります。
様々な制約がある中で知恵を振り絞り活路を見出していく姿というのはいつの時代も普遍的な輝きがありますからね。
まずは信じること。 -ユウマの行動理念が光る-
今回のエピソードでユウマのキャラクターとしてのディティールが少し鮮明になってきたました。
石堂さんが劇中でもコメントしていましたが、子供からの情報に真摯に向き合い行動に移すSKIPというかユウマの姿には疑問を感じる自分がいました。
たかが、子供の情報。本人にその気が無くてもガセの可能性だって十分にある。それなのに少年の情報を信じて行動に移すユウマを不思議に見ていましたが、彼の口から
「まずは信じること」
この言葉が出てきた瞬間、なんだか納得してしまいました。
情報主が子供とか関係なく何事も信じることから始まる。SKIPは怪獣防災組織。その目的は住民の安心のため。その住民の中には大人も子供も全て含まれる。だったら怪獣災害を未然に防ぐことにつながるのなら年齢に関係なく情報主を信じる。
ユウマがそこまで考えているかは分かりませんが、彼の瞳は真っ直ぐで、本気で「まずは信じること」と発していることは十分に伝わってきます。
いいですねユウマ!
第1話で不明だった**ウルトラマンに選ばれた男**として輪郭が少しは見えてきたような気がします。
一人称視点によるウルトラマンVS怪獣のバトル
今回の特撮的に魅力はFPSジャンルゲームを彷彿とさせる一人称視点で繰り広げられるウルトラマンと怪獣のバトル!
ウルトラマンだけでなく怪獣側の視点も採用して双方の一人称視点で行われる格闘戦は見応え抜群でした。
一体どうやって撮影しているのでしょうか?
小型のカメラを用いても違和感なくウルトラマンと怪獣という体格も瞳の位置も異なるキャラの視点を再現して撮影するという至難の業だと思うのですが、素人の私が考えても答えに辿り着くことはなさそうなので考えるのをやめるのが無難かな(笑)
特撮作品はこういったメタ的視点で撮影状況を想像するのが個人的な醍醐味です。
製作陣の知恵と経験が披露される多彩な演出が視聴者の想像力を刺激してくる!
そうはならんやろ!?アークアイソードが放つ光線
2話にて披露されたアークアイソードによる光線。
ソードの**瞳**部分を顔に重ねるような構えをして瞳部分から光線が放たれる。
その名は**アークアイビーム**。
玩具PVでも確認できますが、やはり構えがユニーク過ぎる!
なんでそんな場所から!?(普通は刀身では!?)
なんでそんな構えで!?(自分の視界を遮る構えはヤバくない!?)
そうツッコミたくなるユニークな必殺技シーン。
子供のなりきり遊びに配慮した必殺技の構え
メタ的な視点で真面目に考察してしまうと、子供のなりきり遊びとして非常に有効だからというのが答えなのでしょう。
子供が実際の玩具で遊ぶ時、ウルトラマンアークのあの構えを真似するだけで必殺技を出せると子供に思わせる。子供はなりきり遊び大好きですからね、何より剣をぶん回すよりも安全です。
なんやかんやウルトラセブンのエメリウム光線と似たような構えにできているので大人視点でも意外と違和感のない構えなのかもしれません。
なりきりという観点では今作は必殺技名を一切叫ばない方針の模様。
ウルトラマンアークではニュージェネレーションのほとんど作品で採用してきた必殺技名を叫ぶというある種の伝統を廃する決断をしている。
キッズには必殺技名を叫ぶ描写があった方がなりきり遊びしやすくて親切なのではと勘繰ってしまう。
今回の決断が功を為すかは不明ですが、必殺技名の代わりに公式からのなりきり遊びとしてアークアイビームの構えやユウマが戦闘中に想像力を解き放つ**傾げた首を戻す**仕草を用意しているのかもしれません。
子供を信じたユウマの想いがリオド打倒の切り札へと繋がる!
ユウマが骨董店?から入手した瓶に入っていた丸薬をユーが運送するという形で怪獣沈静化に大きく貢献するSKIP。
このアシストがなかったらウルトラマンアークは勝利できていなかったかもしれません。
それくらい今回の怪獣**リオド**が強かったと感じました。。
古代怪獣の名を冠していますからね。
古代怪獣といえばゴモラも思い出す人も多いのでは?
ゴモラは初代ウルトラマンでも2話完結エピソードに抜擢された強力な怪獣。
リオドがゴモラと同格かは分かりませんが、ゴモラと見劣りしない戦闘力は持っていたのではと私は思います。格闘戦闘力もそうだし、⚡️雷撃や鼻の吸引で巻き起こす🌪️風、多彩な技を持つ怪獣。
そんなリオドを打倒する決定打になったのがユウマが少年の話を信じたことで辿り着いた骨董店にあった丸薬を保存した瓶。
なんだか美しい文脈ではありませんか!
ウルトラマンアークだけの力ではなく、ユウマの信じる心があったからこそ繋がった勝利。そして、ユウマが手に入れた丸薬を怪獣へと届けるSKIP(というかユー)。
いいですね、**ウルトラマンアーク**。ウルトラマンに依存することなくユウマやSKIPが自主的に活動しているのがいい。
終わりに
今回はウルトラマンアーク第2話「伝説は森の中に」を視聴した感想を記事とさせていただきました。
いや〜面白いですね。
やはりユウマの人物像が未だに謎にされているのが視聴者に対する大きなフックとして仕掛けられているように思います。
通常は第1話で直球ど真ん中に主人公の魅力を盛り込んで視聴者の心を鷲掴みにするというのがポピュラーかつ王道。
しかしウルトラマンアークという作品ではその王道を封じてあえて主人公の情報を小出しにしているように感じます。
第1話では石堂さんの方が目立っていた。今作の主人公は地味というか味が不明だな〜と思わせておいて、第2話から主人公ユウマの個性を少しずつ垣間見せていくという変化球を投げてくるもんだから考察が捗るというものですよ!
ユウマがめちゃくちゃ良い奴なのは明白。何が彼をそうさせたのか。なぜ「走れ!ユウマ!」という言葉を度々口にするのか。まずは信じるという彼の行動理念はどこに由来しているのか。
ここまで主人公について序盤から考えさせられるとは思いもしませんでした。まだ第2話だぞ!?
ウルトラマンアークとの関係性も謎に包まれいるユウマの今後が気になりますね。
来週の第3話も楽しみです!
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