『ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム』第4巻、日本ダービー編の感想と魅力を徹底解説。レースシーンではなく仲直りイベントをクライマックスに据えた名構成を、古畑任三郎エミュレートプレゼンでお届けします。

おはようございます。『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化を夢見るフリープレゼンターの🦉あーさんと申します
日本ダービー。
ウマ娘シリーズでは幾度となく描かれてきた“頂きの舞台”です。
では「どのダービーが最も面白いのか?」と問われたら、私は迷わずこう答えます。
『ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム』こそ最高傑作であると。
アプリで紡がれたメインストーリー第1部3章でも、コミック&アニメで展開されたシンデレラグレイでも、シリーズ第1作:TVアニメseason1でもなく……。私にとってのNo.1は、スターブロッサム‼️
この記事では、なぜスターブロッサムの日本ダービーがシリーズ随一の感動を生み出したのか・・・。その理由を、当ブログ恒例の🪞エミュレートプレゼンversion“古畑任三郎風”でお届けします。是非、田村正和さんの声を思い浮かべながら、お楽しみください。
エミュレートプレゼンSTART
えぇーー、皆さん。ご機嫌いかがでしょうか。
日本ダービー――。
ウマ娘の皆さんにとっては一生に一度しか訪れない、最大の舞台。出走権を得るだけでも至難の業です。
だからこそ、本番レースだけでなく「その舞台に辿り着くまでの物語」にも重みがある。・・・そう考えてしまうのは私だけではないでしょう。
『ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム』は、その“過程”の描き方が圧倒的でした。
なぜなら主人公サクラローレルさんが、日本ダービーの切符を掴みながら、—-出走を辞退する、……辞退せざるを得ない状況に追い詰められてしまったのですから。
ストーリーライン解説

第4巻で描かれる日本ダービー編の流れを、大まかに整理すると以下の4STEPとなります。
- 故障発覚
- ローレル&椿トレーナーの衝突
- 仲直り回
- 日本ダービー当日
日本ダービーの前哨戦:青葉賞で上位に入り、ダービー優先出走権を獲得したサクラローレルさん。しかし・・・トレーニング中に全治2か月の故障が判明。椿トレーナーは無念の出走辞退を決断します。
普段は仲の睦まじいお二人ですが、この時ばかりは激しく衝突。互いに顔を合わせづらい関係になってしまいます。
このエピソード、読んでいるこちらの胸も張り裂けそうになるほど苦しい……。しかし、同時にこの衝突こそが『スターブロッサム』の日本ダービー編を“最高峰”たらしめた要因でした。
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普通ならハイライトはダービー当日のレース。ところが本作ではその過程にある“仲直り回”を頂点に据えているのです。
この采配に、私は完全に打ちのめされました。
サクラチヨノオーにしか出来ない役割

仲直りのきっかけを作ったのは、ダービーウマ娘:サクラチヨノオーさん。彼女はダービー制覇後に故障を負い、現役を早期に終えるという実在の歴史を背負っています。
だからこそ、同じく故障を抱えることとなったサクラローレルさんに伝えられる言葉があります。
そのメッセージを要約しますとこの通り
「あなたにとって、二度と走れなくなっても良いと思えるレースは何ですか?」
その問いが、サクラローレルさんに椿トレーナーと最初に掲げた最大の目標――凱旋門賞を思い出させます。
そして、同時に故障発覚の際に放ったしまった失言への謝罪の意思を呼び覚ますのです。
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日本ダービーよりも心揺さぶる神回=第32R「ごめんね」

サクラチヨノオーさんの想いがサクラローレルさんの心を動かす。・・・これだけでも感涙の極みだったのですが……著者陣営はそこから畳み掛けるように強烈なエピソードを追加投入します。
それが屈指の神回=第32R「ごめんね」。
謝罪の意思を固めたサクラローレルさんが椿トレーナーの元に出向くと意外な光景が広がっています。出走辞退を決断したにもかかわらず、なおも日本ダービー用のトレーニングメニューを考え続ける……考え続けてしまう椿トレーナーの姿がそこにはありました。
そして、椿トレーナーから放たれる「ごめんね」の一言…続く台詞に滲む決断への後悔、それに付随する表情、がサクラローレルさんへの想いに満ちていました。
サクラローレルさんはその想いを受け止め、椿トレーナーへの感謝の意と当初予定した謝罪を済ませるのですが……そのシーンの素晴らしさはこのブログ=テキストメディアでは到底出力できません。
どんな言葉を紡いでも敵わないので、素直な感想を記すとしましょう。
レースそのものが描かれなくても、これほどまでに胸を打つエピソードになるとは・・・著者陣の手腕にただただ脱帽です。
結びに

さて、お時間が参りました。
今回は『ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム』第4巻・日本ダービー編の感想をお届けしました。
サクラローレルさんは日本ダービーへの切符を手にしながら、故障で挑戦の機会を失いました。これは歴史に刻まれた事実でもあります……
しかし著者陣営――漫画:保谷伸氏、脚本:文殊咲氏、原作:Cygames――はその事実を、最高のドラマへと昇華してみせて下さいました。
心から称賛と感謝を送りたいと思います。
そして……肝心の日本ダービー本番の描写。
ここではあえて触れません。
なぜなら、それはあなた自身の目で確かめてほしいからです。
観戦者の立場となり、サクラローレルさんと椿トレーナーと共に、その舞台を味わっていただければ幸いです。

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