スタブロ本編が始動する数年前とされるシリウスシンボリの凱旋門賞。明らかに史実と時期が食い違うが、それには著者陣営の狙いがあるかもという仮説をプレゼン。全ては1985凱旋門賞をスタブロを繋ぐため?

おはようございます。『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化を夢見るフリープレゼンターの🦉あーさんと申します。スターブロッサムもメディア化して欲しいと切に願っていますとも‼️
『ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム』第2話を読みました。どなたでも第1~3話はとなりのヤングジャンプで期間限定無料公開なので、是非皆さんもこの好機を活かしてみてはいかがでしょう?
それでは、まずは筆者のネタバレなしの感想を記しましょう。

第1話の謎が解けたかもしれない!————という感想になりました。エピソードの面白さは言わずもがな…最高です❗️しかし、個人的にもっと気になったのが第1話にて時空の歪みを引き起こしていたシリウスシンボリが出走した凱旋門賞とスタブロ本編の時系列が史実との食い違っていたこと。

ウマ娘は史実に敬意を払いつつも大前提としてフィクションであるから~~~~と思っていたのですが、存外、著者陣営は狙いがあって時空の歪みを採用しているのかなぁ~と思った次第。
これ以上、コメントするとネタバレの領域に踏み込みそうなので続きは本編にて。
一旦《レポート》パートを挿入し、簡易的にキャストとストーリーの流れを解説。その後《ネタバレ解禁プレゼン》というアプローチでプレゼンしていこうかと思います。

そして、《ネタバレプレゼン》パート以降は当ブログ恒例のエミュレートプレゼンversion“杉下右京”で参りますよ。『相棒』の主人公:右京を模倣したテキストで文章を彩っていきますよ。是非、水谷豊さんの声を思い浮かべながら、お楽しみください。
第1部:エピソードレポート

登場キャラクター
- サクラローレル
- 明石椿
- ヨシノプリヴェール
- サクラチヨノオー
- 明石梧郎
ストーリーライン
となりのヤングジャンプでいつでも無料で読めるのでできればそちらに目を通すのがBESTではありますが、一応、ストーリーの流れを記します。まぁ……要約バージョンということで。
🔻チーム入り初日とキャンセル騒動
椿トレーナーからのスカウトを受け、チームアルケスに挨拶に参ったサクラローレル。しかし、チーム責任者の明石梧郎はローレルのチーム入りに反対で・・・。
🔻ローレルの夢への自信
チーム入りキャンセルを宣告されたローレル。しかし、その瞳に曇りは一切なく、いつのひか必ずチームに所属することもナリタブライアンを打倒することも。世界の頂きに届くことも達成できると断言する。
🔻乱入!ヨシノプリヴェール
ローレルの宣言に外から聞き耳を立てていたヨシノプリヴェールが部屋へと乱入する。
エミュレートプレゼンSTART
第2話。連続的に物語を紡ぐこととなるTVドラマ・コミックスなどにおいて第2話とはある意味第1話以上に難しい立ち位置にあるものです。第1話で掴んだユーザーを作品に繋ぐ止める役割はもちろんのこと、後続エピソードへ山場に託すことを求められることもままある。
わかりやすい例えを一つ挙げるとするならば、⚾️野球における2番バッター。進塁した第1走者をさらにホームに近づけるために送りバントを求められる————コミックスの第2話もこれと似たような立ち位置にあるのかもしれません。
第2話「ガラスの脚」は比較的山場の少ない中継エピソードという印象を強く受けました。登場人物は最小限。物語が展開されるロケーションも実質1室の範囲に限られた。絵的に派手な要素はないのですが、重要なメッセージが秘められいるエピソードであるとも強く感じる次第です。
サクラローレルの夢の原点

今回のエピソードで僕ば最も気になったのはサクラローレルが思い出を振り返る1ページ。幼いローレルがパリロンシャンの地を父と共に歩き凱旋門賞を観戦するという一幕。
このページが非常に気になりました。一体、このレースは何時のものなのか。妙に気になるのですよ。
意図的にこのページにはテキスト情報がオミットされており、凱旋門賞を観戦している過去の出来事——ということしか分からない。ですが、チーム入りキャンセルという悲しきイベントを気にも留めないほどサクラローレルにとって大事な思い出であることは分かる。
僕はこのシーンを見て著者らから“推理”してみてはどうかと言われているようでした。何故、サクラローレルが凱旋門賞を目指すのか。その答えは読者自らの脚で辿り着いてほしいと。
そこで早速調べてみました。そこで辿り着いたのは答え……いえ仮説ですね。
サクラローレルが観戦していた凱旋門賞のモデルは1985年のものではないかという仮説に帰結しました。
1985凱旋門賞馬Rainbow Quest

この仮説に辿り着いた理由は2つございます。一つは🐎サクラローレル号の父=Rainbow Quest(レインボークエスト)号の存在。
彼は1984年と1985年に凱旋門賞に挑んだ経歴を持ちます。1度目は18着、2度目は1着で尚且つこれがラストラン。世界最高峰の舞台で有終の美を飾ったのでした。
サクラローレルと血統という強い接点を持つという意味でウマ娘=サクラローレルが出会った運命のレースがRainbow Questのラストランであったのは安直ながら、最も筋の通った仮説ではないでしょうか?
第1話でシリウスシンボリ凱旋門賞戦が描写された理由
そして、最も興味深いのここから。
スターブロッサム第1話にて凱旋門賞が描かれました。本編指導の数年前という触れ込みでシリウスシンボリが出走した1986年の凱旋門賞が描写されたわけですが…、ここで一つ疑問が生じます。
スターブロッサムの劇中のモデルとなるタイムラインは1994年。数年前にシリウスシンボリが凱旋門賞を出走していた時期と大きな隔たりがあるわけです。本来であれば8年前という表記が適切でしょう。ですが、数年前というクレジットはコミックス出版時にも修正されていないことを見るとこれは意図的な選択であると受け止めるべきです。

しかし何故、このような時系列を採用したのか………そのヒントは第1話にはない。謎に辿り着くためのヒントはいつ現れることやら……と、思っていた矢先に出会った第2話。
サクラローレルの過去回想と第1話の凱旋門賞———点と点が繋がるような感覚が僕を襲います。全ては1985凱旋門賞に読者を誘うためだったのではないかと。
明石椿は留学期間中にローレルとニアミスを起こしている?

仮にサクラローレルが観戦した凱旋門賞のモデルが1985年のレースだとした場合、面白い可能性が浮上します。それは留学期間中の明石椿と幼少時代のサクラローレルがパリロンシャンで出会っていたかもしれないという可能性。
どうでしょう?
この可能性が現実のものだとしたら、著者らは相当の策士と言って良いのかもしれません。
第1話で明石椿が観戦した凱旋門賞は間違いなく1986年のものをモデルとしています。シリウスシンボリがその証拠。そして、サクラローレルが凱旋門賞に憧れるきっかけとなった最有力候補が1985凱旋門賞を観戦したこと。
明石椿が1年の留学期間であったとはとても思えないことを考慮すると彼女の1985凱旋門賞が開催されていたシーズン中にパリロンシャンにいたというシナリオが浮上します。
同じ地に将来パートナーとなる2人が居合わせた。場合によっては対面していたということもあるかもですねぇ。
これは仮説に過ぎませんが、大変興味深い可能性です。1986凱旋門賞を第1話に採用し、史実と異なる時空の歪みを意図的に描いている理由としてあまりにも強力だとは思いませんでしょうか?
結に

如何だったでしょうか?
今回は『ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム』第2話について、その心象をプレゼンさせていただきました。
細かいところが気になってしまうのが、僕の悪い癖。
史実に敬意を払い再現するウマ娘というIPの強みはスターブロッサムでも健在なのですが、何故か第1話の凱旋門賞の時系列だけ史実と食い違う。僕にはこれがどうにも気がかりでしたが、その答えに辿り着くヒントを得られたのが第2話「ガラスの脚」でした。
数年前という3文字に秘められた著者らの企み。サクラローレルと明石椿は過去にニアミスを……あるいは直接の対面を済ませている可能性がある。
あくまで僕の仮説に過ぎませんが、これはこれでドラマティックだとは思いませんでしょうか?
これにて本プレゼンは終了!ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。また別の記事にてお会いできることを楽しみとしています。

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