【プレゼン再現】漫画クリエイターCLAMP35年の歩み

COMIC 2025 CLAMP プレゼン再現

CLAMPとの初めての出会いはNHKで放送されていたTVアニメ『カードキャプターさくら』。小学生低学年の頃にどハマりしていました。PS1のゲームも遊んでいたました。

今回の記事のテーマはプレゼン再現!
プレゼン上達の秘訣はたくさんあります。その中で、最も経験値効率の高いのが、優れたプレゼンを自分で再現してみること!

読者の皆様の中には、プレゼンをどうすれば良いのかわからないという方もいるかと思います。
この記事はそんな方のための記事。

プレゼンの上達方法として模倣を推薦し、実際に私自身が模倣を行うとことでプレゼンスライドと読み上げる文章をイメージしていただければ幸いです。

というわけで、優れたプレゼンかつエンタメ性があって親しみやすい「このマンガがすごい!2025」のお力を借りていこうかと思います。

このマンガがすごい!2025」では漫画家クリエイターCLAMPの特集が組まれていまして、この紹介文が非常に優れたプレゼンであると感じました。

しかし、誌面で表現されるそれはプレゼンと全く一緒ではない。
ブログで完全再現するわけにもいかないので、私が尊敬し、模倣もしやすい故スティーブ・ジョブズ氏のプレゼンスタイルで再現していこうかと思います。

原文ままで採用している部分もありますが、それなりにワードチョイスのアレンジやカットをさせていただいていますので原文とは印象が異なることはご承知いただきたい。

再現率が高く見積もっても60%程度といったところでしょうか。

完全再現しない分はスライド形式での読みやすさで補います。
加えてどのようなテクニック・技法が用いられているかも分析していこうかと思います。

それでは再現スタート!


私たちの大好きなCLAMP

2024年。漫画家クリエイターCLAMPは画業35周年を迎えた。
それを記念して国立新美術館で原画展が催された。

CLAMP展の実績

来場者数は24.8万人を記録。グッズ売り上げは20億円超えを樹立。
現在進行形で世界中のファンを魅了し続けている。

1989年のデビューから名作を生み出し続けてきたCLAMP。
今回の特集では、読者を魅了し続けてきたCLAMP作品の軌跡を、もう一度辿ってみよう。

CLAMPの歩み

複数のメンバーからなる創作作家CLAMP。その歴史を辿っていこう。

デビュー作『聖伝-RG VEDA-』。
新書館から刊行されていたSF・ファンタジー専門誌「サウス」での掲載がCLAMPのはじめの一歩であった。

デビューを機に、次々と名作をリリースしていく。
活躍の場を「なかよし」や「週刊少年サンデー」に移し、読者層を拡大。

どの作品も個性豊かでテーマは多岐に渡る。しかし、全てに共通する「CLAMPらしさ」としか言いようがない魅力が読者を魅了するのであった。

この頃のCLAMPは知る人ぞ知る人気作家という立ち位置でもあった。
陶然となるほどの美しい絵柄。読者の予想を軽々と超える悲劇的ストーリーを放つCLAMP作品は、まだ一般認知度の低い作品に留まっていた。

ターニングポイントとなったのは少女マンガ雑誌「なかよし」にて連載された『魔法騎士レイアース』。
本作はCLAMPらしい衝撃的なストーリー展開に加えて、魔法少女にメカ要素を交えた斬新な設定が人気を博した。

男性ファンからも根強い人気を獲得することに成功。

TVアニメ化・ゲーム化といったメディアミックスにも到達し、国民的人気作となった。

その後も人気作を続出。

『カードキャプターさくら』
『ANGELIC LAYER』
『ちょびっツ』

可憐な小学生ヒロイン・仮想空間バトルモノ・傑作ラブコメ。

ジャンルの異なる名作を連続リリースし、その人気は飛ぶ鳥を落とす勢いであった。

飛躍はまだ終わらない。
王道少年マンガ『ツバサ・RESERVoir CHRoNiCLE』。
妖異なホラー作品『xxxHOLiC』。

こちらの2タイトルを驚異の同時連載をこなす。

そして、記憶に新しい2024年。『カードキャプターさくら』の新章・クリアカード編も見事完結した。

ここまでCLAMP作品を紹介してきたが、驚くのがそのジャンルの幅広さ。

王道少年マンガ・少女マンガ・SF・中華ファンタジー・ホラー・ロボットバトル。

ここまで多様なジャンルで、そのジャンルならではの魅力とCLAMPの作家性を融合しているのは見事としか言いようがない。

次に我々、読者が目にするのは、どのような作品なのでしょう?

【ここがすごい!】世界を行き来するスターシステム

それでは本誌のテーマをここから遂行していきましょう。CLAMPの【ここがすごい!】という魅力をお届けします。
まずは、世界を行き来するスターシステムについてご紹介。

スターシステム。マンガの神様=故手塚治虫氏が採用していた数々のキャラクターを別個の作品に、あたかも人気映画俳優の如く別役で出演させる画期的な技法。

CLAMPでもスターシステムが導入されているが、それは大きく2つに分類できる。

『東京BABYLON』・『CLAMP学園探偵団』・『X』。
こちたの作品群で採用されているのは同じ世界を共有しているという点。一つの世界を軸に複数の作品がまたがっている。

『ツバサ・RESERVoir CHRoNiCLE』・『xxxHOLiC』。
これらの作品群では全く異なる世界=並行世界にてスターシステムが採用されている。
「並行世界のその人」が登場し、容姿は同じだが人物としては別人となっている。

これらのスターシステムの魅力は読者に愛するキャラクターとの再会を可能とすることにある。
完結した作品の続きを読むことは叶わない。

しかし、スターシステムによって、完結してしまった作品のキャラクターとの再会が叶う。

それは読者に嬉しいような切ないような複雑な想いを与える。

【ここがすごい!】読者を引き寄せる言葉の魔法

CLAMP作品の魅力を語る上で欠かせないものがる。それはセリフ。

どこまでもかっこう良く、美しく神秘的でどこか怖かったり、読者にグサリと刺さるくらい鋭かったりするセリフの数々。

ここではその珠玉の名言を一部紹介しよう。

『カードキャプターさくら』の名セリフ

代表作『カードキャプターさくら』からは詠唱をご紹介。
思わず「さくらちゃん、かっこいい!」と心から叫びたくなる名ゼリフだ。

その昔、真似したことがあったり、今でも暗唱できる方も多いのでは?

『20面相におねがい』の名セリフ

続いてご紹介するのはこちら。『20面相におねがい』の大川詠心の名セリフ。

こちらはなんといっても幼稚園児のセリフとは思えないほど大人びている。
このセリフを幼稚園児に言わせてしまう!これこそがCLAMPの胆力。

【ここがすごい!】CLAMP世界の女の子

最後の【ここがすごい!】は作品を彩るヒロインたち。

彼女らは我々読者にとって永遠のヒロインであり、最高のヒーローでもある。
キュートでスタイリッシュな「戦う女の子」たちが何十人と登場し、その姿は心に刻まれる。

その中でも代表格と言えるのは『カードキャプターさくら』の主人公:木之元桜。
彼女はバトルの度に異なるコスチュームを見に纏い、その可憐な姿を幅広く彩っていく。

しかし、可愛いだけがCLAMPヒロインの魅力ではない。

彼女たちには立ちはだかる壮絶な運命が待ち受けている。挫けてしまいそうなほど過酷だが、決して最後まで諦めない。

「可愛さ」と「カッコ良さ」を当然のように軽々と共存させた彼女たちの颯爽たる勇姿は、たくさんの少年少女を、そして大人たちを、励まし勇気づけたに違いない。

これからもCLAMPの旅路が続いていく

奥深きCLAMPの世界。その35年の歩みを振り返ってきました。

驚くべきは、これだけの偉業を達成しておきながらCLAMPのキャリアは未だ「途上」にある。

CLAMPは間違いなく現役最高の漫画家の1人(いや4人)。
その最高傑作はこの先の未来に待ち受けているのかもしれない。

以上で、プレゼン再現は終了となります。

CLAMP特集を執筆された海燕さんに拍手👏。

最後に

如何だったでしょうか?
今回はこのマンガがすごい! 2025【電子書籍】[ 『このマンガがすごい!』編集部 ]
CLAMP特集をプレゼン形式で再現してみました。



私としても大変興味深い内容で学びと面白さ、両方を摂取できたように思います。
CLAMPの歴史35年を短時間でおさらいできて凄まじいクリエイター集団であると感じました。個人的にはコードギアスのキャラクターデザインを担当していることにも触れていたら・・・と思ってしまいますが、本筋から脱線してしまうのでやむなし。

tips分析

では、締めとしてプレゼン再現を通じて私が感じ取った学びを記していこうかと思います。

まず、冒頭。
受け手にCLAMP35年分歴史を伝えたパート。

ここは物語性があって素晴らしい。最初から人気作家であったのだけど大きな転機=『魔法騎士レイアース』があったこと。その後も飛躍し続けたということ。CLAMPの歴史=物語を伝えることで聴き手にさらに興味を抱かせる工夫が施されていて感心してしまいます。



【プレゼンtips#1】ジョブズも実践!プレゼンは物語である
上記記事でもプレゼンにおけるストーリーの重要性は解説されています。多くのプレゼンターがプレゼンにおけるストーリーの重要性を説いているのでCLAMP特集を執筆された海燕さんも腕のある人物と見て間違いないでしょう。

【ここがすごい!】を3点に厳選している点も要注目!
これはジョブズの技法の一つでもあります。
(詳しくは👉こちらの記事 【プレゼンtips#2】スティーブ・ジョブズのプレゼン9大要素でも解説しています)

人間の記憶のキャパ的に3つに厳選するのは理に適っている。覚えやすさは正義。
セリフ・キャラ・作品群に共通するシステムをピックアップしているのは押さえるところを押さえていて素晴らしい限り!

同時に覚えやすいキャッチーなフレーズで【ここがすごい!】をまとめている点も素晴らしい!

文体に込められた熱意も感じられて読んでいて心地良い!
ある程度は私の言葉にアレンジしてしまっていますが、それなりに原文を活用しているのでこの記事を読んでいる読者の方にも海燕さんの熱い想いが伝わっていれば何よりです。

原文を読むとより一層理解できるので、一読を検討してみては如何でしょうか?

それでは今回は以上となります。お時間いただきありがとうございました。















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