1999世代を代表するウマ娘——ナリタトップロード・アドマイヤベガ・テイエムオペラオー。RTTTの主演3名の戦績を「同時観測」し、彼女たちの物語に宿る因果を紐解く。

おはようございます。『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化を夢見るフリープレゼンターの🦉あーさんと申します。
今回は戦績観測シリーズ。複数の競走馬・ウマ娘の歩みを一望し、マッチアップの関係性を整理してインプットしようという試みです。
🎯対象はこちらの3名。
- ナリタトップロード
- アドマイヤベガ
- テイエムオペラオー
いわゆる「1999世代」。皐月賞・日本ダービー・菊花賞を三者で分け合った世代であり、アニメ 『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』 の主演3名としても馴染み深いでしょう。
本記事は二部構成。
- 第1部:戦績観測コーナー(3名の戦績を俯瞰できる表を掲載)
- 第2部:観測結果の解説プレゼンコーナー
第2部では筆者の考察をプレゼン形式で展開しますが、第1部だけ見て俯瞰するのもOKです。
そして今回も、当ブログ恒例の「🪞エミュレートプレゼン version湯川学」で味付けしてお届けします。人気ドラマ『ガリレオ』の湯川先生(演:福山雅治)を思い浮かべ、あの響く声を脳内再生していただければ幸いです。
では……観測を始めよう。
戦績観測 1998~2002





🟨でマーキングしている箇所が複数名によるマッチアップが発生したレースとなります。
エミュレートプレゼン START
さて……君たちはこの観測結果を見て、何を感じただろうか。
皐月賞を制したテイエムオペラオー。ダービーを頂きに辿り着いたアドマイヤベガ。そして、菊花賞を戴冠したナリタトップロード。
——これらはすべて「結果」に過ぎない。
結果だけを並べても本質には届かない。
結果には必ず原因がある。原因と結果を結び、断片を線にし、線を面に広げていく。その作業を通して初めて、彼女たちがターフに刻んだ「想いの痕跡」を捉えることができる。
僕はそう考える。
ここからは、僕が観測して得られた3つの断片を紹介しよう。それが、彼女たちの物語を読み解くヒントとなれば幸いだ。
ナリタトップロードがRTTT主人公に選ばれた背景
RTTTはトリプル主人公体制を採用した群像劇だった。その中で「センター」として強調されて描かれたのはナリタトップロードである。
なぜ彼女だったのか・・・。理由は二つある。
第一に、クラシック前哨戦の弥生賞を制した後、三冠で惜敗を重ね、最後に悲願の菊花賞を勝ち取るという「劇的な起承転結」を備えていたこと。
第二に、シニア級以降の戦績。彼女は幾度となくテイエムオペラオーと激突したが、勝つことは一度もなかった。テイエムオペラオーが引退した後もGⅠを獲ることはなく、そのまま引退を迎える。
つまりこうだ。
製作陣はナリタトップロードを最も輝かせられるタイミングを逃さなかった。「光を放つのはこの瞬間しかない」と正確に判断し、主人公として配置したのだ。
劇場版『新時代の扉』に仕込まれたアドマイヤベガへの配慮
今回の観測で僕は初めて知った。アドマイヤベガの最終レースが菊花賞であることを…。
なるほど、腑に落ちた。劇場版で彼女だけ登場が控えめだった理由。当初は不思議に思ったが、史実が答えを提示していたわけだ。
それでも製作陣は、わずかな出番で強烈な印象を残すよう演出した。
「枕にコメントをする」という短いシーンだけで、観客の記憶に刻み込んだ。
短いけれど深く突き刺さる。その存在感は、時に長い登場時間を凌駕する。
この采配に、僕は敬意を抱く。
世紀末覇王伝説を控えた英断
最後にテイエムオペラオーだ。2000年、世紀末を8戦8勝で駆け抜けた。あまりに信じがたい記録だ。
だが製作陣は、その大半を描かない選択をした。劇場版で描写されたのはラストの有馬記念のみ。
なぜか・・・。理由は明快だ。
ドラマとは「起伏」によって成立する。勝ち続ける状況は、数直線上に引かれた一直線のグラフと同じ。美しいが、感情の揺れは生まれにくい。
だから製作陣は、世紀末覇王をチープに見せないために、あえて勝ち続けた過程を省き、ラスボスとしての存在感を一点集中で描いた。
その判断は、科学的に言えば「ノイズを排除し、信号を際立たせる」操作に等しい。
僕はこの英断を支持する。
結に——

ここまで語ったことは、あくまで僕個人の観測結果に過ぎない。
史実の戦績、アニメーションとしての再解釈。それらを結びつけ、製作者の敬意を輪郭化してみた。……だが、観測者が変われば結果も変わる。同じ実験でも初期条件が少し違えば、描かれる軌道は全く異なる。
つまり「正解」など存在しない。あるのは仮説の連鎖。点と点を結び、やがて浮かび上がる形を探る営みこそ、真実に迫る唯一の道だ。
——さて。あなたはどんな🔭観測結果(感想)を描くのだろうか…。
僕のプレゼンは以上。また次の観測でまた会おう。

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