夢を諦めなかった頑固な零細牧場経営者がいた。馬のことはわからないが有馬を目指す一人の男がいた。二人の男が出会う時、“希望”の物語が幕を開ける。夢を追いかけるのに遅すぎるなんてことはない!

おはようございます。「フィルム&プレゼンテーション」へようこそ。『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化を夢見るフリープレゼンターの🦉あーさんと申します。
2025年秋クール日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』第3話「庭先取引」を視聴しました。
面白い!面白すぎる❗️なんてドラマを見せてくれるんだっ‼️———と、製作陣に文句?を伝えたくなる作品です。今回のエピソードはやはりクライマックスの取引成立シークエンスですね!ここが…まぁすごい!カタルシスの生み出し方が桁違いに巧みで、1話の中に必要な🧩ピースが満遍なく配置され、最後にそれらがぴたりと嵌合し合う感覚と言いますでしょうか。このクライマックスを狙って描いた製作陣は化け物ですよ❗️
少々抽象的な感想を述べましたが、具体的なことは本編にてプレゼンしますのでご安心ください。

しかし、ただのプレゼンでは味気ない。日曜劇場ということで当ブログ恒例のエミュレートプレゼンversion半沢直樹で参りましょう。是非、堺雅人さんのお声をイメージしてお楽しみください。
エミュレートプレゼンSTART
あなたの夢はなんですか?
この質問に即答できる大人=社会人はごく僅かでしょう。
日々の労働に追われ、その日その日を過ごすことで精一杯の人。特に目的などなく毎日を楽しく過ごすことができればそれで良いと考える人。夢を持っているけれど語ることに抵抗がある人———などなど、様々な理由・理屈を武装している方がこの国……いいやこの世界には大勢いる。別にそれは悪いことではないので安心してくださって結構。
だが!
同時にこうも思う。大人だって夢を持っても良い———と。『ザ・ロイヤルファミリー』第3話を視聴して私は強くそう感じました。
ビジネスの世界に生きることの重み

ビジネスの世界とは、理想だけでは立っていられない。損得、駆け引き、裏切り。そこに人の夢など入り込む余地はない——そう思わされるほどに、残酷さで成立しているのがビジネスという戦場だ。
第3話「庭先取引」でもこの事実を痛感させられた。跡取りもなく、大手一強の情勢に抗う術を持たない林田牧場は廃業へと追い込まれ、個人経営の零細牧場が辿り着く運命を強く視聴者に刻みつけた。大手の一人勝ち状況を迎える2010年代の業界勢力図。零細企業には向かい風が吹き荒れ、細々とその日を凌ぐことが最善手と目される。ビジネスの世界は弱肉強食。利益こそ至上であり最優先事項。夢を追い求めるような弱きものは淘汰され排除されていく。それが自然の摂理であり、定めなのかもしれない。
だが!
ビジネスがそんな単純な世界でないと、宣言するような第3話でもあった。人間が豊かに営むために生み出したシステムである以上、そこには不完全さ——という美しさが確かに存在する。
強きものだけが生き残るのではない。強くなくても運と縁を手繰り寄せることができた者にだって生き残る権利がある!
山王耕造と野崎剛史————この2人の出会いがビジネスの世界に確実に存在する摩訶不思議を我々に強く、そしてドラマチックに教えてくれた。
夢を語る老人にしか出せない味がある

年老いた二人の男がいる。その男同士が夢を託し合うクライマックス。
これを涙無くしてみられただろうか?
私には不可能だった。
夢を抱く……———幼い頃ならば誰でもできたこの行為が大人になるつれて出来なくなることはままある。学生人生に区切りをつけ、社会人として旅立つと望まずとも多くの枷を背負い込むこととなり、自分の人生はもちろん、家族を持てば家庭を支える責任が、経営者となれば社員を養う重圧が問われ続けていく。
その枷の重さを言い訳に人は“夢”との接点を自ら放棄してしまう。私もその例外でなかった。
だからこそ、彼らのようにどれほど歳を重ねようとも“夢”を語る姿勢を持つ人物に出会えたことに感動を抱いてしまう。
彼らを見ていると、何歳からでも夢を抱いて良いと思える。いくらでも夢を追いかけて良い、叶えて良いと背中を押されるような感覚が湧いてくる。
ビジネスの荒波に揉まれ背負い込むのは枷だけではない

この夢を語るシークエンスにおいて重要なのは、仕事を積み重ねる過程で得たのはネガティブなものだけではなかったということ。時代の潮流に揉まれ、個人経営の零細牧場は崖ぎわまで追い詰められている。確かにこれは揺るがない事実だ。
だが、その追い込まれる過程で繋がってきた仲間からの“想い”が配当され続けたのもまた事実なんだ!
だからこそ、野崎剛史は勝利という夢を忘れることなかった。
辛く厳しい時代を生きてきたプロセスにも確かな意味があったと彼は教えてくれた。
《視線を合わせる》佐藤浩一さんの名演

最後にクライマックスシーンにおいて、私がどうしても語らねばならないと感じたポイントを一点取り上げたい。
それは取引成立の一声を発する重要な局面の直前、山王耕造が椅子から降りて地べたに腰を下ろすシーンだ。これまでの彼は上から目線の高圧的な姿勢がデフォルトであった。馬に対して笑顔を見せるなど単純な人物造形でないことは確かなのだが、礼儀を弁えていないという印象は拭えない男。
そんな男が、自らの意思で相手と視線を合わせるアクションを起こした。
これが監督からの演出だったのか、それとも役者発の代物なのか定かだが、このクライマックスシーンを至上のものに仕上げた重要なマスターピースであったと私は考える。
結に

如何だったでしょうか?
この記事では日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』第3話「庭先取引」の感想をプレゼンさせていただきました。
夢を語る力は、老いではなく“経験という資本”から生まれる———一言でまとめるとこの言葉に帰結するのかもしれません。
最後に筆者の夢について、少しだけ触れることをお許しください。ここまで夢について語っておいて、記事主が夢無しではどうにもまとまりが悪いので。
現在筆者が抱いている夢は2つ。冒頭で記述している=『ウマ娘シンデレラグレイ』🎞️映画化 そして……
筆者の夢〜もう一度逢いたい名馬がいる〜
私のもう一つの夢、それはもう一度ディープインパクトに会うこと。彼がもう亡くなっていることは承知の上だが、方法が残されている———と私は考える。詳細は別記事にて語っているので、興味ある方はお越しください。
締めに一言!私からは仕事に生きる社会人こそ夢を持った方が良いと、一言締めの言葉を贈らせていただく。年齢も性別も立場も経歴も何一つ関係ない。望む意思に従え!
以上❗️

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