【シンデレラグレイ】コミックス表紙から汲み取れる著者陣営の想い

著者陣営の想い ウマ娘

おはようございます。
『ウマ娘シンデレラグレイ』の映画化を心より夢見るブログ管理人のあーさんと申します。

一番好きなコミックス表紙は何なのかと問われたら・・・コミックス14巻の別カバーVERと答えます。

オベイユアマスターが好きなもんで。

今回はそんな表紙について。

著者陣営ご本人の意見をご紹介するわけではなく私の推測・憶測止まりの意見ではありますが表紙にまつわる小話をしたいと思います。


イラスト的な内容に触れるのではなく、何故この巻でこのキャラが表紙なのかというタイミングについてのお話。

そのタイミングについて理解するとちょっとグッと来たりしちゃう・・・かもしれません。

前置きは短く!

ということで本編へ早速GO!

さて、早速結論を申してしまいましょう。

ズバリ表紙を飾るウマ娘が選出されるタイミングの筆頭候補としてモデルとなった競走馬の引退時期直前やクライマックス時期が大きく関係しています。

一番わかりやすい例だとサクラチヨノオーですね。

彼女が表紙を飾る4巻。日本ダービーが描かれる巻なのでサクラチヨノオーが表紙を飾るのはまぁ納得いくでしょう。

しかし、4巻においてサクラチヨノオーの出番ってそんなに多くないのですよね。日本ダービー自体、叙述トリックを活用した見せ方を採用されているのでサクラチヨノオーが表紙を飾るほどかというとちょっとよくわかんないと思ってしまう読者がいても不思議ではない。


だがしかし、史実を紐解くと深い理由があるんだとわかる

史実の競走馬サクラチヨノオーはダービー後に故障し復帰するも目立った成績を上げることなく引退する運命を辿る。(詳しくは下記記事でも解説しています)


コミックスでは故障し早く復帰したいと焦っているチヨノオーの可愛らしい姿が確認できるので、史実を知らない読者はそのうち復帰してまたすごいレースを見せてくれるだろうな〜とか思ってしまう。

だが、史実をリスペクトするシングレ。

コミックスで彼女が再び出走する描写は来ない可能性が高いでしょう。

そうなってくると、この4巻しかサクラチヨノオーが表紙を飾る機会はあり得ないというわけになってくるわけ。

もう一つわかりやすいのが引退直前のレースがコミックスで描かれる時。

第7巻の表紙を飾ったディクタストライカがその好例。


最も有馬記念は8巻の方で大々的に描写されるのだが、8巻の表紙はタマとオグリに譲る都合上ディクタストライカが表紙を飾れるとしたらその直前の7巻がベストとなる。

第7巻はディクタストライカがかなり重要な立ち位置で活躍するので表紙を飾るのも納得。

そこに史実で彼女のモデルとなった競走馬サッカーボーイが有馬記念で引退したという事実を知ると・・・

なるほど!だからここで表紙に抜擢されたのか!

っと膝を打ってしまいたくなるわけ。

ここを逃すと本編で出走する機会はないでしょうからね。

ここまでを一旦まとめ。

著者陣営が表紙に選ぶキャラクター・巻・タイミングから推察するにそれはもう深い情熱と愛・敬意が込めらているとしか言いようがないでしょう。

これがこの記事のメインメッセージ!

一応上述した内容でメインメッセージは完了したのですが、表紙についての関係するお話も一緒に記載してしまいましょう。

ウマ娘シリーズは別表紙バージョンというファンには嬉しいサービスが展開されています。

電子派の私はこちらの存在を知ったのは結構最近。

そして、その表紙のラインナップを見ていくと、まぁ著者陣営の粋な計らいというのが手に取るようにわかってしまってですね。

見てください。9巻の基本表紙はイナリワン。別バージョンはミスターシービー。

15巻ではその逆の配役。

この二人は大きく絡む関係性なのでこうやって対の構図で表紙を飾るというのは粋ってもんでしょ!

10巻には特別収録エピソードとしてフジマサマーチが主役(東海ダービーのその後の時期)となる物語が巻末に掲載。

そんな10巻の別バージョンはマーチの勝負服姿が描かれた表紙!

憎いぜ。久住先生!

ちなみに余談ですがマーチとアルダンは髪型とか髪色とか類似点が多いキャラ。この2名が10巻の表紙に抜擢されたのは偶然と見るべきか。それとも・・・

11巻は両バージョンともにクリーク。

この頃のクリークはヒールポジションとしてのキャラクター性を開拓というか発揮していったので、普段の温厚な一面とレースに向ける執念深い一面を演出するナイスな表紙ですね。

コミックス12巻はマイルCSを舞台にオグリとバンブーメモリーが激突。

マイルCSといえばアキツテイオーことニッポーテイオー!

アキツテイオーはコミックス4巻で初登場した切りの準レギュラーでもないゲストウマ娘みたいなポジションだったのですが、ルックスと実績に恵まれているのでファン人気が高いのですよね。

私も好きです。

12巻でもちょっと出番がある程度なのですが、こうして表紙を飾ることに一切の不満はなく感謝しかない!

ファンの想いに応える采配に感謝しないわけにはいきませんからね。

17巻の基本表紙はオグリキャップ。
別バージョンはチーム六平に所属する3名のウマ娘が登場。

二つのカバーでチーム六平に所属するウマ娘が勢揃いしているのは粋ってもの!

ベルノライトがいたら完璧だが、そこまで要求するのは欲張りだろうか?

18巻では初の人間キャラが別バージョンの方で表紙を飾りました。

これはトレーナーや私の推しである藤井泉助が表紙を飾る可能性が急浮上してきたと解釈できる。

しかし、理事長代理。できる女感がすごい。

19巻はミルワカバとブライトロック。オグリらの1期後輩に当たるキャラですね。

ついにゲーム未実装の1989世代がウマ娘としてデビューする時が訪れた。

いまだに未実装の1989世代の人気を押し上げていこうとする心意気を感じます。

ここまで見せてきた別表紙バージョンはヤングジャンプに付録として収録されています。

コンビニ等でゲットできるので比較的お手軽。

問題はうっかり購入し忘れることの方。

SNS等で告知を見逃さなければそこまで困難ではない・・・はずだ。

ここで一つ重要なことをお話ししましょう。

コミックス19巻までリリースされた2025年5月時点で、シングレにおいてメインキャラの一人であるウマ娘:ヤエノムテキは一度も表紙を飾っていないという事実。

両バージョンで一度もない。

これについてヤエノムテキが冷遇されているのか?と邪推したくなる気持ちが湧きたくなる。

そんな時期が私にもありました。

実際、負け試合を見せられることが多かったですからね。

だがしかし、史実を紐解くとヤエノムテキのクライマックスがまだコミックスで描写されていないことがわかります。

1990年、天皇賞(秋)。

競走馬ヤエノムテキが2度目のクライマックスを記録したこのレースがコミックスに収録される時には間違いなくヤエノムテキが表紙を飾ることでしょう!

いかがだったでしょうか?

今回は『ウマ娘シンデレラグレイ』の表紙にまつわる小話でした。

あくまで筆者の憶測ではありますが、著者陣営が表紙に抜擢するキャラクターチョイスに注ぐ情熱を解説させていただきました。

最後に改めてメッセージを厳選・再録して締めとします。

敬意!

この言葉に尽きるのでしょう。

史実に名を刻んだ競走馬・作品に生きるキャラクターへの敬意。これが表紙に込められている。

別の言い方をするならば・・・

愛!

そんな表紙を別バージョン含めてコンプリートしている猛者はどれだけいるのかな?

ヤンジャン限定付録の非売品ですので、欲しいと思った方は情報へのアンテナを高く張りコンビニ等へダッシュだ!

切り取る時は慎重に行きましょう。

私はいまだに怖くてカットできずにいる。

コミックス20巻目前まで巻数を重ねてきたシングレですが、いまだにメインウマ娘の一人ヤエノムテキは表紙デビューならず。

これは著者陣営の愛ゆえだと思います。

ヤエノムテキが大きなクライマックスを迎えるその時は史実で確約済み。

であればシングレで表紙を飾るのも時間の問題。

我々読者は安心して待つのみ。

それでは今回は以上となります。

このブログでは映画レビューや映画化に値する作品(例:ウマ娘シンデレラグレイ)の紹介を行なっております。他の記事に目を通したり、ご家族や友人に紹介やSNSで拡散していただけると励みになります。

ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。またのご縁をお待ちしております。

エンドクレジットにはオマケがつきもの。

そんなわけで私が所持する19巻別バージョンの裏面がどうなっているかお見せしよう。

デフォルメされたブライトロックが後ろにいるのですよね〜

もぐもぐしているのはたい焼きだろうか?

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