この記事カテゴリー【プレゼンtips】ではプレゼンにまつわる技術を読者の皆さんとシェアしていこうとい趣旨の下、私がこのブログで活用しているプレゼンの技術・コツ・マインドセットなどを発信していきます。
今回の参考図書はこちら。
スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン 人々を惹きつける18の法則 [ カーマイン・ガロ ]
この本を読んで、これは使えると思った技術をご紹介させていただきます。
大きく3つのレッスン内容となっております。
伝える技術は、いわばコミュニケーションの幹。
誰もがが扱うスキルです。
プレゼンスキルをマスターすることはコミュニケーションスキルの向上を意味します。
是非ともマスターしてスキルアップを果たしましょう。
それでは行きましょう。
プレゼントはストーリーを届けることである
それでは第一章開幕です。スティーブ・ジョブズのプレゼンスタイルを模倣しながら1スライド1メッセージをモットーに進めて参ります。
ジョブズのプレゼンは舞台演劇のような劇場型
まずはプレゼン=ストーリーであるという説得力を補強するために、偉大なる先人=スティーブ・ジョブズのプレゼンスタイルをご紹介させていただきます。
彼のプレゼンは単調に説明を述べていくようなチープな代物ではございません。
感情たっぷり、物語を語るかの如く情熱を帯びています。
ジョブズのプレゼンには必ずといって良いレベルで対立が出現する。対立を解決するための物語が展開される。悪役が、ヒーローが、登場しプレゼンなのにストーリーを目の当たりと錯覚させる。
物語には、人の心に強く刻まれる不思議なパワーがあります。人の心を突き動かす力があるのです。だからジョブズはプレゼンをストーリー形式でお届けしているのです。
聴き手に訴えるのはストーリー。スライドではない!
ジョブズが劇場型のプレゼンをするのは、彼が聴衆に訴えかけるべきはストーリーであると心得ているから。スライドはあくまでもプレゼンを補強するツールの一つでしかありません。
多くの人がやりがちな“箇条書き”という諸悪の根源
今回の参考図書には多くの方がスライドを主役にしたプレゼンをしてしまっていると苦言が記されています。
それは1スライドに多くの情報を詰め込みすぎているから。箇条書きなどもっての外です。
聴衆が意識を集中すべきはプレゼンターの語り口。スライドは今プレゼンターが何を話しているのか明示するだけでも成立します。
筋書きを紙に書く
さて、ここから第二章。
プレゼンはストーリー形式を用いることが最適であると述べ終えたので、ここからは具体的にどのようにしてストーリーを構成していくのかそのプロセスを解説していきましょう。
ソフト・アプリを起動する前に手書きで絵コンテを作る
物語を作るのに重要なのは誰もが持っている最強のツールです。
それはソフトウェアでなければアプリケーションでもありません。手です。ハンド🫱。言い方は自由ですが誰もが持っているペンを握れる手が最強のストーリー作成ツールです。
殴り書きでもなんでも良いのでその手にペンを握り締め、ノート・ホワイトボード・チラシの裏側などイラストを描けるところに絵コンテを書いてみましょう。
それが物語を完成させる1丁目1番地。
絵コンテを描いて全体の筋書きを決めることができれば、聴衆に届ける体験をプロデュース可能になります。
絵は苦手という方も文字でも良いので書いてみましょう。
とりあえず描き始めればイメージが沸々と湧き出てきます。
イメージが現れればそれを元にイラストを描いていく。
汚い下書きでもアナログでまとめた構想が、大勢の聴衆の心を動かすような傑出したマーケティング劇を創造する事だってあります。
🇺🇸アメリカンドリームを象徴するナプキンストーリー
よく🇺🇸アメリカではファミリーレストランに置いてあるナプキンに書いた殴り書きが巨額の富に繋がるというナプキンストーリーという例え話が登場します。
あれは都市伝説というわけではない。
今回の参考図書スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン 人々を惹きつける18の法則 [ カーマイン・ガロ ]
にもその一例が登場するのですが、そのエピソードを聞いているとナプキンにはパワーポイントを上回る力があると認めざるを得ない。
ここでその具体例を説明すると長くなりすぎるので割愛させていただきます。
小まとめ
改めて物語の作り方をまとめましょう。
書く→簡単な絵を書く→スライドを作る。
これだけです。
パワーポイントやkeynoteといったプレゼンソフトウェア・アプリケーションを起動するのは手🖐️で下書きを記してからがオススメです。
先駆者の言葉
それでは最終章です。
最後にプレゼンターとして第1線を駆け抜けた実績を持つ先駆者の短くも深い言葉をご紹介させていただきます。
ジョン・スカリーの言葉
まずはこちら。ジョン・スカリーの言葉。
マーケティングをお芝居と評し、プレゼンにおいて物語が重要であると端的に示した言葉。
使っている言葉が異なるだけで、言葉が届く層も変化することは間違いないので私も多様な表現を心がけていきたいものです。
クリフ・アトキンソンの言葉
続いてこちら。クリフ・アトキンソンの言葉。
ソフトウェアを起動する前に物語を作ることの重要性を説いた言葉。
先にパワーポイント等のプレゼンソフト・アプリを起動してしまうとスライドを作ってしまう恐れがあります。まずはスライドを作る癖を抜くためにも手書きをオススメします。
ガー・レイノルズの言葉
最後にガー・レイノルズの言葉。
アナログ世界という言葉の響きがとっても素敵です。言葉に厚みがある。
手書きという言葉では力不足に聞こえてしまうかもしれませんが、アナログ世界にイメージを刻んでいくという風に言い換えると心象もだいぶ異なる。
最後に
いかがだったでしょうか?
今回はスティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン 人々を惹きつける18の法則 [ カーマイン・ガロ ]
を参考図書としてプレゼン=ストーリーであるとtipsを紹介しました。
あまり箇条書きをしたくないのですが、今回の教えをまとめるとこちらになります。冒頭にも登場していますね。大事なことな最低2回は繰り返すことも重要なので。
因みにですが、今回の学びは参考図書の3%くらいの情報しか抽出していないので、より深い学びを得たい方は直接本を手に取ることを推奨します。
私が要約してしまった学びもより深く心に残るかもしれません。
最後に参考図書より印象的なフレーズをご紹介。
1枚1枚のスライドはストーリーを補うものでしかありません。
物語を、ストーリーを語るのはプレゼンターであるあなた自身。主役は自分自身です。スライドにその立場を譲ることのないように心がけていきましょう。
それでは今回は以上です。お時間いただきありがとうございました。
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