おはようございます😊ブログ管理人のあーさんです。
ディズニープラスにて新ドラマ「アガサ・オール・アロング」が2024年9月19日(木)に独占配信されることがアナウンスされました。
おお〜!!
思わず感嘆の声が溢れる。これは期待できる!
今回の記事はアガサ主演ドラマの配信が確定したということでMCUが今まで踏み込むことができていない**悪役=ヴィランが主役の物語**が遂に誕生するのか否かについて考察していきたいと思います。
2008年の**アイアンマン**を皮切りに15年以上歴史を積み重ねてきたマーベルシネマティックユニバース。映画に留まらず配信ドラマにまで裾野を広げた結果、クオリティ問題に直面し映画の売り上げが低迷してしまったのも記憶に新しい。
そんな中、MCU全体の舵きりを変更することが発表。当初公開を予定したいた映画・配信ドラマが軒並み延期を発表されて2024年は劇場公開作品は1本のみ。配信ドラマは2本のみとなった。
ここ近年の粗造乱造を猛省したかのような控えめなラインナップですね。
しかし好意的に捉えると数ではなく品質で勝負に来ていると言えます。
同年配信済みのエコーは個人的には**繋ぎの作品**という印象が強く、単作としての評価はイマイチ。
だからこそ、「アガサ・オール・アロング」への期待を高めてしまう自分がいます。
アガサは**ワンダビジョン**で初登場したキャラクター。ワンダビジョンの面白さの片翼を受け持っていたと言っても過言ではない活躍をして視聴者を楽しませてくれました。
そんなアガサが主役を張るドラマが配信されるんです。期待しちゃうのも無理はない!
私がなぜアガサに期待を寄せるのか想いを綴っていこうと思います。
2024年がマーベル再始動の年
冒頭でも述べたように2020年〜2023年の期間MCUはかつての勢いはどこへ行ったのやら不調に突入してしまっています。
ディズニープラスの付加価値を高めるべく配信ドラマを多く生み出してきましたが、批評家やファンからの評判は振るっていない。
- ワンダヴィジョン
- ファルコン&ウィンターソルジャー
- ロキ
- ホークアイ
- ムーンナイト
- ミズ・マーベル
- シーハルク:ザ・アトーニー
- シークレット・インベーション
- エコー
- ホワットイフ
**ホワットイフ**はアニメシリーズなので少し立ち位置が特殊。
個人的にその他のドラマ群で大成功していると太鼓判を押せるのは**ファルコン&ウィンターソルジャー**と**ワンダビジョン**くらいかな。
他の作品は少し評価が難しい。個人的には**ホークアイ**と**ミズ・マーベル**は大好きなんですけど、他人に両手を上げてお勧めできるかというと迷うところがある。
そしてドラマ**エコー**。2024年というマーベルにとって重要な1年に現れたトップバッター。
こちらの作品の評価個人的にはパッとしなかった。イマイチなんだよな〜😅
エコーの評価に関しては可もなく不可もなくといった感じ。
個人的には第1話が一番面白かった。デアデビルが登場しNetflix版**デアデビル**をオマージュするかの如くノーカットで畳み掛けるアクションシーンの連続には心ときめきました!
しかし、デアデビルの出番は1話のみ。デアデビルが好きな私にとってこれは寂しい現実でした。エコーことマヤのことは特別好きなキャラでもないのでデアデビルロスのまま最後まで視聴してしまい、イマイチ感情が乗り切れない自分がいたのは事実です。
エコーのラスト。MCUの十八番**エンドクレジット映像**でウィルソン・ウィクスの今後が暗示されデアデビルのドラマへと繋がることが示唆されていたのはテンション上がったんですけどね。
ただエコーという作品はMCUの新ブランド**マーベル・スポットライト**という枠組みの作品。単作が完結することを売りとした作品なのに後続作品への期待感を煽る見せ方にはいささか疑問を感じました。
本気で新規ファン獲得に動いてるのマーベルスタジオ!
と首を傾げてしまう自分がいます。
エコーは正直微妙だった。デアデビルへの繋ぎの作品としては高く評価していますが、単作としてはパッとしない。これが正直な感想。
エコーが期待外れだったので、今度こそ配信ドラマもすごいんだぞ!というところを見せて欲しい。だからアガサに期待している自分がいるのです。
そもそもアガサ・ハークネスって誰?
私が期待を寄せるアガサ・ハークネス。
そもそも何者なの?という映画だけしか知らない方のために説明をさせていただきます。
Wikipediaやpixivで検索した方が正確な情報に辿り着けると思いますが、個人ブロガーの私ならではの着眼点でしか見えない一面もあるかもしれないので大手説明サイトの存在など気にせず彼女の紹介をしていきます。
基本情報
アガサ・ハークネス。
MCUフェーズ4に位置するドラマ**ワンダビジョン**にて姿を表した魔女の力を持つ中年の女性。
演:キャスリーン・ハーン、日本語吹替:林真里花
ヴィランだけど黒幕じゃない
ワンダビジョンにおけるヴィランポジションに当たるキャラで最終話にてワンダと激闘を繰り広げます。
アガサのユニークなポイント。それはポジションの独自性。
ワンダビジョンを視聴した私の感想としては**アガサって別に悪人ではないよな〜**と思ってしまいました。
決して善人というわけでもないのですが、フェーズ3までに登場したヴィランとは明らかに印象が異なる。
過去のシリーズを代表するヴィラン、ロキ・サノスなどは自らの目的のために世界に刃を向ける行動に移りヒーローらの妨害に会うという構図。
対してアガサのワンダビジョンにおける行動は**ヘックス**という謎空間の出現に興味を示し、その発生源=力の源を自分のものとしたいという欲望に起因している。
ヘックス自体を引き起こし街全体を支配下に置いてしまったワンダの方が明らかに悪役ムーブになってしまっている。ワンダビジョン本編のワンダはそのことに無自覚だったことと過去シリーズでの活躍から視聴者に悪役という印象を与えにくかった。後続作となる**ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・・マッドネス**では正式にヴィランポジションに収まってしまうのですけどね。
ワンダビジョンにおける最大の戦犯は主役であるワンダ。アガサはそのワンダの力を狙うだけのキャラだったので、私的にはそこまで悪役じゃなかったな〜と思ったわけです。
ただ間違いなく善人属性は持ち合わせていないのだろうなとも思いました。ヘックスの力を手に入れるためにワンダを欺く工作を重ねていますからね。
ミステリードラマを引っ掻きまわすアガサ
ワンダビジョンはヘックスの謎を解き明かすミステリードラマの一面を持ちます。アガサはこのミステリーを難解する裏工作を講じて視聴者を思考の迷路に誘導してくる。
私は作品を視聴する際、必ずと言っていいほど作品の展開を予想します。
ワンダビジョンはヒーロードラマでもあるので必ず悪役=ヴィランの存在がいる。ワンダはヒーローなんだからヴィランがヘックスを用いてワンダを追い詰めようとしてるんやな・・・と思い込んでストーリーを見進めるとアガサが裏工作を重ねまくっていたことが判明する。裏工作が判明したと思いきやヘックスを起こした本人はワンダでアガサは全くの部外者だったというオチ。
こんなオチ想像できるか!
ここまで話の根幹に接点を持っていない敵役というのも珍しい。
事件の元凶はワンダ。アガサはそれに自主的に巻き込まれに行った構図。
普通立場逆でしょ。でもそんな普通が通用しないキャラだからアガサは魅力的に映るんです。
悪人じゃない!? ワンダ>>>アガサ ワンダビジョンにおける人的被害
ワンダビジョンにおける人的被害という観点だとワンダ>>>アガサという印象で圧倒的ワンダに軍配が上がってしまう。
ヒーローの方が一般人を苦しめていたというのは中々ない事例ですね。
このことから私はあまりアガサに悪人のイメージがない。
本人の活動範囲が今回はヘックスという街に限定されていたので結論を出すには早すぎるのですが、劇中の描写だけ見るとアガサはそこまでヴィラン寄りのキャラではないのかな〜と思っています。
最後には魔女の力を失うアガサ
ワンダビジョンはヒーローの物語です。
なので、ヒーロー:ワンダがヴィラン:アガサを倒して物語は幕を引く。
そして、アガサは命こそ奪われはしなかったものも魔女としての能力を失うことになります。
そんなアガサが主役としてカムバックしてくる。
ワンダの現実改変能力によって、ただの一般人で愉快な近所のおばさんと成り果てたアガサが如何にして能力を取り戻すのか気になります。
ワンダ最後の出演作となっている**ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス**の結末が関係してるのかな?
どのようにして力を取り戻し、魔女として復活したアガサが何を企みMCUにどのような影響を与えるのか楽しみです。
アガサに期待すること
アガサはヴィランサイドのキャラであることは間違いないです。
ヴィランが主役というと**ロキ**も該当しますが、ロキはソーの弟でありヴィランでありサイドキック(相棒)であるというめちゃくしゃ美味しいポジションなので純粋なヴィランと呼べない。
なのでアガサという純粋なヴィランキャラが主演を務める作品が配信されるというのは何気にMCUにとって初のヴィランの物語が描かれるのではないかと期待してしまう自分がいるのです。
アガサがヴィランとして力を取り戻していくプロセスが物語られるのであれば是非とも観たい!
ヒーローの覚醒やヒーロー集結はこれまで幾度となくMCUで見てきました。
ヴィラン側の覚醒、復活が物語として成立するのであれば観たい!
需要は絶対にあると思うのです!
ヴィランが心変わりすることなく、スタートからゴールまでヴィランとして貫き物語の幕が引く。
そんな作品があってもいいでしょう!
まとめ
アガサは本当に不思議なキャラです。
ワンダビジョンという特殊な作品に登場したヴィランなのだから当然と言えば当然ですかね。
ワンダヴィジョンでのアガサはワンダを標的に活動していました。一個人を標的に活動するヴィランということでスケールが小さいと感じるか、ワンダという作中最強キャラ筆頭候補に噛み付く大物と捉えるかは人それぞれ。ちなみに私は後者です。
悪役なのは間違い無いけど、悪人と断定することはまだできないキャラクター。
ただ単に力を追い求めるだけのものかも知れない。もしくは力はあくまで手段で何か成し遂げたい野望があるのかも知れない。(ワンダビジョンを見たのが随分と前なので私が覚えていないだけで作中でちゃんと明言されていたかも知れない)
底が見えないキャラなのは間違いない。
目的のためなら自分の姿を変え、視聴者を騙して愉快で痛快なおばさんだって演じることだってできる。
アガサには是非とも視聴者を欺き先の読めない展開を演出して欲しい。
そして願わくば徹頭徹尾ヴィランとして輝いて欲しい。
そんな私の勝手な期待を寄せる彼女の主演作がついに2024年9月19日にディズニープラスにて独占配信です。
彼女がどのように力を取り戻すのか。視聴者を引っ掻き回し良い意味でミスリードを誘ってくれるのは間違いないので、私たち視聴者はそれを理解した上で彼女の生み出す愉快な物語の観客になろうではありませんか!
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