今回はウマ娘シンデレラグレイに出走するウマ娘たちの原点となった名馬たちが駆け抜けた1988年のレースがどれだけコミックスに採用されたのかを振り返っていく記事となります。
該当するコミックスは3〜8巻。
なお、コミックスの時代設定は明言されていません。普通に📱スマホも登場するので1988年でないことは間違いなさそう。
話しを記事のテーマに戻します。コミックス3〜8巻のレースモチーフとなった1988年の中央競馬史を振り返っていき史実に残る110のレースのうち、どれだけがコミックスに採用されたのかをこの記事でまとめていきたいと思います。
なお、今回のリサーチに活用したWebサイトは優駿たちの蹄跡様となります。
この記事では上記サイトの表をアレンジして読みやすく分割&コミックス該当エピソードをプラスした表を載せています。
アレンジしたことで原本に載っていた貴重な情報をある程度オミットしていますので、上記サイトと併せてご覧いただければ嬉しく思います。
それでは前置きはこれくらいにして本編へと進みましょう。
1月5日〜1月31日
まず1月に展開されたレースは上記のようなラインナップ。
コミックスで描写されたレースはないですが、重要キャラクター、白い稲妻⚡️ことタマモクロスの名前が登場していますね。
2月7日〜2月28日
2月もコミックスに該当するレースはなし。
時期的にオグリキャップが中央に移籍準備をしている頃だから、この時期はコミックス化に至っていない模様。
GⅠレースはまだないのですね。
3月6日〜3月27日
ここからようやく我らが主人公オグリキャップの名前が確認できます。
オグリの他にもサクラチヨノオーとタマモクロスの名前も確認できますね。
この時期のレースについてはこちらの記事👉【史実と比較】ウマ娘シンデレラグレイ 第1章:中央編入編 まとめでも詳しく記しています。ネタバレ情報ですのでネタバレ喰らっても大丈夫という方やご興味ある方は気軽にお越しください。
4月3日〜4月29日
4月からはGⅠレースが姿を表しています。
最も速いウマ娘が勝つと言われている皐月賞で勝利を納めたのはヤエノムテキ。コミックスでも幾度となく出走描写がある重要キャラ。
現在刊行されているコミックス17巻までに表紙を飾ったことがないですが、18巻くらいにはその時が訪れそう。それまでは代用画像でご勘弁を。
5月1日〜5月29日
5月もオグリは出走していますが、こちらはコミックスでの描写は無し。全てのレースがコミックスで描写されるわけではないということがわかります。
そして、最高峰のレース:日本ダービーにその名を刻んだのはサクラチヨノオー。ダービーに出走できなかったマルゼンスキーの血統を受け継ぐサクラチヨノオーがダービーで勝利を掴む。この文脈だけでドラマチックすぎるというもの!
下記記事マルゼンスキーが日本ダービーに出走できなかった理由を一読していただくと、サクラチヨノオーが勝利を掴んだ事実に対して凄まじいエモみを感じていただけます。
血統が紡ぐ物語というのは数奇なものであるとしみじみ感じます。
6月5日〜6月26日
コミックスでは日本ダービーと並行して描写されていたニュージーランドトロフィー。
てっきり同日開催かと思っていたのですが、1週間後だった模様。
ということは、日本ダービーを観客としてオグリは見届けていたのかな?
7月3日〜7月31日
7月のレースに名を刻んでいるサッカーボーイ。コミックスにその名は確認できませんが、ディクタストライカがサッカーボーイのことだと思われます。
コミックスで正式なレースに出走する描写は第3〜4巻の🏇日本ダービー、コミックス第8巻の有マ記念。
あまり出番の多い方ではないが、回想シーン等を活用して🏆優勝している描写がちらほら確認でき、かなり強いウマ娘であることが間接的に示されていました。この記事でも彼女の優勝記録は明確に記していく所存です。
8月7日〜8月28日
8月にコミックスに該当するレースはなし。しかし先ほど名が上がったサッカーボーイの優勝記録が確認できます。7月に続き勝っているというのは凄まじい限り。
9月4日〜9月25日
9月は特にコミックス該当レースはなし。
10月9日〜10月30日
10月はスーパーGⅡと評される毎日王冠。そして宿命のライバルと言えるタマモクロスとの激闘が繰り広げられた天皇賞・秋がコミックスに採用されていますね。
コミックスでの描写はないが、ヤエノムテキが優勝している京都新聞杯にも注目したいところ。
11月6日〜11月27日
11月はのちに永世三強と呼ばれるウマ娘の1人スーパークリークの名前が初登場。このレースを機にスーパークリークはスターダムに駆け上がっていきます。
もう一名見逃せない名前が登場。国際試合となるジャパンカップに名が刻まれているペイザバトラー。コミックスにその名は登場しませんが、オベイユアマスターのことですね。米国出身ですので日本のレースに名を刻むことはほぼないですが、コミックスで披露されたその実力と執念は一生忘れることのできない異質なものでした。
12月4日〜12月25日
12月にもヤエノムテキの名が刻まれています。コミックスでは負けている印象強いのですが、史実を紐解いていくと優勝回数豊富ということがよくわかります。
そして有マ記念。タマモクロスの引退試合となったこのレースで、彼女にリベンジを果たしたオグリキャップ。一度破れた相手への最初で最後のリベンジの機会を見事掴み取ったという嘘みたいな物語ですが、これが事実なのが凄い!
最後に
いかがだったでしょうか?
今回はウマ娘シンデレラグレイ3〜8巻のレースモチーフとなった1988年の中央競馬史を振り返ってみました。
こうしてまとめてみるとかなりのレースが選ばれずに終わってしまっていることがわかります。何らかの形でメディア化に至って欲しいと思ってしまいます。
最後にコミックスに採用されたレースを厳選していきましょう。
まとめ
上半期は上記のような内容。
下半期は上記のような内容。
総レース数110から厳選して選び抜かれた13のレース。これだけ選択肢がある中から厳選しエンタメに昇華させている著者チームの手腕には恐れ入ります。
今回は以上となります。お時間いただきありがとうございました。
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